ファンタジー 毒家族小説一覧
3
件
シエラ・マリア・ローゼンシア公爵令嬢は王太子と婚約していた。
王太子は学園の卒業パーティでシエラを断罪し、婚約破棄をもくろむが失敗。
性懲りもなく、数か月後の現国王(王太子の父親)の即位記念パーティで婚約破棄を宣言する王太子と浮気相手のサリエ。
そして、そこで語られる『真実』によって、シエラの運命が激変する。
文字数 37,502
最終更新日 2023.09.17
登録日 2023.08.26
「リザベルタ、お前に婚約破棄を告げてやる」
「お前は俺のお兄様のサルジオを殺しただろう」
「あら、貴方のお兄様はデブだから死んだのよ」
「私は何も悪くないわ。クソデブの自業自得よ」
「お姉様、お姉様をいじめていた事謝るわ。ごめんなさい。だから助けて」
「家督もお前に譲る。だから助けてくれ」
「貴女の事をずっと愛しているわ。本当よ。
貴女は長女なのだからと少し厳しくしすぎてしまったわ。分かって頂戴リザベルタ」
「分かるわ。私もお母様の事を愛していますもの」
「お母様はエルマンノ男爵家男爵ヘニアルト夫人なのですから、私も少し厳しく接します」
今更謝ってももう遅いっ!
私は無駄な肉のない完璧スマート細マッチョイケメン侯爵ともふもふ達に愛され幸せに暮らしているので
助ける気も戻る気もありません。
文字数 8,892
最終更新日 2021.08.06
登録日 2021.02.20
「お父様、お姉様が私の事をいじめるのよ」
「なんて酷い娘なんだペネロメア。どうしてお前は妹をいじめるんだ」
「きっと性根が腐ってるのよ。親の顔が見てみたいわ」
「鏡見なさい。鏡に映っている趣味の悪い化粧でこてこての醜いババアが私の親の顔です。
もしくは貴女の隣にいる醜いたるみきったデブを見なさい」
事あるごとにお母様は事あるごとにお母様は『親の顔が見てみたいわ』
『育ちが悪いんでしょうね』と言います。
お母様、私の母親は貴女ですよ。
お母様は馬鹿なのでそれが分からないようです。
分かって下さい。
文字数 991
最終更新日 2021.02.22
登録日 2021.02.22
3
件