エリザベスは王妃教育を経て、正式に王太子妃となった。夫である第一王子クリフォードと初めて対面したとき「僕には好きな人がいる。君を王太子妃として迎えるが、僕の生活には極力関わらないでくれ」と告げられる。しかしクリフォードが好きな人というのは、平民だった。もしこの事実が公になれば、クリフォードは廃太子となり、エリザベスは王太子妃でいられなくなってしまう。エリザベスは自分の立場を守るため、平民の愛人を持つ夫の密会を見守るようになる……。
文字数 22,278
最終更新日 2023.02.18
登録日 2023.02.14
イブリンには婚約者のベンジャミンがいた。イブリンはベンジャミンを愛していたが、ある日ベンジャミンはイブリンを呼び出し「結婚後は愛人のガーネットと一緒に住む。君とは夜も寝ないし、形式的な結婚だ」と告げる。ショックを受けたもののイブリンは愛人ガーネットの存在を容認することとし、ベンジャミンの恋を応援しようと決意する。イブリンのベンジャミンへの愛は、ベンジャミンとガーネットを地下室に閉じ込めるという行為に結実する。イブリンは二人の恋を地下室で観察し続けるのだが、その観察は三年間に及ぶこととなる……。 ※少し過激な表現もあるため、R15に指定しました。
文字数 6,695
最終更新日 2023.02.13
登録日 2023.02.13
田舎育ちのマリアンヌは、夫ジルと王都で幸せな結婚生活を送っていた。しかし、マリアンヌの妹タイスが王都の王立学院に合格したことをきっかけに、マリアンヌとジルはタイスと一緒に暮らすようになる。夫婦の間に転がり込むようにして王都に住み始めたタイスだったが、王立学院の勉強はしないまま遊びほうける毎日を送る。そんな中、マリアンヌの不在を狙って、ジルはタイスとの逢瀬を重ねる……。ある日、マリアンヌはジルの浮気現場を目撃することとなる。
文字数 10,438
最終更新日 2023.02.11
登録日 2023.02.10
公爵令嬢メリッサは、同じ王立学院に通うウィリアム殿下に好意を抱いていた。しかしウィリアム殿下の後ろにはいつも公爵令嬢クラリスが付いて回っている。忌まわしい女……。かつてクラリスに突き飛ばされたこともあるメリッサは、なんとかウィリアム殿下を奪えないかと画策する。謎の老婆との出会いのあと、年に一度のお茶会でメリッサはクラリスに毒を盛ることを決意するのだった。
文字数 10,024
最終更新日 2023.02.08
登録日 2023.02.07
カリーナは夫フィリップを支え、名ばかり貴族から大貴族へ押し上げた。苦難を乗り越えてきた夫婦だったが、フィリップはある日愛人リーゼを連れてくる。リーゼは平民出身の性悪女で、カリーナのことを”おばさん”と呼んだ。一緒に住むのは無理だと感じたカリーナは、家を出ていく。フィリップはカリーナの支えを失い、再び没落への道を歩む。一方でカリーナには、王太子妃になる話が舞い降りるのだった。
文字数 10,007
最終更新日 2023.02.05
登録日 2023.02.04
クレアは同級生のオーウェンと家の都合で婚約した。オーウェンには幼なじみのイブリンがいて、学園ではいつも一緒にいる。イブリンがクレアに言う「わたしとオーウェンはラブラブなの。クレアのこと恨んでる。謝るくらいなら婚約を破棄してよ」クレアは二人のために身を引こうとするが……?
文字数 4,270
最終更新日 2023.02.02
登録日 2023.02.02
姉のソフィアは幼い頃から優秀で、両親から溺愛されていた。 一方で私エミリーは健康が取り柄なくらいで、伯爵令嬢なのに贅沢知らず……。 優秀な姉みたいになりたいと思ったこともあったけど、ならなくて正解だった。 姉の本性を知っているのは私だけ……。ある日、姉は王子様に婚約破棄された。 平凡な私は平凡な結婚をしてつつましく暮らしますよ……それすら贅沢なのですか!?
文字数 14,189
最終更新日 2023.01.28
登録日 2023.01.28