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大学生活にもようやく慣れ、一人暮らしも二年目に突入。
順風満帆かに見えた一人暮らし生活は、隣人により突如崩れていく。
「穿て……ファイアーボール!!」
先日から隣に住みだした女子大生の星見夜空さんは、大学生にもなって毎日魔法詠唱を行っていた。
彼女は俗にいう中二病。しかもかなり重度な模様だった。
壁の薄いこのアパート、隣人の俺にはその練習模様はバレバレで……
ちょっとそのことを指摘してあげるつもりだったのだけど……
ひょんなことから俺の中二病時代のあだ名がバレてしまい、星見さんには中二仲間として懐かれてしまうのであった。
文字数 8,929
最終更新日 2024.06.28
登録日 2024.06.25
私のクラスにはデータマンがいる
授業内容も、あの子の恋愛模様も、今日の学食のメニューまで、彼のデータに掛かれば全てがお見通し——
「なにぃ!? そんなの俺にデータにないぞ!?」
——というわけでもなかった。
データ正答率は約50%。
データにないことが起きるとなぜかメガネが割れ、両膝をついて落ち込んでしまう。
データマン神宮司くんは残念なイケメンとしてクラスに認識されていたのだが……
「(神宮司君の素敵な所を知っているのは私だけなんだなぁ……)」
私だけが知っている。
データマン神宮司君の魅力は正答率半分のデータなんかじゃないのだ。
文字数 9,209
最終更新日 2024.06.25
登録日 2024.06.25
どうやら俺は死んでしまったようだ
ラノベテンプレのように天界という場所で女神に転生を勧められるのだが……
「……あ、あの、蒼汰さん? 手に抱えている『箱』みたいなもの、なんですか?」
「えっ?」
目を輝かせながら俺が持っているものに興味深々の女神様。
それは死ぬ直前まで俺がやっていたゲーム機本体だった。
「た、たのしぃぃぃ! ゲーム、超楽しいです!」
転生もチート付与も忘れて、俺の持っていたゲームに大ハマりの女神様。
こうして、天界に一人のゲーム廃人が誕生させてしまったのであった。
文字数 12,824
最終更新日 2024.06.24
登録日 2024.06.24
キミの声が聞いてみたい。
隣の席の三嶋さんは寡黙な美少女であった。
どのグループにも属さず、常に一人でいる無口な子。
そんなクールビューティの彼女とお話する為、一言挨拶をしただけなのだが——
「(えっ? なに!? なに!?? 急に坂井くんが挨拶してくれたんですけど!? 絶対私のこと好きじゃん!)」
たった一言の挨拶から、彼らのラブコメはハイスピードで展開されていく。
文字数 2,764
最終更新日 2024.06.24
登録日 2024.06.24
オタクに優しいギャルは存在した!?
オタクの僕に急に近づいてきたギャルの二宮さん
どうせ僕のオタク趣味を馬鹿にするんだろうなと思っていたのだけど……
「そのアニメ、今日全話みてくる!」
どうしてこんなにオタクに優しいのか。
それは意外と純情な理由だった。
文字数 3,778
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.23
「また負けたぁぁっ!」
赤井紗理奈は才女であった。
勉学、運動、趣味の範囲まで自分は何でも『出来てしまう』
それが彼女にとって大きな悩みでもあった。
だけどそんな自分よりハイスペックな男子の登場で悩みは悩みでなくなった。
今はコイツに勝つことだけに全力を注ぎたくなったのだ。
「さぁ! 今日も勝負よ! 萌黄くん!」
文字数 6,401
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.23
閑散とした夜の花見会場で、俺は一人で夜桜を楽しんでいた。
そんな俺の元に一つの出会いが訪れる。
「私が桜を最も嫌う理由——聞きたくない?」
突如現れたミステリアスな女性。
クールに見えた彼女の表情はやがて緩やかに溶かされていく。
文字数 2,716
最終更新日 2024.06.23
登録日 2024.06.23
恋と、夢と、創作と—— 転生せずとも僕は創作で無双する
「「はやまらないでー!!」」
それは二人の高校生小説家が飛び降り自殺を図る……という勘違いから始まった。
これは奇妙な出会いを果たした高校生作家の雪野弓と天才美少女作家の雨宮花恋のラブコメ物語――
と思いきや、担当の美少女イラストレーターとの仲もドンドン深まっていって……
ちょっぴり面倒くさい思考をもったクリエイター同士が惹かれ合い、そして恋に落ちていく。
「私は世界一貴方の小説のファンなんだから」
担当イラストレーターに作品を愛されて――
「どうして雪野さんの小説はいつも私を驚かせてくるのですか!?」
偶然出会った有名小説家にも一目置かれてしまう。
「いや、僕の小説なんて2人の作品に比べたら遊びみたいなものだから」
自称平凡小説家と神絵師と有名作家によるクリエイトイチャラブストーリー。
コメディ有り、シリアス有り、もちろんイチャラブもありの恋愛小説家の恋愛物語です。
文字数 217,083
最終更新日 2024.04.25
登録日 2024.02.24
ウチのヒーラーちゃんが中々ヒールをしてくれません。
いや、確かにさ、半端にダメージ受けている状態でヒールするよりも満身創痍の状態でヒールした方が回復量は無駄にはならないよ?
でも痛いものは痛いのです!
ヒーラーちゃん ケチなことを言わずどうか俺に救いの回復術を……!
……えっ? ダメ? やっぱりそうですか。
でもケチケチしているとそのうちパーティ追い出されちゃうよ?
仕方ない。痛いの我慢して今日もダンジョンに潜るとしよう。
1万文字以内の短編ファンタジーです。
少しでも気に入って頂けたらお気に入り登録を頂けると嬉しいです。
もし評価や感想を多く頂けることがございましたら、長編化致します。
文字数 8,813
最終更新日 2024.04.05
登録日 2024.04.03
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