ライト文芸小説一覧
22世紀、人々はより高度な文明を手に入れて、より高度で快適な生活を送っていた。«平凡な人物»である彼もまた、ハイテクな道具に囲まれながら、いつもと変わらない生活を過ごしている。良くも悪くも平均的、よく言うならばオールマイティ、素直にいえば器用貧乏な才能である彼は、そんな自分も、そんな自分が生活するこの環境も嫌いで、周りに馴染めないで、自分の殻に閉じこもっていた。そんなある日、彼は不思議な丸い球体を見つける。その球体に触れると、眩い光が彼を包み込み、思わず彼は目をつぶる。彼が目を開くと、そこには自分の知らない世界が広がっているのであった……
文字数 3,468
最終更新日 2020.04.23
登録日 2020.04.22
とかく現世は生き辛い。
自身の生きるセンスの無さを感じた男は、検索サイトであるサイトを見つけた。
『センス発行所』
そこに行けばセンスが手に入る。
文字数 4,292
最終更新日 2020.04.23
登録日 2020.04.23
この世界には2種類の種族がいる。
お腹から生まれた「人間」と呼ばれる者たちと、
試験管から生まれる「人型」と呼ばれる者だちだ。
手首のバーコードは「人間」ではない証。
彼ら「人型」は何らかの目的のために生み出され、
目的のために散っていく。
私の名前は「れい」
年の頃は30手前の人型で、
人間の青年「いち」の恋人係として出荷された。
試験管で作られた私達には感情がないとされる。
でも、私は「いち」の事を愛してしまったんだ。
優しくて、純粋で、情熱的で、愛しい「いち」。
彼を助けるためにすべてを投げ出して、私は一度死んだ。
全ての記憶を失って私は、私でなくなった。
そして、偽りの恋人ごっこが始まる―。
文字数 31,101
最終更新日 2020.04.22
登録日 2020.04.22
都会に出るのが夢だった。学校帰りにファーストフード店に寄ったり、カフェでお茶したりする映像を見るにつけて、ド田舎に住む僕は、自分だけが世界から取り残されているような気がしていた。羨ましくて、妬ましくて、都会の人間を呪った。だから僕は誓ったんだ。田舎を脱出してやると! そして東京の大学に行く為に猛勉強をしている僕に、ある日魔の手が迫った。こともあろうか近所でも有名なヤンキー美少女が迫って来たのだ。何故、こんな冴えない僕に? 月日は経ち、ついに僕は東京へやって来た。いい大学を出て、いい仕事も得た。そして可愛くてオシャレで控えめで気が利く理想の彼女が出来た。彼女と結婚し、僕の人生、順風満帆だーっ! っと思っていたのは束の間で、可愛い妻は鬼嫁と化した。鬼嫁との生活に疲弊していた僕の前に、高校時代、僕に迫ってきたヤンキー美少女が現れた。思ってもみなかった姿で…。
本作は、前作「すみません、妻です」のスピンオフです。前作の主人公、長谷川瑞貴の司法書士友達の津田雅彦が今回の主役です。前作で二人が居酒屋で飲んでいるところに麗子と鉢合わせたシーンも出てきます。そして瑞貴と麗子の結婚式シーンも!
文字数 47,215
最終更新日 2020.04.22
登録日 2020.03.26
文字数 1,406
最終更新日 2020.04.22
登録日 2020.04.22
山奥のその小さなアトリエには、毎日、多くの人が訪れる。そこに展示されているものは、絵とは思えないほどに美しく輝いていて……でも何処か、哀しくって。それが観る人々の心を突き動かす。
中でも目を惹くのは金髪で青い瞳の女性の絵。青々とした森の中、白い歯を見せる彼女、木苺のカゴを抱える彼女、裸体でベッドに腰掛ける彼女……。それはまるで、生命を燃やしているかのように輝いていて、誰もの目を吸い寄せた。
特に、椅子の前に立てかけられたままのそのキャンバス……碧い月の下で手を繋いで微笑み合う男女の絵。『永遠』を手にしたその二人は非常に安らかで優しく、温かで……それを観る人は皆、涙した。
名もなき沢山の絵が展示された持ち主のない……だけれども、まるで月の輝きのように『永遠』を感じさせるそのアトリエは、『碧い月』と名付けられたのだった。
文字数 10,521
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.01.10
藤堂高校は普通の高校だ。
しかし、ある事件のせいで一年間、ありとあらゆる部活動および学校外活動が停止した学校。
そんな混沌とした学校の因果。
勉学、日常、部活、恋愛。
そこで始まる青春は、正しく戦場である。
奏でるは人。持つのは楽器。
*元ヤンのドラムとクラリネットの小さな少女。
*寡黙、根暗物置き部長が持つのは銀色のトランペット。
フランスからやって来た銀髪の美少女は金色のトランペットと共に襲撃する。
*そして消えた。一人の青年とその真実。
そんな凹凸コンビの高校生達が巻き起こす三つのストーリー。
恋せよ乙女、恋は戦争、愛は花に撒く水の如く。
文字数 218,167
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.03.23
「おい緤那見ろ、ちょうど綺麗に見えるぞ」
「どれ?…あぁ本当だ、綺麗ね…」
「だろ?…寒くないか?ココアか何か入れようか
…嗚呼、本当に綺麗だな…そう思うだろ?」
―――そう、これは決して叶うことの無い恋なのだ。
私はきっと彼の中で星空より輝くことは永遠になく。
この恋は星々と同じように、既に滅びているとも知らぬうちに燃え尽きる運命なのだろう。
文字数 4,563
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.04.21
数年前に突然引っ越した幼なじみ、神楽崎乙女が突然俺の家の隣に引っ越してきた。
だが彼女は昔とは打って変わって冷徹女に成り下がっていた!戸惑う俺だがいつの間にかそんな日常にも慣れ始めていて……。
文字数 2,959
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.04.20
文字数 230
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.04.21
とある青年が死を選び取るまでの話。
※完結・更新ともに未定です。続くかもしれないし続かないかもしれない。タイトルも今後変更する可能性があります。
文字数 4,320
最終更新日 2020.04.21
登録日 2020.04.21
知ることに責任を持っていますか?――引きこもりリア充のセンチは、兄の死をきっかけに外へ出ることを決める。“人形”を使った競技を始めると友人を得るが、同時に恋人がいなくなってしまう。ついには競技で負けた友人が殺される場面に出くわし、人形の材料が人であることを知る。ならば自分の人形は?いなくなったのは誰?
