小説(外部サイト)一覧
平凡をナナメウエに行った大学生の美雨は、春休みにアクの強い友達二人と小旅行へ。彼女が目的地に向かう電車で出会ったのは、鋭い顔をした艶声のイケメンだった。一方、艶声イケメンこと佳也は美雨に衝撃的一目惚れをしてしまって――イケメンな年下バンドマン達と中々に強かな年上女子大生達が繰り広げる、おそらくゆるいラブコメ。
登録日 2014.07.26
「私を殺したのはだぁれ?」という映画が流行っていた。
マザーグースの詩の一つ「My mother has killed me」になぞらえて連続殺人事件が起こるという単純で、非現実的な内容。
しかし九条(くじょう)翔桜(しおん)の住む町で、この映画と同じ様な殺人事件が起こる。
そんな中同じ高校に通う一つ上の先輩、霧沢涼子が、この事件の犯人を翔桜の同級生、春日井(かすがい)美羽(みう)であると公言する。
翔桜は少なからず好意を抱いている美羽の無罪を証明するため、奔走することになるが……。
登録日 2014.06.28
ある日俺は突然パーティーを追放されてしまう。
「スキルの【幸運】だけが売りのお荷物はもう、うちのパーティーには必要ない」
「んな!?」
俺はスキルの都合上、戦闘には参加してこなかった。
そのため、確かにレベルは極端に低い。
だが代わりに、俺の能力でレアドロップが確定していたうちのパーティー(緋色の剣)は資金面で大きく優遇され、短期間でのし上がる事が出来ている。
なのに今更出て行けとか……ふざけたんなよ!
「高レベルのモンスターを狩りまくれば、レアドロップなんてそこまで必要ないからな!」
周りを見渡すが、メンバー達は黙って冷たい眼差しで俺を見つめているだけだった。
その時はじめて気づく。
俺は利用されていたんだと。
パーティーが軌道に乗るまでの間のカモ。
そんな風に思われていたのだろう。
そして資金に困らなくなったから、奴らは俺を切り捨てた。
「装備はパーティーの共有品だから、ちゃんとおいて行けよ!」
その時俺は誓う。
必ずこいつらを見返してやると。
「く……後悔させてやる……お前ら以上の冒険者になって必ず!」
「はっ!やれるもんならやってみな!」
だが俺も奴らも知らなかった。
俺のスキルに揺れ戻し――ドロップのマイナス補正――がある事を。
そして【幸運】による超レアドロップで、俺の成長が出鱈目に加速される事を。
この物語は、パーティーメンバーに利用されるだけ利用された主人公――アドルが成り上がりダンジョンを完全攻略する話になります。
登録日 2021.08.22
嘘をつかれて、裏切られて、暴力を受けて。
そうして逃げた先で彼女が出会ったのは、一匹の“猫”だった。初めて知る、自分より弱い存在だった。
「あたしがお前を助けてあげる。お前はあたしが守ってあげる。あたしがお前の親で、あたしはお前の味方だよ。あたしだけが、お前の味方なんだよ」
誓いはやがて彼女を縛り、元から歪な“猫”との関係を、更に歪めて歪ませていく。
登録日 2017.03.26
ある時期に多種類の生物が絶滅する現象、「大量絶滅」。
肉眼で確認できる生物が現れてから現在に至るまでに五度、この現象は確認されてきた。
2152年、人類は六度目の大量絶滅の危機に直面する。急激な寒冷化、いわゆる氷河期に突入したことにより、絶滅の危機にさらされた人類は、人体実験によって生み出された特殊な人間をコールドスリープ状態にして保存し、種の保存を図った。
それから、1000年以上の時が過ぎ、一組の男女がコールドスリープから目を覚ました。
女性の名前は白絹雫。彼女はあらゆる生物を本能的に魅了する能力と、生物の粘膜に接触すると細胞死(アポトーシス)を引き起こす、特殊な体液の持ち主だった。
男性の名前は一条楓。彼は脳内の神経伝達物質を操り、感情を自由に制御することができた。
僅かに生き残った人類が細々と暮らし、特殊な環境に適応した生物が闊歩する異界と化した世界で、二人は巡り合う。
感情を制御する能力のお陰で、自分に絶対に魅了されない楓を面白く思った雫は、彼に自分と共に行動するよう強要する。
凶悪な生物をも一瞬で細胞死に至らしめる、アポトーシスの能力を持つ雫にボディーガードをしてもらう事を条件に、楓は彼女についていく事になるが……。
登録日 2017.09.12
異世界に召喚された俺は勇者として迎え入れられるが、使えるスキルが無くて処分された。
だが俺には1つ隠しているスキルがあった。
その名は【憑依】
自分を殺した人間に取り憑いて支配する力だ。
俺はこの力を使って俺を殺したヤツに復讐をし、異世界で好き勝手に生きてやる!!
