ごく普通の男子高校生・棗(なつめ)の前に現れたのは、謎めいた美しい少年・マサキ。艶やかな長髪を揺らし、女装して現れた彼を前にして、棗は不意に幼少期の記憶を呼び起こす。それはマサキと過ごしたひと夏の思い出。昼となく夜となく繰り返された性の饗宴――。マサキに誘われるがまま公衆便所の個室で性交へと及ぶ棗は、以後、度々ふらりと現れるマサキと交合を繰り返すようになる。そんなおり、自称霊感持ちの従姉・ひばりにマサキの存在を知られてしまうが、彼女は棗が忘れていた過去のある出来事を告げて――。
※性的表現多めかも。その他の注意事項はタグをご確認ください。
文字数 27,147
最終更新日 2020.12.11
登録日 2020.12.06
【アッシュ編】父たちに冷たい母は病気なのだと信じて疑わないアシュレイ(アッシュ)は、男たちにちやほやされて暮らしていた。そして今日もアッシュは男に体を許す――。(和姦、野外)
【ユイタ編】ある日突然異世界に召喚された唯太(ユイタ)を待ち受けていたのは、「元の世界には帰せない」「この世界で暮らすには子を産まなければならない」という残酷な通告。散々に迷った末、嫌々ながら唯太は男を受け入れる――。(無理矢理、媚薬)
【エイベル編】真実を知るアッシュの双子の兄・エイベル。むらがる男たちをうっとうしく思いながら、母のいた世界へ行く手段を探していたエイベルだったが――。(和姦、一応ショタ攻め)
※性的表現あり。肛門姦はありません。
文字数 23,856
最終更新日 2020.12.09
登録日 2020.12.04
どこにでもいるオタク女子(腐女子)の楓(かえで)はある日突然オメガバースが存在する世界へ放り込まれた。幼馴染で彼氏の京吾(きょうご)に相談したところ、最近の楓は「運命のつがい」が見つかったことで悩んでいたと言う。悩みすぎて記憶を書き換えたのか? 頭をひねる楓だったが、運悪く初めての発情期がやってきて……。
※異性間オメガバース。ノリは軽いです。この作品における「オメガバース」のざっくりとした解説は2話目冒頭にあります。
文字数 28,363
最終更新日 2020.12.06
登録日 2020.11.29
家庭の事情から田舎の遠い親戚筋に預けられた葉月(はづき)は、村にはなじめずいつもひとりぼっち。いつものように山中の荒れ神社で時間をつぶそうと足を向けたところ、同じように家庭に居場所がないという少年・ヨタロと出会う。どこか大人びた雰囲気を持つヨタロに対し、次第に心を開いて行く葉月。そんなおり、葉月の居候先へ父親に乞われたと称し霊能力者がやってくる。実は、葉月はやっかいな呪いに巻き込まれており、それゆえに母親が宗教へ走り家庭が壊れたのであった。呪いが解けない限り、葉月はそれから逃げるために住居を転々としなければならない。しかし、呪いは着実に葉月を蝕んでいると言う霊能力者は“お祓い”を提案する。半信半疑の葉月に対し、ヨタロは葉月が生き延びられるのならばとその“お祓い”を勧めてきて……。
文字数 15,492
最終更新日 2020.12.04
登録日 2020.12.01
メルリリー・プレインフィールドはバカなので、ヴァルデマー・マクウェザーと恋人同士だと思っていたのだ。しかしヴァルデマーの恋人を自称するスーパーモデルのマレレーンがふたりの家を訪れてメルリリーに家を出て行くよう通告する。勘違いに気づいたメルリリーは勢いに負けたのもあって大人しく家を出るのだが、友人たちの話を聞いているうちに、勘違いは勘違いでないことが判明する。しかしそのとき世界には危機が迫っていた。なにせ世界の天気はヴァルデマーの機嫌ひとつで変わるのである。世紀の大嵐が世界に吹き荒れる中、メルリリーは帰宅を決意するのだが……?
