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あらすじ
俵理人《たわらりひと》34歳、職業は秘書室長兼社長秘書。
女は扱いやすく、身体の相性が良ければいい。
結婚なんて冗談じゃない。
そう思っていたのに。
勘違いストーカー女から逃げるように引っ越したマンションで理人が再会したのは、過去に激しく叱責された女。
年上で子持ちのデキる女なんて面倒くさいばかりなのに、つい関わらずにはいられない。
そして、互いの利害の一致のため、偽装恋人関係となる。
必要な時だけ恋人を演じればいい。
それだけのはずが……。
「偽装でも、恋人だろ?」
彼女の甘い香りに惹き寄せられて、抗えない――。
文字数 225,054
最終更新日 2024.01.27
登録日 2023.07.26
夫と子供に捨てられて、元カレに拾われた――――。
夫が不倫相手を妊娠させ離婚することになった千恵《ちえ》は、生活環境を変えたくないと言う子供たちとも別れ、ひとりで実家に帰ってきた。
その直後、酔って階段から落ちて入院。
踏んだり蹴ったりの入院生活で思い出すのは、大学時代の元カレ・匡《きょう》のことだった。
再会した匡もまたバツイチになっていて、軽いノリで千恵を誘う。
「俺ら、身体の相性最高だったろ?」
40に手の届く年になって家族を失った千恵は、半ば自暴自棄になって匡と身体の関係を結ぶ。
忘れられなかった匡との幸せな思い出と、忘れていたかった別れの記憶。
「私、どうして振られたの?」
聞いてしまったら、戻れない。
過去の別れがなかったかのように、幸せな思い出ばかりを語るふたり。
「私たち、昔の話ばっかだね……」
未来のない関係を断ち切ろうとした千恵に、匡は別れの理由と本音を話す。
「ずっと、愛してた――――」
文字数 87,854
最終更新日 2022.10.21
登録日 2022.08.07
交際2年、結婚15年の柚葉《ゆずは》と和輝《かずき》。
2人の子供に恵まれて、どこにでもある普通の家族の普通の毎日を過ごしていた。
愚痴は言い切れないほどあるけれど、それなりに幸せ……のはずだった。
「その時計、気に入ってるのね」
「ああ、初ボーナスで買ったから思い出深くて」
『お揃いで』ね?
夫は知らない。
私が知っていることを。
結婚指輪はしないのに、その時計はつけるのね?
私の名前は呼ばないのに、あの女の名前は呼ぶのね?
今も私を好きですか?
後悔していませんか?
私は今もあなたが好きです。
だから、ずっと、後悔しているの……。
妻になり、強くなった。
母になり、逞しくなった。
だけど、傷つかないわけじゃない。
文字数 104,002
最終更新日 2022.07.28
登録日 2022.05.10
行政書士事務所に勤める亀谷麻衣《かめやまい》は、背が低くてぽっちゃり、胸が大きくて童顔なのがコンプレックス。
過去の恋人たちに変態的なプレイを要求されたり、電車で痴漢されたりしたせいで、男性恐怖症気味になってしまった。
そんな麻衣が気を許せるのが、七歳年下の後輩、鶴本駿介《つるもとしゅんすけ》。
彼の新人教育をしてから、『鶴亀コンビ』として一緒に仕事をしている。
いつもなら嫌悪するチャラい口説き文句も、駿介なら笑って受け流せた。
三十代となり、結婚や出産に焦りを感じた麻衣は婚活を始める。
麻衣が本気で結婚を考えていると知った駿介は、「ずっと本気で好きでした」と告白する。
だが、麻衣には「恋人にはなれない」と拒絶されてしまう。
麻衣の心の傷を知った駿介は、ある提案を持ちかける__。
【ルーズに愛して】シリーズ
~登場人物~
亀谷麻衣《かめやまい》……O大学ルーズサークルOG
楠行政書士事務所勤務
鶴本駿介《つるもとしゅんすけ》……楠行政書士事務所勤務
入社時に麻衣から新人教育を受けて以来、『鶴亀コンビ』として麻衣のサポートをしている
相川千尋《あいかわちひろ》……O大学ルーズサークルOG
トラスト不動産ホームデザイン部インテリアデザイン課主任
有川比呂《ありかわひろ》……トラスト不動産ホームデザイン部設計課主任
千尋の同僚
谷龍也《たにたつや》……O大学ルーズサークルOB
Free Style Production《フリー スタイル プロダクション》営業二課主任
桑畠《くわはた》あきら……O大学ルーズサークルOG
市役所こども課勤務、児童カウンセラー
小笠原陸《おがさわらりく》……O大学ルーズサークルOB
Empire HOTEL《エンパイアホテル》支配人
小笠原春奈《おがさわらはるな》……陸の妻
新田大和《にったやまと》……O大学ルーズサークルOB
新田設計事務所副社長
新田《にった》さなえ……O大学ルーズサークルOG
五年前に大和と結婚
新田大斗《にっただいと》……大和とさなえの息子
文字数 208,758
最終更新日 2021.02.18
登録日 2019.04.13
バツイチで二児の母、アラフォーでパートタイマー。
恋の仕方なんて、とうに忘れた……はずだった。
元夫との結婚生活がトラウマで、男なんてこりごりだと思っていた彩《あや》は、二歳年下の上司・智也《ともや》からある提案をされる。
「別れた夫が最後の男でいいのか__?」
智也の一言に気持ちが揺れ、提案を受け入れてしまう。
智也との関係を楽しみ始めた頃、彩は五歳年下の上司・隼《はやと》から告白される。
智也とは違い、子供っぽさを隠さずに甘えてくる隼に、彩は母性本能をくすぐられる。
子供がいれば幸せだと思っていた。
子供の幸せが自分の幸せだと思っていた。
けれど、二人の年下上司に愛されて、自分が『女』であることを思いだしてしまった。
愛されたい。愛したい。もう一度……。
バツイチで、母親で、四十歳間近の私でも、もう一度『恋』してもいいですか__?
文字数 239,633
最終更新日 2019.07.07
登録日 2018.12.22
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