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恋愛 連載中 長編
貧乏借金まみれで没落寸前の宮廷貴族ハイゼン家子女ルーシェは、母の死後に突然見えるようになった妖精の力を借りて、新月の夜に呪いを抑えるという指輪を探し続けていた。 一年経っても見つからない中、突然サミエル伯爵家の令息ウィリアムから破格の援助つきで、「妻としては遇するけど、妻としての役割は求めない」とお飾りな妻を前提とした訳ありな結婚を申し込まれた。 呪いのために不幸続きで結婚相手まで漏れなく呪われる仕様だけど、借金が返せなくなったら身売りするしかないので、結婚に条件があって怪しいと思いつつも、承諾するしかなかった。 父から聞いた噂話によると、ウィリアムには想い人がいるらしく、さらに彼も呪われているとのこと。 婚約のためにウィリアムと顔を合わせてルーシェは驚いた。なんと彼は「新月の屋敷妖精」という二つ名を持つルーシェを追いかけて捕まえようとしている騎士団の副団長だったからだ。 なんという偶然とルーシェは驚いたが、いつも変装しているので彼には気づかれていないようで……? お飾りの妻なので、婚約者から放置されるかと思いきや、ルーシェは彼からとても優しく接してもらえる。まるで本当に大切な恋人のように。 「違うと分かっていても、勘違いしそうになるんですけど!?」 ルーシェはウィリアムの甘々な振る舞いにドキドキしっぱなしで――!?
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文字数 24,087 最終更新日 2025.02.01 登録日 2025.01.31
恋愛 完結 長編 R15
髪の色は、魔力の色。王族なのに最上色(さいじょうしょく)の金髪碧眼ではなく、魔物と同じ不吉な禍(まが)つ色である黒目のウィンリーナは、意地悪な姉から特に虐げられていた。 そんな姉のせいで母である王妃から「王子を篭絡しなさい!」と突然隣国スーリアでの密偵を命じられる。 スーリアは広大な領土を所有し、近隣諸国を属国化して勢力を広めていた。 つい先日も周辺国が侵略されたばかりだ。 逆らう者は殺害された後に塔に見せしめとして吊るされると聞く。 その残虐な仕打ちを行った王子が、妃を募集しているという。 逃げ道のないウィンリーナは、母と姉のような悪女になってでも密偵を成功させると決意をする。 ところが、隣国では一年前に黒色は不吉ではなく貴重だと論文が発表され、価値が見直され始めていた。 篭絡対象の王子となかなか会えない中、彼の側近と仲良くなり、彼の優しさに心惹かれていく。 事情があって身分を偽る王子と、疎まれ続けて自信のない王女の恋のお話。
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文字数 121,049 最終更新日 2024.12.21 登録日 2024.12.14
恋愛 連載中 短編
【本編完結、番外編連載中です】 ルシアンは挙式二ヶ月前に幼馴染の婚約者から番と出会ったという理由で振られてしまった。 ルシアンの羽翼種は、見かけは人間と変わりはないけど、番という独特の習性を持っている。男は魂の伴侶とも言われるほど同じ種族の一人に心惹かれ求婚するという。一人だけを生涯愛し続け、浮気もせずに添い遂げるので、まさに究極の純愛とも言われている。 その種族の血を元婚約者は四分の一ほどひいていたのだ。 ルシアンは傷心のまま現地調査の仕事に向かうが、その任務中にセラフィムという同じ羽翼種の先輩に突然あなたは私の番だと求婚される。でも、彼が初めてルシアンと出会ったのは、ルシアンが赤ちゃんのときだという。 ルシアンが戸惑う中、ぐいぐいとセラフィムは求愛行動をとってきて!? 「あ、あの、抱きしめてもいいだろうか」 「だ、ダメですっていうか、もう抱きしめていますけど!」 婚約破棄された人見知り女子と、クール?ビューティーでエリートな元王族の彼との恋のお話。 ※全10話 2万字程度の話です。
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文字数 32,003 最終更新日 2022.08.13 登録日 2022.07.21
恋愛 完結 長編 R15
十六歳の庶民の女の子ミーナ。年頃にもかかわらず家事スキルが壊滅的で浮いた話が全くなかったが、突然大魔導士だった前世の記憶が突然よみがえった。  現世でも資質があったから、同じ道を目指すことにした。前世での弟子——マルクも探したかったから。師匠として最低だったから、彼に会って謝りたかった。死んでから三十年経っていたけど、同じ魔導士ならばきっと探しやすいだろうと考えていた。  魔導士になるために魔導学校の入学試験を受け、無事に合格できた。ところが、校長室に呼び出されて試験結果について問い質され、そこで弟子と再会したけど、彼はミーナが師匠だと信じてくれなかった。 「私のところに彼女の生まれ変わりが来たのは、君で二十五人目です」  なんですってー!?  魔導士最強だけどズボラで不器用なミーナと、彼女に対して恋愛的な期待感ゼロだけど絶対逃す気がないから外堀をひたすら埋めていく弟子マルクのラブコメです。 ※全12万字くらいの作品です。 ※誤字脱字報告ありがとうございます!
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文字数 121,588 最終更新日 2022.08.03 登録日 2022.07.23
恋愛 完結 短編 R15
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。 結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。 聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。 侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。 ※全11話 2万字程度の話です。
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文字数 21,413 最終更新日 2022.07.23 登録日 2022.07.22
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