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『創造魔法』という魔力で物質を創り出す不思議な能力を持つ冒険者ビルマ・マルクレイド。
ビルマはある日、在籍していたS級冒険者クラン『灰狼勇華団』の面々から「足手まとい」だからと追放されてしまう。
駆け出し冒険者の頃は、冒険に役立つ回復薬や強壮薬を創造してくれるビルマの存在を有り難がっていた彼らだったが、いざS級冒険者クランにもなるとそんなものは必要ない。むしろ創造魔法しか使えないビルマは、邪魔で無能な存在でしかなかった。
追放され途方に暮れるビルマであったが、敵の立場だった魔王にその才能を見込まれ、とある島に国を創って欲しいと頼まれる。戦うことに嫌気が差した魔王は、争いのない楽園を求めていたのだ。その適任に選ばれたのがビルマであった。
楽しそうだし、なにより必要とされていることに喜びを覚えたビルマは、忙しいという魔王に代わり、魔王の家臣たちと共に楽園の創造することに──3年後、島には立派な国が出来上がっていた。
そんな折、島に冒険者たちが攻めてくる。その中には、かつての仲間『灰狼勇華団』の面々も含まれていた。また、魔王の裏切りが発覚する。
ゴミどもと仲間を貶され、またせっかく創った楽園を侵略しようとする冒険者たち。もうなにも奪われたくないビルマが決意したとき、ビルマの創造した魔装神器『深淵ノ理』に秘められたエクストラスキル『叛逆ノ翼』が発動──最強の力を覚醒させ、冒険者たちを完膚なきまでに撃退。新たな魔王として君臨することとなる。
最強の魔王に覚醒したビルマは、世界へ創造の力を轟かせていく──
文字数 208,789
最終更新日 2021.03.14
登録日 2021.02.10
──【死んでみて分かったけど、普通に生きてるってことが、一番幸せなんだと思うよ。】
ある日、普通のサラリーマン・五代雄介の自宅マンションに姿を見せるようになったのは、女子幽霊・森川夏子だった。
「せめてズボンくらい履け! 毎日毎日、パンツのままウロウロしやがって! 誘ってんのかコラ」
「え、私のこと、見えるんですか?」
なぜか幽霊である夏子が見える五代。なし崩し的に始まる共同生活。
「てかさぁ、お前なんで死んだの?」
「え? 普通に交通事故だけど。しかも私の不注意」
「堂々と言うな」
特に幽霊となった深い事情も謎もない女幽霊とサラリーマンの当たり前なことが幸せだと思える日常ラブコメディ。
文字数 10,798
最終更新日 2021.02.17
登録日 2021.02.14
信じていた焼き鳥屋のオーナーに金を騙し取られ、途方に暮れていた綾野透の前に現れたのは、「なんでも屋」を名乗る無気味なハンサム・西京無敵(さいきょうむてき)であった。
「なんでも承ります。殺人でも、構いませんよ」
西京に胡散臭さを感じながらも、綾野は西京と共に「なんでも屋」の事務所へ行くことになるのだが……。
文字数 78,666
最終更新日 2021.02.16
登録日 2020.08.23
困っている人を放っておけない性格の女子高生・如月結衣はある日、酔っ払いに絡まれている和服姿の美容師・黄昏ほだかを助ける。
ほだかは助けてもらったお礼に、伸びきった結衣の髪を切ってくれるというが……結衣は髪に対して、とある特殊な事情を抱えていた。
「ほだかさん……先にお伝えしておきます。わたしの髪は、呪われているんです」
文字数 135,642
最終更新日 2021.01.22
登録日 2020.12.22
カリスマ美容師だった桐生龍之介は、確執のあった母親の死をキッカケに美容師を引退。実家のある北鎌倉でニート生活を送っていた。
姉の打診もあり、龍之介は脱ニートを決意。まずは伸び切った髪をどうにかしようと、北鎌倉台商店街にある美容室「神結い」へ。
そして、「神結い」の受付けである大妖怪「玉藻」から聞かさせる驚愕の真実。
その美容室は、現世でひっそり暮らすあやかしの髪を切る摩訶不思議な美容室だった。
ひょんなことからあやかしの髪を切るハサミ「神切鋏」を受け取った龍之介は、再び美容師となりあやかしたちの髪を切っていくことになるのだが……。
文字数 117,316
最終更新日 2020.07.23
登録日 2020.07.05
終末歴と呼ばれたとある時代。
深い深い地下迷宮の底に、一体のゴブリンがいましたーー名をキング。
これは、彼がゴブリンキングとなるまでの冒険譚。
文字数 151,469
最終更新日 2018.11.09
登録日 2018.10.19
男子校に通っていた[四ノ宮]こと俺はある日、トラックに跳ねられて死んだ。死んだ後、俺は女神メルヘムに[冒険者]となることを言い付けられ異世転生を果たした…そこまではいい。問題はその後だった。
「何で俺の体が女体化してるわけ?」
俺は何故か女体化を果たし、しかも紅竜紋章という伝説の異世界転生者で…
やる事は1つ!女神との交信に必要な金を用意して、真相を聞く!そして男に戻してもらう、ただそれだけだ!
