ファンタジー 勘違いヒロイン小説一覧
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「アマミィ、貴女は何も悪くないわ。
けれど、貴女を殺すわ。
私を恨んでくれて構わないわ」
もう、私は限界でした。
毎日、妹のアマミィに殺されるのではないかと、怯えていました。
何の罪もないアマミィを殺すのが悪い事だというのは分かります。
それでも、アマミィを殺さないといけないのです。
だって、アマミィが私を虐げてきた事も傷つけてきた事もありませんが、
今日もアマミィが私を殺さないという保証はありません。
嫌です。アマミィを殺したくありません。
アマミィは大事な妹で、それでも殺さなければいけないのです。
アマミィを殺さないと生きていけません。
私は生きたいのです。
私が生きるために、死んでくださいアマミィ。
もう貴女に殺されるのかもしれないという恐怖に怯える日々は限界を超えてしまいました。
せめて苦しませたくありません。
アマミィを痛めつけようにも、アマミィには何の恨みもないので、そんな事できるわけがありません。
アマミィが抵抗するより先に、アマミィの喉を剣で刺し、引き抜いてから斧でアマミィの首を切断しました。
アマミィの首が落ち、ぼとっと音がしました。
それは不愉快な音でした。
それでも、その音は私に生きる事を可能にした祝福の音でした。
祝福の音が心地よいとは限りません。
ならば、私はその祝福の音を受け入れましょう。
アマミィは死にました。
ごめんなさいアマミィ。
「ごめんなさいアマミィさようなら、貴女は何も悪くないわ」
「お前を助けにきた聖女ローゼ」
イケメンが助けにきてくれました。
ハッピーエンドに辿り着けるのでしょうか。
文字数 1,633
最終更新日 2022.01.16
登録日 2022.01.16
「リーナ、もう殲滅してしまえ! で、あきらめて聖女になっちゃおう。リーナってチートなんだから」
お兄様、そんな事を言われても、私は普通の人と普通の恋をして普通の家庭をもちたいんです。
『水魔法の加護』がある事になっているけど本当は違うし、ゲームに関わらずにお兄様と一緒に逃げたいです。と思っていたけれど、覚悟を決める時がきたようです。
異世界に転生したリーナは乳母に虐待されていたが『液体の加護』のおかげで生き延びた。
『隠蔽の加護』を手に入れて、加護を誤魔化したせいで公爵家の婚約者となり魔法学園に通う事となったが、そこで自称ヒロインと出会う。
この世界は乙女ゲームの世界でリーナはヒロインと婚約者の為に尽くす健気な側妃になるらしい。
しかし、婚約破棄されたおかげでストーリーは変わっていく。初恋は結ばれないというけれど、リーナの初恋の行方は?
これは前世で恋も愛も知らなかった女性が愛を見つける物語。
追加で世界を救うかもしれません。
※意地悪乳母や侍女、自称ヒロインとその取り巻きもいるけど、いずれは因果応報。
『お月見』小話、載せてます。小話なのでたいした内容はないです。
文字数 243,232
最終更新日 2021.09.29
登録日 2020.09.23
ラージエナ王国の公爵令嬢である、シーナ・カルヴァネルには野望があった。
「せっかく転生出来たんだし、目一杯楽しく生きなきゃ!!」
だがどうやらこの世界は『君は儚くも美しき華』という乙女ゲームで、シーナが悪役令嬢、自分がヒロインらしい。(姉談)
シーナは婚約破棄されて国外追放になるように努めるが……
文字数 2,467
最終更新日 2018.03.14
登録日 2018.03.14
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