恋愛 深夜小説一覧
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ー夜にカラリとベランダを開ければ、見知らぬ男と目が合った。
午前三時、酔い醒ましにベランダに出れば、知らない男がいた。こんな深夜なのにスーツを来て、無人のはずの隣のマンションのベランダにたたずんでいる。
全1話。『恒久の月』書籍化記念、発売日まで1日1作短編公開キャンペーン中。5/20の更新。
文字数 2,998
最終更新日 2024.05.20
登録日 2024.05.20
大学2年に上がって半ばを過ぎた。
暇を持て余しながらコンビニバイトに勤しんでいると、制服を着た1人の少女が入店してきた。
そのままなにも買わず、イートインスペースにまっしぐら。
最初は見て見ぬふりをしていたが、テーブルに突っ伏したままピクリとも動かない。
心配になって声をかけると、返事の代わりにお腹の音が鳴り響く。
羞恥心に身悶える制服少女に、しょうがないと弁当を買い与える。
最初は突っぱねられたけれど、結局空腹に負けたのかぐしゃぐしゃに泣きながらお弁当をかき込みだす。
野良犬に餌を与えたような無責任な、一時の優しさ。
それだけのはずだったのに、バイトを上がると待ち伏せしていた制服少女にいきなり腕を掴まれ、ささやかな少女の胸を手に押し付けてきた。
まるで昨日の弁当はこれでチャラとでも言うようだった。
これで、豆腐素材の糸よりも脆い制服少女との関係は終わりだと思っていたのだけれど、
「私がどこにいようと勝手ですよね?」
なぜか俺のシフトの時ばかりイートインスペースに入り浸るようになってしまい、深夜だというのに俺の未来に影が差すのだった。
※この作品は「カクヨム」「小説家になろう」「アルファポリス」に投稿しております※
文字数 97,913
最終更新日 2024.04.06
登録日 2024.03.10
満月の綺麗な夜に起きた奇妙な出会い。
男の言葉がもたらす混乱と衝撃を通じ、主人公は自身の感情と向き合い、成長への一歩を踏み出すのだった。
文字数 887
最終更新日 2023.06.17
登録日 2023.06.17
切ないお話です。
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「アイシャ……」
「殿下……」
私と殿下は月明かりの元、一本の林檎の木の下で逢瀬を喜びあっています。その限りなく幸せな時間は、週に一度だけ。しかも月明かりのあるうちのほんの数時間。
私と殿下はこうして秘密の関係を持っているのです。
誰にも知られてはならない、2人だけの秘密の関係。
そんな2人の、救いを求める、深夜限りの時間が永遠でありますように……
文字数 927
最終更新日 2023.02.22
登録日 2023.02.22
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