文字数 136,247
最終更新日 2018.07.04
登録日 2016.11.27
かつての私が今の私を見たら、どう思うだろうか?始め私がこのモンスターファーム(ひまわり牧場)にやってきたのは、16歳の初春の頃であった。あれから一年、私はひまわり牧場での仕事にも慣れ、今日もまた元気に野原を駆け回るゴブリン達を眺めていた。そんな私の前に現れたのは新人訓練生のウボー。何でも、上級テイマーである私に憧れてやってきたという。嫌々ではあったが彼女を助手として迎い入れ、その日、パートナーモンスターである白竜フルートの背に跨り希少なモンスターの多数生息するミシラス湖に向かうが、そこは異常な進化を遂げた特異個体モンスターの脅威に晒されていた。何とか特異個体を見つけ出すが……
文字数 86,813
最終更新日 2017.06.16
登録日 2017.05.13
言って、私はただのハンターでした。ハンターとはモンスターを狩る為だけに存在ですね。何分ハンターですから、森なり山へモンスターを駆逐しに出掛けるわけです。
それはいいとして、何でも最近モンスターが大量発生しているようです。その影響で村人は大変困っているようなのです。
ですから、私はハンターとしてモンスターの駆逐に向かいますが……東海道終末都市線を辿って来たという謎のイケメン『ベルウルフ』が現れてから、自体は急変していくのでした。
文字数 73,117
最終更新日 2017.05.09
登録日 2017.04.04
とある剣と魔法が生業とする世界で、超絶なる才能『神器召喚術』を持ちながらひた隠しに生きる青年がいた。名をバンキス=トール、どこにでいる普通の村に住む青年だったバンキスとはある日を境に、『神器召喚術』で召喚した天下無双の魔槍、グングニルを自由自在には操れるようになっていた。
ただバンキスは魔槍グングニルの力で世界のパワーバランスを崩してしまうことをとにかく恐れていた。その為、自身の力を悪用することはせず、むしろ自分の為だけに活用しようとは冒険者として旅へ出る。
こうして始まったバンキスの旅ではあるが…旅の途中、何を思ってかバンキスはグングニルを召喚、グングニルの性能について再度確認を図るという血迷った行動を犯してしまうのだが…
それが全ての過ちの始まりだった。
文字数 142,450
最終更新日 2017.03.23
登録日 2017.01.22
迷宮ダンジョン[ダイスボード]、そのダンジョンがいつから存在し、誰が何の為に造ったのかは、今日(こんにち)に於いても明かされてはいない。
ただ昔からその場所にあり、財宝の眠る宝の山とだけは、冒険者にとって周知の事実であった。
故に星の数程いるとされる冒険者達とは、まだ見ぬ財宝を追い求め、また一人、また一人ダンジョンへと入っていく。
そんな冒険者の中には、少女ヒポクリフトを含まれており、ヒポクリフトはダンジョンに入って早々にも命を落としかける。
そんな時、かの者ーー獣顔の戦士は現れた。
『地下ダンジョンには、冒険者にも魔物にも似つかない”ウルフマン(魔獣の男)”と呼ばれる者が存在する。』
これは冒険者ヒポクリフトと、ウルフマン(魔獣の男)ガンスレイブの数奇に満ちた冒険記録である~
文字数 106,517
最終更新日 2017.03.07
登録日 2017.02.14
俺の名前はスバル!今年17歳になる高校生だ!
ある日、幼馴染のタケヒコとヒナコと一緒に下校していると、銀行強盗の乗った車に轢かれ、死んじまった!!
そして、何故か俺の前に女神は現れた!
どうやらこれが異世界転生ってやつらしい!
よし、頑張るぞ俺!!
文字数 22,885
最終更新日 2017.02.24
登録日 2017.02.15
[あらすじ]
旅の途中、とある王国に立ち寄った時のこと。冒険者であった[ルイード=クロックス]は不法入国者の濡れ衣を着せられ牢屋にぶち込まれていた。
そんなルイードに下された命令、それは笑わなくなった王子様を笑顔にして欲しいという無茶苦茶な命令だった。何でも王子様はある事件をきっかけに一切笑わなくなり、いつも鉄の仮面を被っては素顔を隠しているという。
…そんなこと知るかよと思っていたルイードだが、一ヶ月以内に王子様を笑わせる事ができなかった場合ルイードは死刑となるらしい。
そんな酷い話ある?それがあったんだよ、ここに…
果たしてルイードは王子様を笑わせる事が出来るのか?
