魔王は喫茶店を開きたい

 薄暗く、辺りに瘴気が漂っているここは魔王、つまり俺の部屋だ。
部屋の中央には趣味の悪い大きな玉座が置かれており、両サイドには本棚が立ち並んでいる。
俺はその内の一冊を手に取り、玉座に座って興味深そうにそれを眺めていた。
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