「ステム」の検索結果
全体で671件見つかりました。
遥か昔に一晩で沈んだとされるアトランティス大陸をモデルにした水の国と呼ばれる国の物語。
水の国には妖精族と呼ばれる、石と話す不思議な能力を持つ者がいた。彼らは遠い昔、シリウスから来たとされる神々が、この星で子孫を増やした直系の種族とされる。
これ以外にも、すでにこの星にいた人類の一部に、神々が遺伝子操作を施して知能を格段に上げた、科学万能説を元に生きる種族がいた。
彼らは、能力を失いつつある妖精族に変わり、水の国の中枢となっていた。
また、辺境人と呼ばれる遺伝子操作を受けなかった人類の末裔の種族。
これら三つの種族は、長い時間をかけて互いに混じり合いながらも、棲み分けがあり、それぞれの文化を作り上げていた。
そんなある日、妖精族の一部の人が、「もうすぐ国が沈むので、高い場所に逃げろ」とメッセージを受け取る。
だが科学を重んじる国になっていた水の国の全体は、石の声が聞こえると話す妖精族の存在を、頭がおかしな人たちと捉えており、多くの人々は、メッセージを信じようとしなかった。
やがて約束された日が来てしまう。
第一章は、その瞬間までに水の国で生きていた人々の様々な視点から、約束された日に何を思っていたのか、モノローグとして描かれている。
第二章では、山に登り生き残った人々が、神々による再教育を受ける姿を描く。
山の上に逃げた人全ては、神々が派遣した光る船に救い出され、エジプトへ連れて行かれる。同じ過ちを繰り返さないため、エジプトまで行く間に、神話や宇宙のシステムなどを言葉と映像でしっかりと教育される。
その教育の中身と、第一章で出てきた人々の葛藤を描く。
第三章では、エジプトに連れていかれ、それぞれ違う場所と時間に飛ばされるところからはじまる。
水の国の記録を残したまま、戸惑いの中で生きた主人公ルルゥの視点で、真実を知り、より良き世界を作ろうとする者と、真実を利用して権力を得ようとするものの争いに彼女が巻き込まれていく様子を描いている。
文字数 52,000
最終更新日 2023.01.20
登録日 2022.08.27
5歳の時、庭園を婚約者と散歩中にうっかり足を滑らせて池に落ちてしまったユリア。
薄れゆく意識の中、ここが大好きだった恋愛ゲームの中だということに気づいてしまった。
それだけではなくこのゲームの特徴は、ヒロインが誰かと結ばれた場合、他の攻略対象は敵としてヒロインたちと対立し、死んでしまうという胸糞システム。かといって誰とも結ばれないままストーリーが進行すると必ず全員が死ぬ。ヒロインも当然死ぬ。なんだこの地獄ゲー。
生前箱推しガチ恋勢だったユリアとしても、そんなことは何としても回避したい。
(強く生きるのよユリア、こんなところで死んじゃ駄目よユリア、生きて、そして…)
生き物というものは、どんなにいがみ合っていても共通の巨悪を前には手を取らざるを得ない。
(私が悪者になるの、そしていい感じに倒されればいいのよ…!)
自分になびかないヒロインに逆上して返り討ちにされる従兄弟、仲間にそそのかされ裏切られ自殺する婚約者、復讐の為に人生すべてを失う恩師…愛する者のために全てを捨ててなお報われないヒロイン。普通にやっていては、誰かは必ず死んでしまう。
全世箱推しガチ恋勢にはあまりにも辛すぎる。
どんな手を使ってでも、彼らを幸せにしてみせる、私の心の健康のためにも。
そして最期は、全員が手を取り合って私に立ち向かってきたところを拝みながら心穏やかに人生の幕を下ろす!!!!!
…筈だったのだが…?
