歴史・時代 ホラー小説一覧

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 戦国の世、小領主の子であった柏木市右衛門源藤(かしわぎいちえもんもとひさ)は初陣で父、重臣が敵方に皆殺しにされてしまう――が、このとき、陰陽師の蘆屋道明(あしやどうめい)が戦場に満ちる瘴気を利用し、死んだ弟を甦らせようと秘術、泰山府君祭を行っていた。若い市右衛門を残して死んだことを無念に思った重臣たちが、道明の弟の魂を押しのけ死霊となってこの世へと戻ってくる。戦場を逃れるも落ち武者狩りに遭っていた市右衛門を彼らは救った……
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文字数 95,606 最終更新日 2024.02.16 登録日 2024.02.03
【屍がおれを見詰める。――男の薄暗い愉悦の物語】 江戸八丁堀の町方同心、山崎宗右衛門(やまざきそうえもん)は、とある日より「屍から見られる」ようになる。 死者の眼差しに、しだいに暗い悦びを覚えるようになる宗右衛門。 そんなさなか、奉行所から上方に向かうよう達しが言い渡された。行き先は嵯峨化野――無縁仏が散乱する風葬の地である。 きっと数多の目に見詰められるのだ――。 怖ろしさと悦びに打ち震える宗右衛門に待ち受ける結末とは。
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文字数 5,141 最終更新日 2023.05.02 登録日 2023.05.02
戦国時代の終わり、赤い曼珠沙華の咲く廃城を行く若者がいた。 小田原北条氏最大の山城、悲劇の城となった八王子城が舞台の青春譚。 <主な登場人物> 八王子城下の刀鍛冶の少年・榧丸(かやまる) 元刀鍛冶で足軽の竜(後に竜之介と改名) 北条氏照の養女・波利姫(はりひめ) ※八王子城は北条氏照(三代当主・北条氏康の三男)によって築かれた小田原北条氏の支城。 1590年(天正18年)6月23日、豊臣秀吉の東征軍で、北陸と信濃の大名たち(前田利家、上杉景勝、直江兼続、真田昌幸ら)による北陸支援隊三万五千の軍勢により攻め落とされる。 ★史実の流れに沿ったフィクション、中編小説です。
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文字数 67,565 最終更新日 2022.06.22 登録日 2022.05.06
恨みを抱いた死体が蘇って人を襲う。恐ろしくも悲しい歴史伝奇ホラー  複数の胡人(北方騎馬民族)が中華に進出し覇を競った五胡十六国時代の事。  漢人至上主義の下に起こった胡人大虐殺により、数十万人が殺され、その遺体は荒野に打ち捨てられた。  そんな虐殺が起きて間もない冀州・曲梁県で起こった恐ろしくも悲しい事件の顛末とは。
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文字数 11,664 最終更新日 2021.12.06 登録日 2021.12.06
「狐に幸運、人に仇」の続編。 親戚同士で幼馴染の久尾屋の娘、千陽(ちはる)と、天野 夏以(なつい)は仲が良く初恋同士でもあった。 しかし、恋心が芽生える前から結婚はできないからね、とお互いの両親から言われ続けて年頃を迎える。 薬師見習いとして久尾屋に奉公に上がった夏以は、恋焦がれる千陽に婚約者がいる事を知る。 婚約者の遠原 和葉(とおはら かずは)、本名を天野 桂樹(あまの けいじゅ)。そして入れ替わったもうひとりの人物。 関わる者の過去、繋がりにより急展開していく四人の人生。(狐憑き)の呪いは続くのか。 遠原 和葉目線、天野 桂樹目線、祥庵目線(他、人物目線)と、様々な人物のストーリーが交錯していきます。 伏線回収系ストーリー 36話完結。 (※二十歳以下の登場人物の年齢に三歳足すと現代の感覚に近くなると思います。)
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文字数 108,235 最終更新日 2021.11.08 登録日 2021.10.01
日本の江戸時代に似た文化、風土のある国があった。安森家という代々狐憑きが生まれ、莫大な財産、幸運、繁栄という恩恵を受けている一族で、そこにあかりは半ば騙され嫁入りする。嫁入りして一族の内情が分かり始めてくると、今まで自分の周りで起きてきた不可解な出来事、そして安森家の複雑な絡みが解けて線で繋がっていく。 伏線回収系ストーリー 35話完結。 大まかに恋愛編、結婚編、人物編、謎解明編、解決編の流れになっております。 Instagram morioka09 小説についての投稿をしています。 ※狐憑きの身体的特徴の描写は、作品中の中だけの解釈であり、現実社会の差別的偏見で書かれたものではありません。 又、風鼠の描写に関しても、差別的偏見で書かれたものではなく、物語上のフィクションとして書かれているものになります。 こちらの注意を踏まえた上、ご拝読お願いいたします。
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文字数 96,465 最終更新日 2021.07.31 登録日 2021.07.14
明治二十年。ある寺を訪れて寺男となった不思議な男、「きさぶろう」は、伝説的生き人形の造形師、松本喜三郎の如き名人となりたいと言い出し、旅立ち、生き人形師となって帰還した。それでも満足な腕前を得られなかったという「きさぶろう」は、『西行法師』の伝説を聞き京都へ行く。 その後また帰った「きさぶろう」は、ほどなく死んでしまう。 そして寺の周辺で連続殺人が起きるようになって……。 これは明治より続く、一体の生き人形を巡る、三人の「キサブロー」にまつわる物語である。
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文字数 17,439 最終更新日 2021.05.31 登録日 2021.05.31
「おいおい。泣いていないで、さ、さ、冷たい番茶を飲めや」  冴木 彦次郎は今年で59になる私の祖父だ。  私は布団部屋で着物を乱して、上半身だけ起き上がり、子供のようにわんわんと泣いていた。  彦次郎の進める番茶を勢いよく手で叩き。  いつまでも、泣いていた。  「もう、生きていたくない!」  番茶は畳の上にまき散って、コロコロと転がり部屋の隅の風呂敷包み当たった。    8月8日で、私は16歳だった。あの風呂敷包みには何があるのだろう?
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文字数 3,126 最終更新日 2019.04.24 登録日 2019.04.24
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