ライト文芸 未来小説一覧
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大学4年生の高橋由依は、就職が決まらないまま卒業してしまった。
特にやりたいことも無く、焦る彼女の家のポストに入っていたのは、『未来屋工房』なる、謎の、怪しい場所のチラシ。
"過去を変え、新しい未来《いま》にしたいあなたへ"
胡散臭ささを感じながら、どこか心惹かれている自分に気づいた奈菜美は、未来屋工房を訪ねてみると、思わぬ方向に話は進み・・・。
文字数 10,092
最終更新日 2024.06.10
登録日 2021.10.18
ある日、自分が一番一緒に時間を過ごしてきた人がこの世からいなくなってしまったら、多くの人間はどうするだろうか。
その悲しみを抱えて生きるか、哀しみさえも愛し続けるか、それとも、、、
「わたしはあの人がずっと生きているようにしか思えない、、、見つけ出すのを待っているの。だから、、、まだ死ねない」
文字数 503
最終更新日 2024.04.29
登録日 2024.04.29
西暦2524年。世界には男性しかいないと考えられている。日本国日高見府で暮らす茨木高良も当然そう考えている。子供はコウノトリと呼ばれる機関から運ばれてくる。結婚は義務で無論男性同士だ。彼はまだ知らない。コウノトリがどのようにして子を生みだしているのか、世界には何故男性しかいないのか、そして女性とは何者なのかを。
文字数 6,485
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.04.06
俺はかつて「天才科学者」と呼ばれていた。
テレビに出て。持て囃されて。大手研究会社に就職して。いろんな仕事をもらって。
俺はその時、なんでも出来ると思っていた…
ただ1つの過去を抱えて。
そんな昔の俺を“狂わす“一大プロジェクトがこの部署に入る。
「宇宙エレベーター開発」
名前だけ聞けばただの名誉ある計画である。
だがこの宇宙エレベーター研究過程で起きたあの一件で俺は塞ぎ込んでしまった。
時は無情に過ぎ行き、30歳になった今の俺は、3年前に起きた「あの一件」と昔の同僚を思い出し、今日も仕事へと向かう。
文字数 27,703
最終更新日 2022.08.30
登録日 2021.09.23
文字数 87,502
最終更新日 2021.07.30
登録日 2021.06.29
文字数 128,401
最終更新日 2019.12.02
登録日 2018.11.17
人工知能が発達すれば、単純な仕事はすべて機械に取られてしまう。人間の仕事は減って、仕事にあぶれる人間がいる。だから、いろんなことを知って発想力の基礎を身に着け、想像力を働かせなければ生きていけない。
なんてことを偉い人たちが言い出したのは、百年と少し前のことらしい。
技術はすごい勢いで進歩を続けて、目まぐるしく周囲の環境は変わっていく。古い言葉で『十年一昔』というものがあるらしいけれど、十年どころか五年前でも常識や技術なんかは、めっちゃくちゃ昔のものって感じだ。
ひいおじいちゃんやひいおばあちゃんが子どもの頃に観た、未来を描いた映画なんかで出てくる、自動で走る車とか、ロボットがそこここで働いている姿なんて、今では日常の風景になっている。もちろん、全てが実現しているわけじゃない。
人間は働かなくってよくなる、なんてことにはなっていないし、たしかに昔の仕事でなくなってしまったものはあるけれど、新しくできた仕事もあって、古くから残っている仕事だってあって。
文字数 11,466
最終更新日 2019.03.03
登録日 2019.03.03
平成の終わり頃から宇宙産業が活発となり、宇宙産業が活発となり、一般人もお金を払えば宇宙に行けるようになった。
それから時を経て、明誠21年、政府が陸、海、空自衛隊に加えて宇宙自衛隊(宙自)の新設を発表した。その理由として、宇宙資源及び、太陽系内の惑星の開発、宇宙空間内において大陸間弾道ミサイルの迎撃、宇宙事業を行なっている日本企業の保護などを挙げた。
その計画として、宇宙護衛艦(宙衛艦)4隻の建造や宙自基地として、呉の海自基地横に宙自の呉総監部を置き、さらに宇宙ステーション、月面基地、そして火星基地の建設を発表した。
それから4年後、宙衛艦の 2隻が完成した。それとともに、防衛大に宙自新設の発表と同時に新設されていた、宇宙課程を卒業し、宙自に入隊、さらに、初の隊員で、防衛大卒ということで、特別に3等宙佐(3佐)からの入隊となった。
文字数 1,876
最終更新日 2018.03.06
登録日 2018.03.04
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