命の尊重のため、仲間と共に理不尽な常識を覆そうとするお話です。なろう様にも投稿しております。
文字数 255,814
最終更新日 2020.04.20
登録日 2020.02.03
特殊検査研究所で検査員として働いている安倍 昇は多忙な日常を過していた。徹夜明けの仕事帰りに腕時計が止まっていることに気が付く。基本的に無駄なものを持つことが嫌いな安倍は、腕時計を1本しか持っていない。夕方には職場に戻らないといけない状態だが、時計の電池交換をしてから家に帰ろうと、街で有名な「ホーム センター ホーリー・ホーリー」というホームセンターで、時計の電池交換をしてから家に帰ろうと、何かに引き付けられるようにホームセンターへ向かった。仕事帰りに立ち寄ったホームセンターで、生きるとは何か、について考えさせられる。ミドル・クライシスの話。
※この話は、2018年に書かれ
、2019年3月に某出版社のコンテストに応募した作品です。ネット上や他での公開はなく、今回、ホームセンターの名称のみ変更し投稿させて頂きました。話の内容は、全てフィクションです。登場人物、団体、地名等の名称は架空であり、実在するものとはいっさい関係ありません。
第三回ライト文芸大賞に初参加です。
文字数 221,575
最終更新日 2020.04.20
登録日 2020.04.14
わたしは三拍子そろった駄目人間である。
そんなわたしの隣に座る後輩の伊津野香織(いつのかおり)。
彼女の秘密をひょんなことから知ってしまったわたしは、それが切っ掛けである意味で非日常である意味で日常であるよくもわからぬ摩訶不思議へと巻き込まれてしまう。
しかし、おおよその予想に反してわたしがやっていることといえば、ラーメンを食べることである。
ラーメンとは神の食べ物である。
そんなわたしに関わってき始めたのは妖怪やら怪人やら。
今までどこに隠れていたのかそんなあやしきものどもたち。
否応なく、わたしの日常は、波乱万丈なものになっていく。
これは町で繰り広げられるちょっと不思議でちょっとおかしくてラーメンな恋のわからぬわたしと彼女の青春ストーリー。
文字数 19,530
最終更新日 2020.04.20
登録日 2020.04.04
俺がしっかりしないといけない。
俺がこいつらを支えてやらなきゃいけない。
俺が守ってやらなきゃいけない。
俺が・・・俺が俺が・・・
注意事項
これはリア友6人で考えている創作、たさころの一部です。
身内ネタがあると思います。
多少、グロテスクな表現があるかもしれません。
以上のことが許せる方は、読んでいっていただけるとありがたいです。
たさころとは
多彩な殺し屋達、略してたさころ。
音和、Ciel、77c、柚子、孝陽、青猫の6人で活動している。
文字数 8,132
最終更新日 2020.04.20
登録日 2020.04.20
どうもくう。です。
【人物紹介】
父 堀田 雅弘 (ほりた まさひろ)
The頑固オヤジの、昔ながら系大黒柱。御歳52歳。家族を笑かそうとしてギャグを言うがいつもスルーされる。その度にグチグチ言う。怒ると怖いため皆父の言うことは絶対。
母 堀田 富美子 (ほりた ふみこ)
専業主婦。いい歳してるのに精神年齢は娘達と同じと思っている御歳48歳。イケメンに目がない。8代目ジェーソールブラザーが大好き。「オンナ三兄弟だね!」と言ってはいつも娘に怒られる。
長女
堀田 朱雨 (ほりた しゅう)
今年受験生の中学三年生。卓球部部長をしていてクラスに一人はいるうるさい陰キャ。友達とはワイワイできるのに、あまり関わらない人と一緒になると蚊の鳴くような声で喋る。ちなみにアニメオタク。
次女
堀田 波瑠 (ほりた はる)
小学五年生。女とは思えないほどの気の荒さ。口がとにかく悪い。母&姉の扱いは雑なのに父には絶対逆らわない。怖いから。ほとんど自分の部屋から出ない。ちなみにアニメオタク。
あらすじとか特にないです。
少しおかしな日常を覗いて見ませんか?という企画です。
文字数 4,719
最終更新日 2020.04.19
登録日 2020.04.18
「この恋は、きっと許されない」
僕はあくまで彼女の御目付け役なんだ
彼女はあくまで一国の姫なんだ