文字数 16,203
最終更新日 2021.10.15
登録日 2021.09.17
すべては、一目惚れから始まった。
元女子校だったロゼッタ学園へと編入した主人公・交野通は、学校案内をしてくれた少女・四ツ橋彩乃に一目惚れをする。
「私と、《ユナイト》してくれますか?」
《ユナイトシステム》を使える男性として選ばれた通は、《ユナイト》を通じて学園生活を送り、恋をしていくーーーー。
登録日 2021.10.12
世界初の量子コンピューター〈Crystagram〉によるダイブ型VRMMO〈Another Eve Online〉がサービスを開始した。
プレイヤーのありとあらゆる個性を読み取ることで与えられる異能力システム〈ティア〉とゲーム内アイテムを現実へ持ち帰る謎のシステム〈ヴィラ〉を備える前代未聞のゲームに世界中が熱狂。
そんな中、大学受験を控える高校生、結城京太郎は誘惑に耐えかねゲームを起動してしまう。
麗しき魔法世界と荒廃した重火都市へ降りたつプレイヤーを待つのは 希望か、それとも絶望か。
文字数 4,316
最終更新日 2018.03.20
登録日 2018.03.19
「豊かな実績、確かな信頼」を売りにする零細企業、株式会社メテオンは、顧客の求める場所と時間に、指定した個数の流れ星を降らせるサービスを売りにしていた。
ある日、そんなメテオンの事務所に、一本の電話がかかってきて。
お暇なときにさっくり読める、ふんわりした雰囲気の、少し不思議な物語です。
■登場人物
ボス
株式会社メテオンの代表取締役社長。最近、腹回りが気になる。
マリア
メテオンの電話受付嬢。若干、化粧が濃い。
ジョアン
メテオンのシステムエンジニア。大のゲーム好き。
フェデロ
メテオンの船外作業員。大学の衛星工学科を中退している。
艇長
メテオンが所有するスペースデブリ回収船の船長。元軍人。
役人
連邦宇宙局航路安全部宇宙塵対策課課長。ボスと違って身体が細い。
小さいマリア
メテオンに流れ星をお願いした顧客。ママとパパが大好き。
文字数 19,658
最終更新日 2016.04.10
登録日 2016.04.04
人の居ない都市をスクーターで走っている少女。
ふとスクーターを止めて、バイオリンのケースとトランペットのケースを手に、ある建物に入っていく。
中では学芸プログラムのクローディアと名乗るホログラムが、外から来たその少女……カナリア・インザマインを出迎えた。
そこは、「プログラム:メトロポリタン美術館」と名付けられた実験的な設備。
地域的な文化差をなくすため、国家的なプロジェクトとして各都市に設置された美術館。
人類の歴史の中でも著名な芸術作品をデータ化し、仮想現実として鑑賞、体験出来るシステムであり、閲覧可能な美術データは、絵画、彫刻、演劇、演奏、文芸、映像作品は言うに及ばず、建築物や自然風景まで至る……と、クローディアは説明する。
緊急時の避難シェルターとしても使われるよう設計されたそこに、カナリアは住み着き、クローディアの手ほどきで様々な美術データに触れる。
二人の静かな、そして楽しい日々。
しかし、やがてカナリアに変化が訪れる。
そして全てが終わった後。クローディアは一つの美術品を作り上げる。
登録日 2018.11.30
タイトル:USIエンジン 「将棋プログラムの過去」
mini max 法 αβ法
「導入」「理論」
「実践」「発展」
dl shogi の基本
ディープラーニングのみに頼らない「機械学習」
USL プロトコル の サポート
Git Hub との「連携」
藤井研究室(Fujii Flow)
「アルゴリズムを物理的(物理学)、情報学的に考察する。」
医学的見地に使用されている。
成田、矢田式研究所(Narita Flow)
「ZOZO TOWN」
「アルゴリズムを因果的要因に基づき考察する。」
意思決定の性能
データで社会をデザインする。
USIエンジンとは? 将棋所にて使用可能である。駒の動作を可能にした。画期的な手法である。
ディープラーニングとは?
「脳の神経伝達のシナプスに似ており、ニューラルネットワークを多層に重ねた、
学習能力を飛躍させる。機械学習だけでは出来なかった社会の構築を可能にした。」
Deep Learning とは、脳の神経回路の仕組みを解き明かす目的で作成された。
学習データとは?機械学習にて、学習するべき内容を十年経過していた問題に対して、
一年で可能にした。複雑な手法を用いたデータを、高速処理可能にした。
基本的概要:「三層からなる。もしくは二層。Googleの場合は、100層からなる。」
日本と世界の違いは、十層と百層の違いだけである。
Google Scholar
Simple is Best.
Seach of Engine.
2024 year.
2024年の最先端の検索エンジンとは?
ディレクトリとデータベース。
インターネットとは?
ネットワーク上にちりばめられた単語を複数のUTF-8で検索します。
パソコンやモバイルとは何か?
