四季人
文學おじさん。
『小豆磨─あづきとぎ─の事』
すがたは見えづ 川縁にて小豆を洗う如き
しよきしよき と音が聞ゆる
此れ小豆洗いの仕業と云ふ
文字数 15,888
最終更新日 2025.01.12
登録日 2025.01.12
笠を被り
笑って駆ける
胸の前に、大事そうに皿を抱え
その皿には、真白き豆腐が載っている
あはは
うふふ
文字数 4,910
最終更新日 2025.01.05
登録日 2025.01.05
『垢嘗─あかねぶり─の事』
風呂桶や風呂に溜まつた垢を嘗め喰う怪
垢とは人の煩悩を宿す滓にて
垢嘗は其を滋養とす
穢れ在る処に涌き 人を惑わす
文字数 13,420
最終更新日 2024.12.31
登録日 2024.12.31
「だってさ、ユウキは可愛くなったオレ、好きだろ──？」
⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎ ⭐︎
まず最初に気になったのは、ザワついた教室でも良く通る、アイツの澄んだ声だった。
それから、大きな目と、華奢に見える身体と、細長い指。
アイツ……。
辰崎 晃巳（たつさき てるみ）は、女みたいな男だった。
文字数 8,086
最終更新日 2024.09.19
登録日 2024.09.19
魅勒の山には、じょろうぐもがおるでよ。
近寄ったらいかんぞえ。
男は喰われ、おなごは仔蜘蛛の苗床じゃ。
近寄ったらいかんぞえ。
文字数 4,324
最終更新日 2024.09.18
登録日 2024.09.18
レイフ=〝ザ・レッド・レトリーバー〟と
カティンカ=〝ザ・ベルベット・ローグ〟……
気分次第で依頼を受ける、さすらいの〝取り戻し屋〟。
〝勇者〟と〝魔王〟を失ったこの世界で、
彼らはこれからも〝取り戻し〟続けていく。
それが、自らの〝役割（ロール）〟だと信じて──。
文字数 27,421
最終更新日 2024.09.15
登録日 2024.09.15
その変化はカンザスの片田舎から始まり、緩やかに広まった。
『死者が歩く』
それは、社会をゾンビ映画のようには……しなかった。
文字数 4,749
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.08
僕らは一生懸命に生きた。
すれ違って、後悔もして……。
だから、これから先は悔いの無い生き方をしたい。
君と、一緒に。
文字数 18,868
最終更新日 2024.01.08
登録日 2024.01.08
日々、妄想を文学におこす少女と、
正体不明の官能小説作家の、
甘く、濃厚な、文學セックスの日々。
文字数 5,871
最終更新日 2023.06.09
登録日 2023.06.09