―――だからこんな想い、抱いちゃいけないんだ。
文字数 6,292
最終更新日 2020.04.19
登録日 2020.04.18
『人は吸血鬼になったときに、自らの存在の価値を知ることになる』
2015年 世界で吸血鬼の存在が公にされた。それから1世紀経った2115年。吸血鬼の存在は社会問題になっていた。
人の姿をしながら人ではなくなった存在、血を求めなければ生きられない者たちの殺害を世界は認めていた。どれだけ不条理だろうと、誰が変わり果ててしまおうとも、人類が生き残るにはそうするしかなかった。
そして、人でなくなった彼らも、自らの業と人間性との間で揺れていた。
吸血鬼に襲撃された修学旅行で生き残った霧峰あんじゅは対吸血鬼テロ組織【彼岸花】の職に就いた。
人でなくなった者を狩るこの組織で彼女はこの世界と人の本質に触れる。
人間と吸血鬼、表裏一体のその存在と生きることの意味を──
文字数 689,701
最終更新日 2020.04.19
登録日 2016.04.16
結衣は、長い片想いの着地点を求めて、「七夕作戦」なるものを敢行するのだが……。
※別名義でカクヨムさまにて2016年にupした作品を改稿したものです。この改稿版をカクヨムさま、小説になろうさまにも投稿しています。
文字数 2,680
最終更新日 2020.04.18
登録日 2020.04.18
自称「シャッター・ガール」の写真部員、原地 藍梨。
賞を獲れる腕を持ちながら特にそれを自慢するでもなく、いたって普通に学生生活を送っている。
そんな彼女に憧れる一年生が入部してくるが、どうにも写真の腕は今ひとつ。
そんな後輩と一緒に動き回ってる日々を過ごしていると、藍梨のまわりに不審な空気が流れ始める。
ストーカーまがいの出現に藍梨は悩み苦しむ…ということもなく、しばらくはそのままやり過ごす。
ただ、正々堂々としない行動に不満を持つ藍梨は、ついに「犯人」を捕まえるための行動に出る。
そして暴かれる「犯人」の正体とその目的は…?
(全6話)
文字数 19,591
最終更新日 2020.04.18
登録日 2020.04.18
学校にとり憑いた地縛霊である「おれ」は、ある日可愛い女の子を見つける。どうやら彼女には「おれ」の姿が見えているようだ。と、喜ぶのもつかの間、彼女はおれたち幽霊の天敵『祓い屋』だった。
「私、好きな人がいるの──」
彼女は「おれ」に命令した。除霊されたくなければ、彼と恋人同士になるための手伝いをしろと。
文字数 32,151
最終更新日 2020.04.18
登録日 2020.04.18
「なんじゃいおまえらそろいもそろって偏差値上げる時間あるなら品性を磨け!」
『留学』が『ピアノを習う』、『塾に行く』と同レベルで浸透している近未来。
中学二年生で帰国子女の篠崎凜々(しのざき・りり)は、県内でも有数の進学校に在籍しつつも自分が帰国子女であることを隠し、脳内ではおっさんのような口調で毎日くだを巻いていた。
ある日の放課後、凜々は教師に呼び出され、今度アメリカから転入してくる『ワケあり留学生』の言語面のサポートをしてくれないか、と頼まれる。進学に大きく作用する部活動をまったくしてこなかった凜々に対し、教師陣は、そのサポート役でその面をカバーすると約束。
結局その留学生のサポーターになった凜々、そして留学生アイザック。
恋愛感情では絶対にないけれど、何かもっと深くて暖かいもので結ばれる二人の話。
文字数 7,149
最終更新日 2020.04.18
登録日 2020.04.18
クラスを受け持つことになった秋田葉太は、その中にかつての恋人によく似た生徒がいることに気づく。名前は春川桜子と言った。
校外の公園に訪れた葉太は、そこで偶然、桜子と出会う。打ち解けていく二人だったが、桜子は葉太に自身の悩みを明かし、走り去ってしまう。
やがて、公園で再会する二人。
葉太はあの時伝えられなかった言葉を、桜子に贈った。
数年後。葉桜を見上げながら、思いを馳せた。
文字数 7,616
最終更新日 2020.04.18
登録日 2020.04.12
文字数 16,079
最終更新日 2020.04.18
登録日 2020.03.07