可哀想じゃないか?家に連れて帰ってあげようよ。婚約者のギルバードはそう言って、女を家に連れ込んだ。
ギルバードは婚約者の私ではなく、拾ってきた女にばかり時間を使う。
服、カバン、アクセサリー。拾った女を溺愛する婚約者についに我慢の限界がきた。
私を馬鹿にしていいと思ってるのー?
文字数 12,101
最終更新日 2023.01.25
登録日 2023.01.24
「聖女が妊娠したから、私とは婚約破棄?!冗談じゃないわよ!!」
私は10歳の時から王子アトラスの婚約者だった。立派な王妃になるために、今までずっと頑張ってきたのだ。今更婚約破棄なんて、認められるわけないのに。
「残念だがもう決まったことさ。」
アトラスはもう私を見てはいなかった。
「けど、あの聖女って、元々貴方の愛人でしょうー??!絶対におかしいわ!!」
私は絶対に認めない。なぜ私が城を追い出され、あの女が王妃になるの?
まさか"聖女"に王妃の座を奪われるなんて思わなかったわーー。
文字数 20,058
最終更新日 2023.01.20
登録日 2023.01.18
「君を愛するつもりも婚約者として扱うつもりもないーー。」
婚約者であるアレックス王子が婚約初日に私にいった言葉だ。
愛されず、婚約者として扱われない。つまり自由ってことですかーー?
それって最高じゃないですか。
ずっとそう思っていた私が、王子様に溺愛されるまでの物語。
この作品は
「婚約破棄した元婚約者の王子様は愛人を囲っていました。しかもその人は王子様がずっと愛していた幼馴染でした。」のスピンオフ作品となっています。
どちらの作品から読んでも楽しめるようになっています。気になる方は是非上記の作品も手にとってみてください。
文字数 16,570
最終更新日 2023.01.16
登録日 2023.01.15
妊娠できない?なら婚約破棄だな!!
婚約者である貴族のラトスは商人の娘である私を見下していた。ラトスは私を大切に扱おうとせずに、愛人との遊びにいそしんでいる。
そんな態度でいいのかしら?
なぜ貴族である貴方の両親が、商人の娘である私と婚約することを決めたと思うのーー?
文字数 2,885
最終更新日 2023.01.12
登録日 2023.01.12
「君を愛するつもりも婚約者として扱うつもりもないーー。」
婚約者であるアレックス王子が婚約初日に私にいった言葉だ。
愛されず、婚約者として扱われない。つまり自由ってことですかーー?
それって最高じゃないですか。
文字数 15,424
最終更新日 2023.01.11
登録日 2023.01.10
双子の妹に婚約者を奪われましたーー。
私が3日ぶりに家に帰ると、私の婚約者であるリックと双子の妹であるランナが裸で抱き合っていました。
(嘘、、、。)
ドアの隙間から私はリックとランナを呆然と見つめました。お互いに夢中な二人は、私の存在に気づいていません。
「ねぇ、リック。もうそろそろお姉様と婚約破棄してくれるぅ?」
舌っ足らずな声で、ランナがリックに尋ねました。一卵性の双子である私とランナは全く同じ顔をしています。
私の名前はアリアナ・エンジャルといいます。本当なら、もう私とリックは一年前に結婚しているはずでした。結婚する直前に、私の両親が不慮の事故でなくなったのです。私とランナは世界でただ一人の家族でした。
文字数 4,779
最終更新日 2023.01.08
登録日 2023.01.08
昔から婚約者に裏切られてばかりだったーーー。
父親は女好きで、いつも浮気ばかりしていた。母はそんな父に愛想をつかし、私が小さいうちに家を出ていった。
絶対に彼らのようにはならない、そう固く誓っていたのだが、、、。
なぜ私はこうも振られてばかりなのだろうか。恋愛なんて、人を不幸にするものに違いない。
文字数 27,030
最終更新日 2023.01.07
登録日 2022.12.28
「愛人のことを本気で好きになってしまったんだ。すまないが婚約破棄してくれないか?」
婚約者ロペスは私に言いました。
「そんな、、、。婚約破棄だなんて、、、。私は貴方を愛しているのに。」
ロペスはもう、私のことを見ていませんでした。彼が少しずつ私に興味を失っているのは感じていました。
「ごめんな。」
その謝罪がなんの意味も持たないことを私は知っていました。
「わかりま、、、した、、、。」
ロペスとの関係が終わってしまったことは、私にとって人生で一番と言ってもいいほど悲しいことでした。
だから私は、この婚約破棄が不幸の始まりであることをまだ知らなかったのです。
文字数 11,716
最終更新日 2023.01.01
登録日 2022.12.31
愛人の家からほとんど帰ってこない婚約者は婚約破棄を望む私に言った。
「お前など、好きになるわけないだろう?お前には死ぬまでこの家のために働いてもらう。」
幼馴染であり婚約者のアストラ・ノックスは私にそう言った。
「嫌よ。」
「だがお前に帰る場所などないだろう?」
アストラは薄笑いを浮かべた。確かに私は、もう二度と帰ってくるなと、何度も念押しされて実家を出てきた。
「俺はお前の親から、お前を安値で買ったのさ。」
アストラの言葉は真実であった。私が何度、帰りたいと手紙を書いても、両親から連絡が返ってくることはなかった。
私の名前はリュカ。フラノ国没落貴族の娘。お金が無いことで、昔から苛められてきた。アストラは学生時代、私を虐めていた男達のリーダーだった。
「リュカ!!まだ晩御飯ができないの?!」
今日も義理の母は私を怒鳴りつける。
文字数 4,762
最終更新日 2022.12.30
登録日 2022.12.30
「婚約破棄?!