端末と訳しますが、システムとは、情報を簡単かつ明確にするための指針である。
ブラウザーとは?どれを使用しても同じだが、答え探しに用いるアプリである。
端末はその役割を担う。ブラウザとは、それを選ぶために必要とするプロトコルの集合体である。
日本語で検索して見つかる可能性とは、2パーセントである。
残りの98パーセントとは海の藻屑である。海の砂粒から金を目的とするのは不可能である。
であるからして、アルゴリズムを使用するとそれが多少は緩和されるだけである。
目的地へと向けて船は出港したが、見つかる砂金とはわずかである。
これが社会にて、情報過多を招く手段である。
そいつを解くには、ブラザーに頼らない情報収集の他はない。
ここまでが、過去の将棋プログラムで学んだ独学によるあらましである。
文字数 1,026
最終更新日 2024.07.27
登録日 2024.07.27
一度書いてみたかった乙女ゲーム物。
作者がゲーム好き故にちょっとシステムが煩雑でバグが多いです。
皆様の知ってる乙女ゲームと違う可能性大。
登録日 2016.04.01
強制的希望推奨システム
人の希望を強制的に叶えさせる事が出来るシステム
抗争などを軽減させるために2058年に実装
ここは暴力が禁止された世界
ここは怒りが禁止された世界
ここは憎悪が禁止された世界
ここは嫉妬が禁止された世界
ここは差別が禁止された世界
ここは自殺が禁止された世界
ただし。希望による暴力は認可します
ただし。希望による怒りは認可します
ただし。希望による憎悪は認可します
ただし。希望による嫉妬は認可します
ただし。希望による差別は認可します
ただし。希望による自殺は認可します
さぁ。皆さん心行くまで、希望をお楽しみください。
2075年現在には表向きの全ての犯罪が0になる
そんな世界で、人間らしさを求めて、負の感情を求める奴らがいた
サイコ系小説
文字数 10,559
最終更新日 2016.10.09
登録日 2016.07.18
「異世界転生流行りすぎだろ……」
数々の異世界転生物が世に出回り、ありとあらゆるスキルが出尽くした。
しかし転生への知識が深いからと異世界に呼ばれた佐久間 丈一郎(さくま じょういちろう)に渡せるスキルは在庫切れ、特例で神の権限のひとつ『デリート』を授かる。
全てを消せる男が出会うのは消えてなくなりたい不思議な女の子。
この子の願いを叶えられるのは俺だけ?
スキルが出尽くした転生ストーリー、少しでも新しいと楽しめたら評価いただけるとモチベに繋がります!
文字数 2,582
最終更新日 2022.09.04
登録日 2022.09.04
ある日。ある時、世界のシステムが書き換えられた。
「てるてるぼーず てるぼーず」
淘汰される人類。崩壊する文明。飢える人々。
「あーしたてんきにしておくれ」
世界に生まれたダンジョンに少年は挑む。
「いつかのゆめのそらのよに」
果たして若き少年は生きづらい世の中を渡り行くことが出来るのか。
「はれたらきんのすずあげよ」
綺麗ごとの通じる世界ではない。既に世界は動いた。
どこまでも非情で、
唐突な絶望。
世界が壊れ、秩序が作られてゆく物語。
フィクションです。
あくまでも可能性の一つです。
深く気にしないでください。
最初の辺りを読めばわかりますがそういった世界観の話です。
昔かいたものを投稿します。ほぼ処女作なので生温い眼差しでご容赦ください。
なお、一切、現実とは関係ありません。繰り返しますがフィクションです。
Orz
「3章の投稿がだいぶ空きそうだ」ガタッ
文字数 91,553
最終更新日 2021.07.01
登録日 2021.05.14
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なろうより転載してきました。ボディシェアという独自設定あります。
いわゆる美貌を持って生まれた人は体を一時的に人に貸すことができるシステムです。現代ではまだ概念のお話ですが、この世界では当たり前にレンタルできることになっています。まあ、そんなの関係なしに三角関係の恋愛ものとしてお読みください。
文字数 144,759
最終更新日 2024.06.26
登録日 2024.06.23
◆一言あらすじ◆
ゲーム中に参加したキャンペーンによって異世界に転送された主人公が、ゲームシステムやユニット召喚を駆使して無双するお話
◆普通のあらすじ◆
人気VRゲーム『ベルジール戦記』で『不敗のレスカ』の二つ名で知られるプレイヤーだった主人公。
告知もなく突然始まったキャンペーンに参加すると、そこはゲームの世界が現実となった異世界だった。
ゲームと同様の能力を持ったまま異世界にやってきたことで、次々と巻き込まれる事件を軽々とクリアしていく主人公だったが、異世界に来た事で終わったと思っていたキャンペーンはまだ続いていた……。
あらゆるユニットを召喚! クオータービューを始めとしたゲームの能力で戦場を支配し、異世界を救うキャンペーンをクリアしろ!
