サクッと読める短編小説一覧
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「私がいないとだめなの。ごめんなさいね」婚約者を訪ねると、必ず従姉もいる。二人で私のわからない話ばかり。婚約者は私に話しかけない。「かまってあげなきゃ、かわいそうよ」と従姉。疎外感だけ味わって、一言も交わさず帰宅することも。だけど、お金儲けに夢中になって、世界が広がると、婚約者なんてどうでもよくなってくる。私の幸せは貴方じゃないわ！
文字数 5,784
最終更新日 2024.11.29
登録日 2024.11.29
幼い頃から、病弱な妹はなんでも私の物を欲しがる。人形も、ドレスも、婚約者も。なのに奪った後、大切にしない。お父様はそんな妹を叱りもしない。もういいわ。そんなに欲しいなら、新しい婚約者もあげる。でもね。幸せになるのは、妹と私どちらかしら？
文字数 4,208
最終更新日 2024.11.29
登録日 2024.11.29
お坊ちゃまは私のことを「なんでもいいなりの僕のおもちゃだ」と言った。しょせん平民のメイドだから、当然なのかもしれない。だとしても、特別に大切にされてると信じ、全てを捧げたのに。やっと愛されてないと気づいた愚かな私は、ワンワン泣いた。悲しくて、悔しくて、復讐を決めた──
文字数 4,484
最終更新日 2024.11.29
登録日 2024.11.29
「愛されないのは、魅力がないお前が悪い」と婚約破棄された私。支えてくれたのは、聖女から「だってぇ。好きになっちゃったんだもん」と、同じく婚約破棄を味わった聖騎士でした。
本日の晩餐は、幸せいっぱいの元婚約者カップルをご招待。「みなさぁん。仲良くしてくださいねぇ」略奪したくせに、今日もゆるふわ聖女に罪悪感は皆無。
さあ。元婚約者と浮気聖女は、苦渋を美味しく味わってくださるかしら？
文字数 5,169
最終更新日 2024.11.29
登録日 2024.11.29
人魚は千年間も、生きてしまう。千年は中々長く、人魚は何度も傷ついた。やっと九百五十年目にして「愛してる」と言う人に出会えた。喜ぶ人魚。しかし、その男に、愛なんてなかった。他に愛する人がいた。悲しむ人魚は海に帰る。人魚の本当の幸せはどこにあるのか──
文字数 5,126
最終更新日 2024.11.29
登録日 2024.11.29
担当世界の魔王が邪神化した。
八方手を尽くしてどうしようもなくなった初級限定神リフィールは、先輩女神を頼ってある勇者を召喚する。
だがこの勇者、とんでもなく理不尽の塊で―――。
「いえ待って。ちょっと待って」
「何だよ？」
「イベントは？面白おかしい珍道中は？ドラマチックな出会いとか胸が踊るような冒険は！？」
「ある訳無いだろそんなもん」
世界を10回救った周回勇者は、かく語る。
「―――異世界召喚は、やっぱりクソゲーだと思う」
文字数 17,792
最終更新日 2022.09.11
登録日 2022.09.11
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