ファンタジーでメルヘンでヘンテコな、アメ降って地固まるラブ話。
文字数 19,537
最終更新日 2020.12.01
登録日 2020.11.26
令嬢リディアにはすべてがあった。しかしそれも今は昔。今年で一八を数えるリディアは、郊外にある小さな屋敷で従者のロビンと共にひっそりと暮らしている。だがそこにかつての婚約者であるジョンが現れる。しかし彼の今の婚約者はリディアの妹で……。
文字数 16,696
最終更新日 2020.11.29
登録日 2020.11.25
他人とうまく交わりを持てないコミュ障の一宏(かずひろ)。そんな一宏にも優しく接してくれる美しきクラスメイト・間宮(まみや)。間宮の家を訪れた一宏は、先ほど兄と名乗った男に犯され嬌声を上げる間宮の姿を目撃する。その日から一宏の頭はなぜか間宮を強姦する妄想でいっぱいになる。“兄”に犯されていた場面をネタに間宮を脅迫した一宏は、学校のトイレで本懐を遂げるのだが、彼を強姦したいという欲求はますます募って行き……。
※性的表現多めかつ男性妊娠に似た状態を匂わせる描写があります。
文字数 38,600
最終更新日 2020.11.26
登録日 2020.11.17
この国には「聖女召喚」なる富国を願う神事(イベント)が存在する。時代を移り代わりながらも連綿と続く、異世界人を召喚するというハタ迷惑な儀式。その結果生まれ出でるのは悲喜こもごもの人間模様。それをときに嘆き、ときに酒の肴にしながら見つめる魔女が、友人であるあなたに語って聞かせる物語(愚痴)。
※各話基本2000~3000字。恋愛要素はあったりなかったりします。オムニバス形式なのでどこから読んでもOKです。
※BL及びGL要素のある話はサブタイトルと本文冒頭に明記してあります。現在、それぞれ1話ずつあります。
文字数 67,992
最終更新日 2020.11.25
登録日 2020.11.07
男女比が崩壊しつつある世界。一夫多妻が暗黙のうちに強制される社会で、文子(あやこ)は幼馴染の駿(しゅん)と結婚するが、他の妻たちと折り合い悪くひとり家を出ることになる。駿と相思相愛であるゆえに彼からの過剰な愛情と、子供ができない現状に悩む文子は、周囲の期待と悪意に疲れてしまい、駿との結婚を解消することにしたのだが……。
※恋愛要素よりホラー要素の方が強いようなそうでもないような……な、置きどころが微妙な作品です。駿がだいぶアレなので注意。
文字数 17,772
最終更新日 2020.11.17
登録日 2020.11.14
β家庭に生まれたαである京太郎(きょうたろう)の幼馴染の在雅(ありまさ)もまたβ家庭に生まれたΩだ。美しい在雅が愛しい相手を見つけるまで守るのが己の役目だと京太郎は思っていた。しかし発情期を迎えた在雅が誘惑したのは京太郎で――。
※オメガバース。
※性的表現あり。
文字数 22,343
最終更新日 2020.11.14
登録日 2020.11.08
Ωの譲(ゆずる)は両親亡きあと、ふたりの友人だったと言うα性のカメラマン・冬司(とうじ)と暮らしている。冬司のことは好きだが、彼の重荷にはなりたくない。そんな譲の思いと反比例するように冬司は彼を溺愛し、過剰なスキンシップをやめようとしない。それが異常なものだと徐々に気づき始めた譲は冬司から離れて行くことをおぼろげに考えるのだが……。
※オメガバース。
※性的表現あり。
文字数 20,389
最終更新日 2020.11.08
登録日 2020.11.04
才能と美貌を兼ね備えたあからさまなαであるクラスメイトの高宮祐一(たかみや・ゆういち)は、実は立花透(たちばな・とおる)の遠い親戚に当たる。ただし、透の父親は本家とは絶縁されている。巻き返しを図る透の父親はわざわざ息子を祐一と同じ高校へと進学させた。その真意はΩの息子に本家の後継ぎたる祐一の子を孕ませるため。透は父親の希望通りに進学しながらも、「急いては怪しまれる」と誤魔化しながら、その実、祐一には最低限の接触しかせず高校生活を送っていた。けれども祐一に興味を持たれてしまい……。
※オメガバース。Ωに厳しめの世界。
※性的表現あり。
文字数 63,088
最終更新日 2020.11.07
登録日 2020.10.21