仮面王子は笑わない - 私に下された命令、それは笑わなくなった王子様を笑顔にして欲しいという無茶苦茶な命令だった…
文字数 99,599
最終更新日 2017.02.03
登録日 2017.01.18
ある日、僕の住んでいた国は破壊された。
破壊された国の名を[ルスタチア王国]
そして僕こと [デイトナ・カースト]はその国の王子であった。
事の発端はその一ヶ月前、
魔族率いる破壊活動集団『ゾロマンティス』
と
魔族以外の種族からなる連合軍『アークスター』
の
熾烈な争いが我が[ルスタチア領土]までをも
巻き込み始めたのが
全ての始まりだった。
そしてついに、[ルスタチア王国]は戦場となった。
たくさんの人が死んだ。
僕の兄弟達、また父や母もまでもが
戦争の犠牲となり、
その命を燃やしてしまった。
辛うじて逃げ延びることが出来た僕は、
国外へと脱出を図る事に成功。
あれから50年経った。
すっかり老けた僕に、かつての面影はない。
だけど、変わらないものが一つだけある。
それは復讐心ーーあの日味わった屈辱を
僕は忘れていない。
そうして50年、遂に復讐を果たす時が来た。
僕の考えた最強のドラゴン
『煉獄に墜えし、復讐の黒竜』
”アヴァロン”
に跨がって
僕は過去へと遡るーー
あの日滅びた小国の無念を晴らすべく、
僕の復讐劇は始まる。
さぁ、行こうーーアヴァロン
殺戮の始まりだ。
文字数 92,495
最終更新日 2016.12.09
登録日 2016.10.22
目覚めると、そこは見たこともない世界だった。そこは亜人や戦士が闊歩する異様な光景、俗にいう異世界というやつらしい。
何の事やらと戸惑っている最中にも、俺の前に『アンヘル』と名乗る謎のピエロ野郎が現れた。そして渡されたデスゲームについての説明書。
【ようこそ、幻の異世界ベルハイムへ!これを読んでいる貴方は新しい人生の第一歩を踏み出しました】
【この世界は未だかつて貴方が見たことも聞いたこともない不思議がたくさんあることでしょう。もちろん新しい出会いもあれば、等しく別れもあることでしょう。それは時に辛い体験になることやもしれません…】
【ただ安心して下さい!すぐ慣れます!それに大方の人はそんな人並みの感情すら持ち合わせていないと思います!そうなんです、そんなありふれた人間のような事象はむしろどうでも良いのです!】
【デスゲーム!貴方達に必要な知識と経験はそこにだけ向けられていれば何ら問題はありません!デスゲームこそ正義、デスゲームこそ人生。貴方は今からそんなデスゲームの参加者の一人として、一人でも多く殺さなければなりません!】
【敗北は許されない。敗北は死を意味する。もともと死んだ筈の貴方がこのベルハイムに転生されたとして、この世界の後にもまた違う世界が待っていたとして…詳しくは言えませんが、その世界は貴方に永劫の苦痛を与えることでしょう。その世界に行って、まず逃れる術はありません】
【だからこそ、その世界から逃れる術があるとすればまず第一にこの世界に留まり続けること、そしてデスゲーム最後の生き残りとなって元の世界へと帰還する権利を勝ち取ること、その二つだけです。悔いのない第二の人生を、私アンヘルは強く願います…】
要は異世界でデスゲームに参加して殺して生き残れってことらしい。
いやいや話無茶苦茶過ぎて理解が追いつかねぇ。
しかも俺はデスゲームのダークホース的存在、敵能力の略奪と破壊を兼ね備えた「joker-ジョーカー」という役者-プレイヤーとして召喚されたらしい。
他には【knight__騎士】、【The Guardian__守護者】【witch__魔法師_】、【bishop__聖職者】、【queen__クイーン】、【king__キング】、【ace__エース】の七つの役者_プレイヤー達、そして俺を含めた8人の役者-プレイヤー達によるデスゲームは始まる。
マジで意味が分かんねぇ…分かんねーけど、折角巡って来た第二の人生。 生前はどロクな人生じゃなかったからな、転生先ぐらいちゃんと生きないと俺は俺を許せねぇよ…
だったらやる事は一つ、デスゲーム参加者を殺して殺して殺しまくって生き残る!何が何でも生き抜いてやる!
「俺は異世界ベルハイムで、第二の人生を送る!」
文字数 209,063
最終更新日 2016.11.27
登録日 2016.08.24
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