弟は七歳の時に南米で誘拐され、十六歳の時にはアメリカで銃乱射事件に巻き込まれるという不幸な男だった。
そのため、両親の愛情を一身に得ているように僕は思っていた。
それでも女性恐怖症という不幸な境遇だから仕方がないと自分を納得させていたが、弟は好きになった女と結婚するという。
僕は弟の幸せを壊してやろうと、二人が住むマンションに向かった。
「嘘がバレると別れが待っている」の章の兄が主人公です。
拗らせた主人公の一人称ですので、タイトルも含め悪意あるように書いておりますが、本当は弟のことや義妹になる女性のことが心配な優しい兄です。ただ素直に認めようとしません。
R18表現があります。18歳未満の方の閲覧はお控えください。
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文字数 22,945
最終更新日 2023.08.22
登録日 2018.03.23
伯爵家の一人娘エルナは第三王子の婚約者だったが、王子の病気療養を理由に婚約解消となった。そして、次の婚約者に選ばれたのは公爵家長男のリクハルド。何人もの女性を誑かせ弄び、ぼろ布のように捨てた女性の一人に背中を刺され殺されそうになった。そんな醜聞にまみれた男だった。
エルナが最も軽蔑する男。それでも、夫となったリクハルドを妻として支えていく決意をしたエルナだったが。
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文字数 30,110
最終更新日 2023.08.21
登録日 2022.11.13
ハイスペックな美女と義理の兄を結婚させて、失恋に落ち込む男性を慰めて攻略するという、かなり微妙な設定の乙女ゲームの聖女に転生してしまったライザ。そのゲームは当然人気がなく続編も作られることはなかったが、ライザは前世でゲームヒロインの義兄のことが大好きでで何度もプレイしていた。
憧れの男性に出会って浮かれはするが、それでも仕事を頑張るライザ。何も知らないゲームヒロインと、かなり卑屈な義理の兄である最強騎士。そんな三人のじれじれ恋愛模様。
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文字数 81,844
最終更新日 2022.03.12
登録日 2022.02.08
王太子のために公爵令嬢を篭絡せよと兄に命じられた若き英雄は、任務としてエリーサに近づいた。しかし、いつしか本気で惚れてしまい、罪悪感に苦しむことになる。
7話くらい。20000文字未満の短めの予定です。
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文字数 19,981
最終更新日 2021.08.17
登録日 2021.08.06
六年前に一人の騎士の将来を壊してしまったマノンは、辺境伯領のボンネフェルト騎士団独身寮で働くことになった。そこで、因縁の騎士ラルスと出会ってしまい、罪の意識と彼への想いにマノンは苦しむことになる。
「獣化の呪いを受けた騎士があまりにも可愛すぎる件」のスピンオフですが単体でも楽しんでいただけると思います。
小説になろうさんにも投稿しています。
文字数 16,293
最終更新日 2021.07.11
登録日 2021.05.30
子爵家から伯爵家へ嫁いだトリニダードは、きつい性格の姑と無関心の夫のせいで居場所を見つけられずにいた。子どもができれば境遇も変わるかもしれないと耐えていたが、ある日、父が冤罪を着せられ、彼女は婚家から追い出されてしまう。
恋人に嵌められた妹は自ら死を選び、平民となり気落ちした両親は一年も経たずに相次いで病死してしまった。弟は領地で行方不明になっている。
こうして全てを失ったトリニダードは髪を染め名を変え、妹を嵌めた男への復讐を誓う。
「婚約者に裏切られた私が幸せになってもいいのですか?」のリカルダの侍女トニアの物語です。
文字数 2,408
最終更新日 2021.03.14
登録日 2021.03.13
設楽映美は人の心の声が聞こえてしまう能力を持って生まれてしまった。同じ能力を持つ彼女の母親のお陰で、その能力を打ち消す力を持つ人物の傍で育つことができ、母と違い平穏な少女時代を過ごせた。そんな映美は、その幼馴染を手に入れなければ、この先の幸せはないと思い、何とかアタックするが、無駄に高スペックなために、中々上手くいかない。
文字数 10,455
最終更新日 2021.01.02
