ファンタジー 無実の罪小説一覧
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「お前は何の役にも立たないのだから、せめてサンドバッグとしてぐらい役立て」
「お父様、マカパイン男爵家としての仕事は全部私がやっているんですよ」
「そんなのはお前にやらせてやっているだけだ」
「え、じゃあ私はもうやらせてもらわなくていいわ」
私がいなくなればマカパイン男爵家としての仕事は貴方達馬鹿にはできないでしょうね。
でも産んでもらった恩は5億倍にして返しているので後はもうどうなろうと知ったことではありません。
「感謝もできないのかこのクズ!」
「なんて恩知らずなんでしょうか」
「お姉様のような無能はマカパイン男爵家に必要ないわ」
やれやれ、家族は逆ぎれして私を殺すつもりらしいです。
どれだけクズ共とはいえ私は家族を殺したくなかったのですが、
貴方達が殺すつもりなら仕方ありませんね。
「実の両親と妹を殺したお前なんかとは婚約破棄だユフィリア」
やれやれ、馬鹿婚約者は正当防衛というものを知らないようです。
「お前の妹のメルミリアを僕は愛していたんだ」
そうですか。
"チートスキル切断魔法lv9999"で婚約者を切断しました。
ざまぁ(笑)
とりあえず逃げ出そうとしたら隣国の色っぽいイケメン王太子が求愛してきました。
「お前が家族から解放され婚約破棄され自由になるのを待っていた」
私のように優秀な美少女をを欲しがるのは当然ですね。
文字数 3,798
最終更新日 2021.09.19
登録日 2021.02.11
「私、何もしてませんからぁ!」
「なら、何故逃げる!」
「なら、なんで追いかけるんですかぁ!」
婚約者である第一王子を殺害しようとした罪により実家を追い出され、追われる身となった伯爵令嬢のリエネッタ。
魔法の力を駆使してどうにか逃げ仰せたものの……身に覚えがまったくないリエネッタは、どうにかして自らの無実を証明しようとするも、実家の伯爵家に、王国軍に、賞金目当ての冒険者に、ひたすら追いかけられることになってしまう。
逃走を続けるリエネッタは、その道中で同じように無実の罪で追われる身となっている者達に出会い、いつしか共に自分達の無実を晴らそうと行動しはじめる。
文字数 4,369
最終更新日 2019.01.06
登録日 2019.01.06
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