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春は出会いと別れの季節――
故に人間の感情が大きく変化する季節でもある。
だから、こんな春雨が降る日なんかには自ら世界を去ろうとする人間が現れたって何ら不思議ではない。
文字数 51,340
最終更新日 2024.09.21
登録日 2024.07.28
ドンドンと木製のガベルの音が裁判所いっぱいに響いた。
途端に所内は静けさに包まれた。
そして、裁判長は無慈悲にもその言葉を放つ。
その日、一人の男が死刑判決を受けた。
文字数 5,355
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.03.26
世界には、最強という言葉がある。
その言葉は、この世の理を根本から覆す程のパワーを有している。
そんな言葉に魅せられてか、それを自称する人間、所謂、厨二病という不治の病に侵されてしまったやつがこの世には存在していた。
文字数 8,179
最終更新日 2024.03.24
登録日 2024.03.08
薄暗く、辺りに瘴気が漂っているここは魔王、つまり俺の部屋だ。
部屋の中央には趣味の悪い大きな玉座が置かれており、両サイドには本棚が立ち並んでいる。
俺はその内の一冊を手に取り、玉座に座って興味深そうにそれを眺めていた。
文字数 2,823
最終更新日 2024.03.23
登録日 2024.03.20
俺は小説が好きだ。
特に恋愛小説が。
こんな世界に行ったらどうなるんだろうなぁとも一度は考えたこともある。
もし、この世に神様が居るのだとしたら一言物申すとしよう。
「実際に来てしまうのは違うだろ?!?!?!」
文字数 2,261
最終更新日 2024.03.13
登録日 2024.03.12
※この作品は『カクヨム』でも投稿しています。
俺は今日、病院で余命宣告された。
俺の命は後7日しかないらしい。正直に言うとまだ生きられると思っていた――――――――
文字数 7,494
最終更新日 2023.10.04
登録日 2023.10.02
※この作品は『カクヨム』でも投稿しています。
俺は古くからの友人と居酒屋で酒を飲んでいた。
「それにしても奇跡だよな。まさか零夜とこんな所で会うなんて思ってもいなかったよ。」
文字数 11,443
最終更新日 2023.10.01
登録日 2023.09.26
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