月森優月

月森優月

12歳から小説を書き始めておりました。 不登校、虐待、精神疾患、ヤングアダルト、女子特有の空気感、青春、いじめ、時々ホラーも書きつつ、新しいジャンルにも挑戦していきたいと思っております。
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現代文学 完結 短編
夏になるたび、私は大切なものを失ってきた。 友達、恋人、そして——親友の命。 電車のホームで起きた、あまりにも突然の悲劇。 それから私は壊れていった。 声が聞こえる。誰かが囁く。 「お前が死ねばよかったのに」 と。 真里亜の香りと、声と、記憶が、私を締めつけて離さない。 もう何も失うものなんてないと思っていた。 なのに、最後に残っていた“たったひとつ”すら——私は。 これは、ひとりの少女が夏の終わりに失った「すべて」と、「戻らないもの」の物語。
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小説 197,982 位 / 197,982件 現代文学 8,507 位 / 8,507件
文字数 7,308 最終更新日 2025.03.27 登録日 2025.03.27
 藤原美羽は進学校に通う高校一年生。今まで「優等生」としてそつなく何でもこなしてきたが、高校に入ってから色々なことが上手くいかなくなり、パニック障害と適応障害を発症してしまう。「普通」を必死に装いながらも、段々彼女のおかしさに気付くクラスメイトが増えていく。  ある日電車の中で発作を起こし、動けなくなってしまった美羽を助けたのは、通信制高校に通う少年、柏木悠真だった。彼は自由な校風の中自分のペースで生きていることを知る。  そして彼にも、普通に生きられないハンデを密かに抱えていた。  悠真の言葉や存在が、少しずつ美羽を変えていく。 「壊れたままでも、生きていけるのかもしれない」 そう思えるようになったとき、美羽は初めて自分の本当の気持ちを伝えたいと思うようになった。 これは、「普通」になれなかった二人が、壊れたままでも共に歩んでいく物語。
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文字数 20,543 最終更新日 2025.03.19 登録日 2025.02.01
新しい年を迎えるはずだった娘・サナは、大晦日の夜に突然亡くなった。 母・はるひとその夫は、幸せの絶頂から奈落の底に突き落とされる。 はるひは、愛する我が子を守れなかった罪悪感に苛まれ、悲しみに暮れる。 夫は必死にはるひを支えるが、はるひは止まった時間の中でサナの遺品を抱き苦しみ続ける。 季節が巡っても時は動かず、クリスマスもお正月も消えたままの家。 サナの一周忌を迎えた大晦日、はるひはサナの遺品を整理しようと決めた――。
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文字数 4,447 最終更新日 2025.03.11 登録日 2025.03.11
主人公の朋希は、中学二年生の夜に母親の行動によって『心を殺された』。その夜から朋希の心は無になり、ただ生きているだけの日々を送ってきた。しかしそれも上手くいかなくなり、精神科とカウンセリングに通うようになる。カウンセラーに母親がしてきたことを『虐待』だと気付かされたとき、無になっていた心が少しずつ氷解していく。
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文字数 4,186 最終更新日 2025.03.11 登録日 2025.03.11
職場のストレスで精神的に追い詰められていた主人公は、ある朝、電車に乗れなくなる。ふと入り込んだ路地で、偶然見かけたカウンセリングルームに立ち寄る。カウンセラーは突然の来訪を拒まず、主人公の心に寄り添う。 「私には……誰もいないんです。このままひとりで死んでいくしかないんです……」 そう語り涙をこぼす、主人公の心に降り積もる雨を、カウンセラーは晴らせることが出来るのか。 主人公の絶望がカウンセラーによって少しだけ世界が開かれる、静かな再生の物語。
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文字数 5,107 最終更新日 2025.03.11 登録日 2025.03.11
孤独を抱え、学校の屋上から飛び降りようとする少女。そこに一羽の青いインコが現れる。その姿に中学時代の友達が脳裏に蘇る。彼女の言葉「生きて」という言葉と共に。 家で待っている家族、温かなオムライスの香り……当たり前の日常が静かに少女を引き止める。 少女が踏み出した一歩は、死への一歩か、生への一歩か。彼女の選択がもたらすものとは。
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文字数 3,936 最終更新日 2025.01.27 登録日 2025.01.27
私は無関心な母に育てられ、満たされることのない人生を送ってきた。夫に愛情を向けられても私は愛に飢え続けていた。母の突然の死を受け、私は母を赦さないと決めた。それはひとつの終わりであり、始まりでもある私の物語。
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小説 16,394 位 / 197,982件 現代文学 135 位 / 8,507件
文字数 2,644 最終更新日 2025.01.24 登録日 2025.01.24
何も聞こえない。私の世界から音が消えた。 その理由が精神的なものだなんて、認めたくなかった。 「生きてる意味ってあるのかな」 心の中で声が聞こえる。それは本当に私の声なのだろうか。 心の奥に眠る、かすかな命の音。 その音に気付いた時、私の世界は少しずつ動き出す。 これは、何も聞こえない世界で足掻く少女の再生の物語。
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小説 197,982 位 / 197,982件 現代文学 8,507 位 / 8,507件
文字数 3,925 最終更新日 2025.01.22 登録日 2025.01.22
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