“蝕の季節”――空は墨を垂らしたように黒く染まり、夜になれば完全な闇の世界を「神」と呼ばれるものが闊歩する。その間、森の民はパートナーと共にヤモリの木に出来たウロで、ただひたすらときが過ぎるのを待つのだ。しかし花鼠のウバラはパートナーを見つけられずにいた。そんな中で疎遠になっていた水狼の幼馴染み・ギョクとひょんなことから再会する。ギョクはこのタイミングでパートナーに捨てられてしまい、途方に暮れていた。
パートナーがいないもの同士で急造の誓約を結び、蝕の季節を乗り切ることにしたふたりの、それなりほのぼの日常譚。
文字数 57,243
最終更新日 2020.11.04
登録日 2020.10.25
貧村の少年・マウヤは一五を迎え、神都と呼ばれる地へと赴くことになる。神々が住まう都市で、マウヤは村のためにダラムーニャのクナッハという両性具有の豊穣神の侍者となった。だが村へと帰ったマウヤは、神都で迷子になった際、本来仕えるべき神とは別の神の居場所を教えられたということを知る。だがいまさら神との約定をなかったことになど出来るはずもなく、無愛想なクナッハとの生活が始まってしまう。
文字数 32,248
最終更新日 2020.10.25
登録日 2020.10.15
自分を愛してはくれなかった両親の死を機に、その遺産と保険金を食いつぶすように引きこもって悠々自適のニート生活。しかし気がつけば見知らぬ体に変わり、見知らぬ場所に閉じ込められていた。けれど質素ながらも食事はあるし雨風しのげて服もある。じゃあこのままでいいかと思っていたら、どうにも夢告げの巫女とやらに転生していて、様子見に来てくれる男はわたしを不憫がっている……。別にこのままでいいんだけどな、というクズなわたしの軟禁生活。
文字数 24,032
最終更新日 2020.10.21
登録日 2020.10.15
コーカソイドのような色素の薄さを持って生まれたクォーターの碧(あお)は、伯父に襲われ階段から足を踏み外した拍子に異世界へと迷い込む。厳しい太陽に晒されるこの国では色素の薄い人間を「月の使い」と呼ばわり保護するしきたりであったが、彼女を拾ったのは強欲な商人だった。商人に法外な値段で貴族に売られた碧は、余計なことを話さないようにと喉を焼かれて王へと献上される。離宮へと入れられ鬱屈とした日々を送る碧だったが、ある日「王の密偵」を名乗る気さくな男が現れて……。
文字数 55,616
最終更新日 2020.10.15
登録日 2020.10.05
神託を得る依代として物心ついたときから神殿で暮らす巫女のアニェーゼ。その夫が神託によって神殿付きの騎士・ヴィットーリオに決まったとき、彼女は知らなかった。巫女の夫には必ず巫女が懸想している相手が選ばれるということを。罪悪感にさいなまれる中、さらなる問題が降りかかり……。
文字数 23,989
最終更新日 2020.10.15
登録日 2020.10.10
ポンコツ美少女キャラを演じる新治(にいはる)つばきと文武両道の優等生を装う柊冨由馬(ひいらぎ・ふゆま)が恋する相手は同性だ。ふたりは共謀し、つばきは冨由馬の幼馴染・江ノ木夏生(えのき・なつお)と、冨由馬はつばきの親友・久木(ひさぎ)アキラと付き合い始める。すべては愛する相手を奪われないために――確実に、手に入れるために。
クズふたりがぶち壊す、最低青春ラブストーリー。
(優等生♂×幼馴染♂、美少女×親友♀)
文字数 75,304
最終更新日 2020.10.10
登録日 2020.09.26
直士(なおし)は雪仁(ゆきひと)を愛撫しその眼前で自身を慰める。それ以上の接触を雪仁が許さないからだ。キスをしてもいいけれど、雪仁からはしないし、唇にするのはダメ。男同士は無理だけど、友情以上には好き……。いびつな恋愛関係を築くふたりだったが、それにもやがて小さな亀裂が入る。そのとき雪仁が望んだのは――。
※性的表現(本番なし)あり。
文字数 10,711
最終更新日 2020.10.05
登録日 2020.10.03
孤高のイケメンモテ男扱いの幼馴染にして主君にしてついでに許婚の慶一郎(けいいちろう)さまは女性恐怖症。けれどもわたしは大丈夫らしい。まあ、昔から女扱いされてなかったし。だがそのことがめんどうな事件を引き起こし――。
文字数 13,217
最終更新日 2020.10.03
登録日 2020.10.01