異世界にふりかかる理不尽をチートで蹴散らす本格バトルファンタジー! 今ここに始動する!
※小説家になろう様とほぼ同時公開しております
文字数 138,541
最終更新日 2022.10.31
登録日 2022.08.30
SFの向こうのSFを目指して描いた作品。
平賀源代は祖父からもらった鍵でELEKTELによって統制された世の中を制御する鍵を持っていた。
その鍵の力をめぐって、さまざまな人物が源代を取り巻き、世界はまたひとつ終わろうとしていく。
2022年中国経済崩壊を皮切りに、第三次世界大戦という名の冷戦が勃発。
2037年に中国はかつての勢いは無かった。
2050年 アメリカの某会社が人類を超越した人工知能「EGO」の開発に成功。多方面での使用がされる。
2057年歴史上最悪の世界大不況。ヨーロッパの経済が崩壊。日本とインド、中東が世界の中心になる。
2063同時に地球資源が底を尽き始める。以後7年に渡って、飲める水を求めて、生き延びるため世界中が冷戦となる。国連は機能しないものとなった。
2071年Ai兵器を使ったテロ組織が、世界中の脅威となる。核よりも恐ろしい人類最凶最悪の兵器「MTR」が作られる。egoの改造版である。
2081年 世界の終焉とされたが、ロシアが人口食料の開発に成功、世界中の食料不足を次々解消。アメリカではLスーツが開発。地球環境の変化に耐えられるモノとなった。刺激を受け世界中の科学者が次々と人類存続のために新製品を開発し始める。「世界の転換期」
2099年 一般市民が月に行けるようになった。月での地球拠点が広がる。
2101年 日本株式会社pulseの研究チーム自立発電型システムELEKTEL開発開始。
2134年 ELEKTEL完成。世界中に電気が行き渡り生活の9割以上がELEKTELに支えられる世界となる。
2147年 ブラックホールの解明に成功、転移装置の開発着工し始める。
これはサイエンスフィクションなどでは無い。
人の常は変わり変わった常もいずれ変わる。
そうして退屈な世界になっていくのだ。
文字数 11,511
最終更新日 2016.04.10
登録日 2016.04.10
卓越した剣の腕を持つが故に、人並みの暮らしが出来ず、暗殺請負や賞金稼ぎで食いつなぐ男・多聞蓮太郎。
その多聞に、道場主だった父を切られ、後を継ぐために仇を討たなければならない男・東雲柊一。
柊一に挑まれた多聞は、勝つ度に代償を要求してくるのだった。
時代劇物っぽいけど、あくまで「ぽい」だけで、時代考証とかは全然考えない、むしろ時代劇風ファンタジーですらある、エセエセ時代劇モノ。
きゅんきゅんは全くナイ、殺伐した感じで、愛とゆーよりは執着な感じ。
作者的にはこれで完結してるけど、読み手からしたらエタってるみたいにみえるかも…?