無責任憑依ファンタジー開幕!!
登録日 2016.06.16
「お前がこのマリエラにしたことはわかっているのだ!私は断じてお前のような女とは結婚しない!私、ヘルト・アルバッハは今この場でメリッサ・ドヴァンとの婚約破棄を宣言する。気味の悪い魔女め!」 変わり者と評判の伯爵令嬢メリッサはとある夜会のさなか、婚約者に婚約破棄を告げられる。 第三王子である婚約者の隣には家族の中で唯一自分の味方であったはずの妹の姿があって……。
「婚約破棄されたら魔王の薬師になりました」の改訂版です。10話付近まではほぼ同じ、アルファポ様、エブリスタ様でR.18版を先行投稿中。
こちらはR.18部分のみ除いてます。
登録日 2021.03.09
いらないものを少しだけ持って行ってくれる「ちょっとだけ」の約束。例えば気になる体重を。諦めきれない片思いを。大切な友達への嫉妬心を。それは知らぬ間に攫っていって、なかった事にしてくれる。ほんのちょっぴり楽にしてくれる。発端はそんな、他愛ないおまじないのような話だった。けれどその本当の意味を知った時、取り返しはもうつかなかった。──机の中に、それはいる。
登録日 2016.03.30
女騎士のディアナは、騎士団長のセオドアに秘かに恋心を抱いている。だが、ある夜のパーティーでセオドアが婚約したことを知った。捨て鉢になった傷心のディアナは、予てから折り合いの悪かった軽薄騎士・ジェフリーに身を任せてしまうが……慇懃無礼な気障男と生真面目な女騎士のお話。
登録日 2015.10.24
フラメ王国で毎年開催される音楽祭にゲストとして呼ばれることになった天才バイオリニストのアリア。演奏家としての名誉とともに、フラメ王国の第一王子とのデュオにも参加できることになる。憧れていた王子との共演、夢のようなひととき。叶わないはずの初恋が、アリアのメロディとともに響き始める――…
登録日 2015.01.05
★短いあらすじ
剣も魔法も一流だけど飛び抜けて優秀な面がない聖女ソアラは、才能なしと見限られて勇者のパーティーを追放される。
ソアラはフリーの冒険者業に転身し、パーティーの助っ人として大活躍。
勇者のパーティーはソアラを失って何度も壊滅寸前に追い込まれていく。
★長いあらすじ
「聖女って聞いてたから、Sランク級のスキルの一つでもあるって思ったんだが。もういい、器用貧乏で努力もしないお前は要らない」
ソアラはある日、勇者からパーティーを追放すると言われた。
両親に捨てられて教会で生まれ育ったソアラは厳しい修行を得て聖女としての称号を得た。
勇者は教会で聖女の噂を聞いてソアラを仲間にする。
パーティーに入っても努力の研磨を怠らずに古今東西の千を超える魔術や、剣技、鞭、弓、ブーメラン、トンファー、あらゆる格闘技を一流と呼べる領域まで習得。
万能と呼べるだけの力をつけていた。
勇者のパーティーはそんな彼女の援護の甲斐もあり魔王軍の幹部を撃破。最も魔王討伐に近いとパーティーだと名を馳せることとなる。
そんな中、治癒術士リルカや剣士アーノルドが選ばれし天才だけが得ることが出来るという“Sランクスキル”に覚醒。
勇者はとっくに覚醒しており、新たに“Sランクスキル”持ちで王家の血を引くという別の聖女、エリスを仲間にしようと交渉していた。
「お前が抜けてエリスが入れば全員Sランクスキル持ちの夢のパーティーが実現する。凡才は出ていってくれ」
こうして、ソアラは勇者のパーティーを出ていくこととなった。
一人ぼっちになったソアラは仕方なくフリーの冒険者として色んなパーティーの支援をすることとなるが、ヒーラーとしてもアタッカーとしても一流なので、世界中のパーティーの助っ人として引く手あまたとなる。
そんな中、勇者のパーティーは何度も壊滅寸前に追い詰められて、ソアラに戻って来てもらおうと判断する。
「こんな平凡な私なんて居なくても、勇者様は大丈夫ですよ。諦めるのはまだ早いです!」
勇者が頼み込んでも笑顔でエールを送るソアラ。
そんな彼女の元には徐々にソアラを慕う者たちが集まり彼女をリーダーとする新たなパーティーの結成が熱望され、勇者たちは更に追い込まれていく……。
登録日 2021.01.11