登録日 2020.06.21
三年前の飢饉のとき、妻を理不尽に殺され理性を手放し暴れ回る父を止めようとした鬼のユウゴは、死闘の末に勝利を収めることができたが、二本の角を折られてしまった。
父親を殺した記憶はユウゴの心を苛み、積極的に生きる気力を失わせていた。
惰性で生きて放浪しているユウゴは、腹を空かせて倒れてしまう。このまま餓死してもいいかと思っていたユウゴを一人の女が助けた。
江戸時代風を舞台にした和風ハードボイルドファンタジー。
「最強の鬼と不幸で平凡な娘」の凄腕医師ショウタ先生の先祖の話ですが、これ単体で楽しんでいただけると思います。
小説家になろうさんにも投稿しております。
文字数 15,804
最終更新日 2020.12.13
登録日 2020.12.13
以前投稿しました「牢で死ぬはずだった公爵令嬢」のIF話となります。
ディルクはこちらの方が格好良いかもしれません。
短いめで完結する予定です。
小説家になろうさんにも投稿しています。
文字数 16,089
最終更新日 2020.12.11
登録日 2020.12.07
婚約者の王太子に裏切られ、彼の恋人の策略によって見ず知らずの男に誘拐されたリカルダは、修道院で一生を終えようと思っていた。
だが、父親である公爵はそれを許さず新しい結婚相手を見つけてくる。その男は子爵の次男で容姿も平凡だが、公爵が認めるくらいに有能であった。しかし、四年前婚約者に裏切られた彼は女性嫌いだと公言している。
仕事はできるが女性に全く慣れておらず、自分より更に傷ついているであろう若く美しい妻をどう扱えばいいのか戸惑うばかりの文官と、幸せを諦めているが貴族の義務として夫の子を産みたい若奥様の物語。
小説家になろうさんにも投稿しています。
文字数 25,313
最終更新日 2020.11.03
登録日 2020.10.27
聖女であるシルヴィは魔王討伐の褒賞として勇者の妻になることを義務づけられていた。しかし、勇者のはずのタクは愛のない結婚を拒否する。
聖女のしきたりを守りたいシルヴィと、相愛での結婚を望むタク。そんな二人の物語。
小説家になろうさんにも投稿しています。
文字数 9,622
最終更新日 2020.09.04
登録日 2020.08.28
結婚間近で幸せだと思っていた私は、婚約者に裏切られていたらしい。
私は婚約を解消することにした。
主に男性視点となります。
小説家になろうさんにも投稿しております。
文字数 37,395
最終更新日 2020.02.22
登録日 2020.02.11
ルシアは八歳の時に聖なる力があるとわかり、辺境の村から王都の神殿に聖乙女として連れて来られた。
それから十六年、ひたすらこの国のために祈り続ける日々を送っていたが、ようやく力も衰えてきてお役御免となった。
長年聖乙女として務めたルシアに、多額の金品とともに、結婚相手を褒賞として与えられることになった。
望む相手を問われたルシアは、何ものにも囚われることなく自由に大空を舞う竜騎士を望んだ。
しかし、この国には十二人の竜騎士しかおらず、その中でも独身は史上最年少で竜騎士となった弱冠二十歳のカイオだけだった。
歴代最長の期間聖乙女を務めた二十四歳の女性と、彼女より四歳年下の誇り高い竜騎士の物語。
三島 至様主催の『聖夜の騎士企画』に参加させていただきます。
本編完結済みです。
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文字数 111,311
最終更新日 2019.02.20
登録日 2018.12.01
バレンタインデーを控えたある日、ショッピングモールに特設された恋愛成就の神社で、面食いの望は美形の彼氏ができることを神に願った。
その帰り道、川の土手を歩いていると、何かにつまずいてしまう。
望が足元を見てみると、そこには望の想像を遥かに凌駕するほどの超絶な美形男性が倒れていた。
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文字数 8,534
最終更新日 2019.02.06
登録日 2019.02.04
性的表現があります。
18歳未満の方は、閲覧をご遠慮ください。
「聖なる乙女は竜騎士を選んだ」のケンカップルの二人です。
あまりに清く正しく生きてきたルシア。そんな彼女に翻弄されるカイオを楽しんでいただければ嬉しいです。
文字数 10,487
最終更新日 2019.01.13
登録日 2017.07.16