※注1
こちらの作品は'04〜'12まで運営していた、個人サイト「Teddy Boy」にて公開していたものです。
※注2
当方の作品は(登場人物の姓名を考えるのが面倒という雑な理由により)スターシステムを採用しています。
同姓同名の人物が他作品(MAESTRO-K!が顕著)にも登場しますが、シリーズや特別な説明が無い限り全くの別人として扱っています。
上記、あしからずご了承の上で本文をお楽しみください。
文字数 36,271
最終更新日 2022.05.07
登録日 2022.01.25
この作品はリメイク!サブジェクト・ガーディアンズの旧作品です。
ときは未来、2244年。日本では色々なジャンル、ものに空想世界ができるようになった。
【勉強なんて嫌いだ。この世から消してやる!】
そして科目の世界と言われる空想世界を攻撃し、嫌いな科目をこの世から消そうと企む奴ら。通称【反科目抹消軍】。
そんな奴らから大切な科目を守ろうとした政府が作り出した防衛システム、サブジェクト・ガーディアンズ。
そしてその防衛システムを使い、科目を守る指揮をするコマンダー。
科目の世界と言われる世界が抹消されると科目自体消えてしまう。
そんな世界を元の状態に戻すため、コマンダー達は奮闘する。
果たしてすべての科目の世界を元の状態に戻すことができるのか、そんな彼らの物語。
文字数 15,577
最終更新日 2024.10.10
登録日 2024.06.25
ーー35年前。東京都練馬区のとある住宅街に、未来から猫型ロボットがやって来たらしい・・・・・・
この噂は「当時の近隣住民の話」として語り継がれてきた。
噂の内容には、若干の地域差があるものの、おおむね共通しているのは「猫型ロボットは、あらゆる物の大きさを自在に変えるライトを持っていた」や、「離れた場所へ一瞬で移動するドアがある」、「空を自在に飛ぶ風車が付いたヘルメットで移動する」など、常識では考えられないような道具をいくつも持っていたことだ。
それらの道具を使えば、この地球上に残されていた食料危機や病気、感染症、紛争の解消に至るまで、あらゆる問題を解決する可能性を秘めていたともいわれている。
だが、どれほど優れた道具であっても、重要なのは使い手だ。
高度な人工知能を有する猫型ロボットは、どんな未来を計算したのだろうか。
使い手に選ばれたのは、小学5年生の少年だったと言われている。そして世界がいま、滅亡に向かっているのだと・・・・・・。
これがもし、35年前の世界だったならば、こんな絵空事を信じる人はいなかっただろう。
だが、いま我々人類のなかで、この噂話を疑う人間はほとんどいない。
「語り継がれてきた歴史」となりつつある。
この噂話の最後は、近隣住民のこんな目撃情報で終わる。
ーー妙な電話ボックスに少年がこんなことをつぶやいていました。
「もしも人間がセミと同じ生き方をしたら」って・・・・・・
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人類の寿命はある日、生殖適齢期とされる18歳を迎えた日から7日間と決まった。
世界のルールが変わった瞬間は、テレビや新聞で大々的に報道された訳でもなく、当時流行していたSNSで拡散した訳でもない。
18歳を超えていた大人たちは一斉に、まるで一種の悟りを開いたかのように、自らの余命が7日間になったと知ったという。
多くの大人たちは、自らが死を迎える運命を嘆き、そして若くして命を落とす子どもたちのことを憂いた。
そして、せめて子どもたちが18歳に育つまでの生活基盤だけは残そうと、各国の大人が英知を結集し、自らの死の瞬間まで、必要な社会システムの構築にあてたという。
それは「人類による天地創造の7日間」と呼ばれ、今の子どもたちが大人になるまでの18年間を支えている……。
文字数 2,962
最終更新日 2021.09.01
登録日 2021.08.30
その日、1人のアラサーが異世界へと転移した。
男はその際に神様と邂逅し様々な説明を受ける。
例えば向かう世界は文明レベルが中世よりで自治都市やら村や街が点在しているとか魔法が存在したりする剣と魔法の世界であるらしい。
更にその世界には魔物が実在し、人間を親の仇の様に襲ってくるとか。
人間の方も魔物を倒すと経験値的なファンタジーエネルギーをゲットしてレベルアップし超人の様に強くなっていく事が可能な世界らしい。
「成る程、そこでなら俺も強くなれるんだな!」
『……なれないよ?だって君その世界の人間として異世界転生するんじゃなくてその見た目のまま、普通のアラサーとして転移するんだからさ』
「なっななな、なんだとぉおっ!?」
アラサーは絶望した。チートなし、チートアイテムなし、レベルアップシステムなし、頼れる知り合いもなし。
アラサーは文句を言うが問答無用で異世界へ放り込まれる。ここに強化要素無しアラサーの異世界ファンタジー物語が幕を開けたのだ。
ちなみにアイテム作成ツールなる道具の入った鞄を渡される。中身は百均で売ってそうな小型のすり鉢やまな板、小刀が入っていた。勿論チートな性能なんてない。
文字数 61,486
最終更新日 2023.04.22
登録日 2023.01.31