両片思いはハイスピードに溶けていく

キミの声が聞いてみたい。

隣の席の三嶋さんは寡黙な美少女であった。
どのグループにも属さず、常に一人でいる無口な子。
そんなクールビューティの彼女とお話する為、一言挨拶をしただけなのだが——


「(えっ? なに!? なに!?? 急に坂井くんが挨拶してくれたんですけど!? 絶対私のこと好きじゃん!)」


たった一言の挨拶から、彼らのラブコメはハイスピードで展開されていく。
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