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私の名前は森楓。
自他ともに認める、比類なき天才少女なのだ、ふふん♪
でも、私なんかよりずっと天才な少年がいる。
湶律。
彼は、正真正銘天才肌の変わり者少年だ。
……顔?
この私が、初対面でちょっと、ほんのちょっとだけだけだけど、不覚にも見とれたくらいには良い。
でも、さっきも言ったとおり、彼は非常に変わってる。
天然……とも、なんか違う気がする。
ちょっとどころじゃなく私をおちょくってくるし、性格はお世辞にもいいとは言えない。
上っ面を取り繕うことだけは上手いみたいで、周りは私とは全く違う評価をしてるけど。
「私と同率一位だった湶律って人、今すぐその面を拝ませなさい!」
これは、私と彼の人生をかけた戦いが開幕した場所、秋桜学園での類まれなる激戦を描いた物語。
たぶん。
――はい、違います、違いますよ?
激戦だなんて、それは完全なる、完璧なる間違いです。
この物語は、楓と律の甘酸っぱい恋模様を描いた学園ラブコメですっ!
なので、勘違い、しないでくださいね……?
文字数 3,557
最終更新日 2024.12.22
登録日 2024.12.17
5年前、神領舞白はフィギュアスケート一筋に生きることを決意した。
欧州から日本に一時帰国した彼女は、町中で思いがけない人物に出会う。
彼、蓮見日向は舞白の幼馴染で、そして……。
家族に顔を見せるだけのつもりだった一時帰国は、二人にとって思わぬ急展開につながるのだった――。
◇◇◇◇◇
ずっと前に諦めていた、あなたへの想い。
この手に……私に幸せを抱かせて。
◇◇◇◇◇
僕は、君の瞳に嘘をつけない。
今、一瞬、時が止まった――。
文字数 3,803
最終更新日 2024.12.21
登録日 2024.12.18
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