ど、どういうこと?!」
「言葉通りだよ?
ミィナと僕は婚約破棄するんだ。」
「な、なんで??」
「婚約破棄の理由かぁ。
あんまり考えてなかったな。」
「考えて無かった、、?」
ライトは顎に手を当てて
少し考えると、ポンッと手を打った。
「決めた!
他に好きな人ができたから
婚約破棄したい、とかは?」
私は呆然として、ライトを見た。
この人は何を言っているんだろう?
「なら、これは?
浮気相手が妊娠しちゃったから
ミィナとは婚約破棄しないといけない、
とかは?」
「やめて!!」
私は耳を押さえて
ライトを睨んだ。
「信じられない、、!
私を、騙していたの??」
ライトはコクリと頷いた。
「そうだよ。」
最愛の婚約者は結婚詐欺師でした。
「ミィナの持ってるものを、
貰いに来たんだ。」
そう言って彼は
私の一番大切なものを奪っていきました。
文字数 24,828
最終更新日 2022.12.24
登録日 2022.12.09
「他の女が妊娠したから
私とは婚約破棄したい、と?」
遊郭の花魁であるリンは無表情で
キョウノスケに問いかけた。
リンは婚約、といったが
遊郭で言う婚約は身請けのことだ。
「あぁ。
まさか使用人の女が
俺の子供を孕むとは思わなかった。
だが、悪いのは俺じゃねぇ。
俺は騙されただけだ。」
キョウノスケは
扇子で顔を扇ぎながら言った。
「そうですか。」
元々リンはキョウノスケを
愛していない。
裕福な男が
自分を買いたいと言ったから
それに了承しただけ。
「騙された訳も聞かないのか?」
「貴方は私との婚約をやめ、
ここから出してはくれない。
ならばもう、
貴方と話すことはありません。」
キョウノスケは
ちっと舌打ちをする。
「リン。
お前は綺麗だが
ただの人形のようだ。
なんの感情もないのだな。」
「感情などとうの昔に捨てました。」
花魁が感情を持って
良いことなど一つもない。
「私は呪われておりますから。」
リンに近づいたものは皆
不幸な目に遭う。
都では有名な噂だった。
文字数 20,270
最終更新日 2022.12.06
登録日 2022.12.02
「秘書のエイナルが
私の子供を妊娠した。」
私の婚約者であり
リーテック国の王であるフォスターは
言った。
私は彼の言葉を
信じられない思いで聞いていた。
「え、、私はどうなるの、、、?
貴方の王妃になれないの、、?」
「申し訳ないが
君とは婚約破棄したい。」
貴方は何もかも決定事項のように言うのね。私が今まで、どれだけ国に尽くしてきたと思ってるの?
「フォスター。約束したよね?!
二人で夫婦になってこの国の人たちの幸せを一緒に守ろうって!私、そのためにここまで必死で戦ってきたんだよ?」
エイナルは口元を押さえて笑った。
「まるでそれは、
戦士同士の約束ではないですか。
王の妻がする約束ではないわ。」
ねぇ、フォスター、エイナルの言葉を
否定してよ、、、?
だがフォスターはエイナルを見たまま「そうだな。」
と、つぶやいた。
その瞬間、
全てがどうでもよくなった。
貴方はなんて馬鹿な王様なのかしら?
文字数 12,103
最終更新日 2022.11.29
登録日 2022.11.27
「その花束を君に渡して、
君にプロポーズしようと
思ってたのに、
レナードが君を
横から奪ったんだ!」
「ジョージ、、、
貴方がいつ私に告白したとしても、
私は応えられなかった。」
「なぜ?」
「それは、
私がレナードを好きだからよ。
分かって、ジョージ。」
「僕には何も分からないよ?!
僕は皇太子で、
レナードは皇太子になれなかった。
それなのになぜ、
僕ではなく
レナードを好きになるんだよ?!」
ジョージは私の両肩を強く掴んだ。
「ジョージ、、
私は友人として、
貴方を尊敬してるわ。
だけど、私は
レナードが好きなの、、!」
「そんなの、理由になってない、、!
君は僕を好きになるべきなのに!!」
「ごめんなさい、ジョージ。」
「だめだ、、、。
そんなこと許さない!」
ジョージは
私の首を強く締めた。
「ジョージ!!
