殺し屋×少女小説一覧
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男にもお金にも、興味は無い。
興味があったのは、人を殺せる技術だけ。
だけど——
殺し屋稼業を営んできた八王子タマキは、殺し屋としての生活ではなく、他の人と変わらない庶民としての生活に憧れを抱いていた。
ある事件をきっかけに逃亡生活を余儀なくされた彼女は、名前も国籍も変え、日本のある片田舎で生活を送るようになっていた。
カフェの店員として働く日々。
なんの変哲もない日常。
そんな中、ある“依頼”が彼女の元へと舞い込んできた。
依頼主は元『シルバー・ブレッド』のメンバーであるニルヴァーナであり、彼女の師でもあった。
依頼内容は、「lost memory(殺しの対象者)」とだけあった。
lostとは、組織の中で“殺し”を意味し、memoryは、“標的”を意味する。
「最後の依頼を聞いてくれないか?」
アパートのポストに届いたニルヴァーナからのメッセージに戸惑いを抱きつつ、
待ち合わせ場所に出向くことに。
人が死後に行く冥途にあるという険しい山、霊峰石鎚山。
電車に乗り、瀬戸大橋を渡って、石鎚山の聳える愛媛県久万高原町に行くことを決意した。
“もう誰も殺しはしない”
そう胸に期していた彼女の心に、待ち受けていたものとは——?
文字数 688
最終更新日 2024.05.24
登録日 2024.05.24
とある女子校で殺人事件が起きた。被害者は高校1年生である31人の女子生徒。加害者は同じクラスの栗花落澪(つゆりみお)という生徒だった。澪はクラス内でいじめを受けていた。それは、中学生の時からずっと。いじめに耐え続け限界が近づいたある日、澪は海凪風優人(みなぎふゆと)という謎の男と出会う。彼は何かを企むような笑みを浮かべて澪に囁いた。
『復讐の舞台を用意してあげる』
その舞台が用意された時、地獄のようなデスゲームが開始される。
澪は小さく呟いた。
「皆とっとと死んじゃえ」
文字数 33,415
最終更新日 2024.04.07
登録日 2024.01.30
ある街に1人の殺し屋がいた。
その男の名前は山ヶ崎徳(のぼる)。
受けた依頼は必ず達成させる一流の殺し屋のもとに1人の少女が現れる。
「お願いします…助けてください...!」
地下の薄暗い事務所で、涙ながらに助けを求める女子高生、佐藤飛和璃(ひかり)。
どうやらその娘はクラス全員からいじめを受けているらしい。
そして、自分をいじめる奴らをどうにかして止めて欲しいと震える声で言った。
翌日、飛和璃の学校に行った山ヶ崎はエアコン業者に扮して様子を見ることにした。
何事も無く朝の会が始まり、1時間目2時間目と進んでいき、昼休憩になった。
飛和璃が大袈裟に言ってるだけだと思い、帰ろうと校舎の外に出た山ヶ崎。
するとどこからか話し声が聞こえてくる。
山ヶ崎は声が聞こえるところへと向かった。
そこには飛和璃の姿と4人の同級生と見られる男女がいた。
「おい、お前。陰キャの癖に偉そうに意見してんじゃねえよ!」
飛和璃の腹に蹴りを入れる男子。
ただただすみませんと繰り返す飛和璃を見た山ヶ崎は「はぁ」とため息をついてゆっくりと近づく。
「あ?何だこのおっさん」
「汚ねー。何こいつ、すげーキモいんですけど笑」
「ここはおっさんが来る場所じゃねえぞ。社会のグズが、さっさと消えろや」
のそのそと男女のもとに近づく山ヶ崎。
「てめえ、舐めてんな?殺されてぇの?」
「そんなに死にてえならなあ!殺してやるよ!ゴホッ」
スッと少年の腹に蹴りを入れる。
「ふっ、女に暴力……社会のグズはどっちだよ?」
一流の殺し屋の反撃が始まる!
文字数 14,132
最終更新日 2024.01.28
登録日 2023.10.01
文字数 11,437
最終更新日 2022.12.07
登録日 2022.11.30
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