ねぇ、離して!!
誰か!助けて!」
破滅の道は始まっていた。
私は好きになる人を間違えたのかもしれない。
文字数 9,369
最終更新日 2022.11.23
登録日 2022.11.22
「私ね、サイラス王子の
婚約者になるの!
王妃様になってこの国を守るの!」
「それなら、俺は騎士になるよ!
そんで、ラーニャ守る!」
幼馴染のアイザイアは言った。
「そしたら、
二人で国を守れるね!」
10年前のあの日、
私はアイザイアと約束をした。
その時はまだ、
王子の婚約者になった私が
苦難にまみれた人生をたどるなんて
想像すらしていなかった。
「サイラス王子!!
ラーニャを隣国フロイドの王子に
人質というのは本当か?!」
「ああ、本当だよ。
アイザイア。
私はラーニャとの婚約を破棄する。
代わりにラーニャは
フロイド国王子リンドルに
人質にだす。」
文字数 5,855
最終更新日 2022.11.21
登録日 2022.11.21
「ここ開けてよ!レイ!!」
部屋の前から、
リークの声が聞こえる。
「いやだ!!
私と婚約してる間に、エレナと子供 を作ったんでしょ?!」
あぁ、
こんな感傷的になりたくないのに。
「違う!
俺はエレナと何もしてない!」
「嘘つき!!
わたし、
ちゃんと聞いたんだから!!」
知りたくなんて、無かった。
エレナの妊娠にも
自分の気持ちにも。
気づいたら傷つくだけだって、
分かっていたから。
文字数 2,163
最終更新日 2022.11.21
登録日 2022.11.21
「お願い、、、、!
私の子供を返して、、、!
ねぇ!!」
私はデューク家の扉を
ガンガンと叩いた。
私が子供を取り上げられてから、
一週間が経っている。
「帰ってくれ。」
シモンズは冷たい声で私に言った。
「どうして?!
私達愛し合ってるのよ?!
それにアサは
私の子供なのに!!!」
「ユメ、仕方ないだろう。
僕たちが婚約破棄するのは
もう決まったことなんだから。」
子供を取り上げられることに、
納得できる理由なんてあるのかしら?
文字数 2,056
最終更新日 2022.11.20
登録日 2022.11.20
「サナ!
この呪われた奴め!!」
足を止めて振り返ると
そこにいたのは、
「ハイリ、、、。
サンディア、、。」
私の婚約者であるハイリと
友人のサンディアだった。
「人の心を読み取れるんだろう!!
僕のことを
ずっと騙していたんだな!」
貴方も、
そう言って私を責めるのね。
この力のせいで、家族からずっと
気味悪いと邪険にされてきた。
「ハイリ。」
「俺の名を呼ぶな!!
気味が悪い!」
もう、貴方とはいられないのね。
「婚約破棄しましょうか?」
ハイリは私を絶望に突き落とした。
文字数 2,628
最終更新日 2022.11.20
登録日 2022.11.20
「ごめん、アンダーソン。
私やっぱり
貴方と婚約破棄するわ。」
私はソファーの上に正座をした。
私の名前はリリィ・ストラス。
ストラス家の次女で、
皇太子アンダーソンの許嫁だ。
ソファーに足を投げ出して、
本を読んでいたアンダーソンは
ぱたんと本を閉じた。
「なんで?」
文字数 865
最終更新日 2022.11.19
登録日 2022.11.19
「貴方みたいなドブネズミ。
この家にふさわしくないの。」
義理の姉ジルは私にそう言った。
私の名前はツバサ・アイザック。
私はアイザック家当主と愛人の間に生まれた妾の子供だ。
その時、一台の車が近づいてきて、
私の隣に止まった。
車から降りてきたのは、
アユミ・アイザック。私の異母妹だ。
「アユミ、、
なぜ貴方がここに?」
「私がキョウ様の
お嫁になることが決まったの。」
「え?」
「ツバサちゃんは、
もういらないんだよ?」
文字数 2,597
最終更新日 2022.11.19
登録日 2022.11.19
「嫌よ!!絶対に嫌!
なぜ私が、
ソクラ伯爵の婚約者に
ならないといけないのですか!!」
一階で、
異母妹のルンナが
騒いでいるのが聞こえる。
私の名前はアイリィ・カイザル。
一応、カイザル家の娘という肩書だけど扱いは使用人以下である。
「お父様、、!
ソクラ伯爵の悪評を
聞いたことがないの?!」
どうやら異母妹は
伯爵との婚約が嫌で騒いでいるらしい。
ソクラ伯爵は、
100回婚約破棄した男として
都に知られている。
「酷く冷酷で酒に入り浸り、
暴力ばかり振るうんだって!」
「だ、だがなぁ、、。
ソクラ伯爵は、
地位が高くてだな、、。」
私は父に言った。
「私がソクラ様と
婚約いたしましょうか?」
文字数 2,335
最終更新日 2022.11.19
登録日 2022.11.19