遣唐使小説一覧

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玄昉は「三階仏法」を究めんと唐へ渡った。だが、それは唐では國禁とされ、またその教えの本拠であった寺は焼失していた。希望を失った玄昉に、新羅僧が、三階仏法は未だ生きている、この者を訪ねよと教える。玄昉は、危険を覚悟して男を訪ね、男の元で禁教を学ぶ。だが官憲に捕まり、牢獄に。留学生・真備が賄賂を撒き助けられたが、玄昉は或る新羅人に師事し、治療用大麻の研究に没頭する、その目的は、或る高貴なお方の、三十数年来の病を直すため、だった。帰朝した玄昉、巨魁不比等の亡き後の、激しい政争に巻き込まれ、やがてひとびとの妬みと恨みにより讒訴されて左遷され、その地で非業の死を遂げる。
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文字数 23,710 最終更新日 2024.05.19 登録日 2024.05.16
──大海原の先で出会った赤鬼は、私と同じ遣唐使でした。 唐の官僚達に才能を嫉妬され、曰く付きの高楼の中に閉じ込められてしまった遣唐使・吉備真備。 為す術もなくやるせない気持ちに駆られる真備であったが、そんな彼の前に現れたのは同じ遣唐使・阿倍仲麻呂を名乗る一人の赤鬼であった。 『江談抄』そして『吉備大臣入唐絵巻』に描かれる、二人の遣唐使のちょっと不思議な友情物語をアレンジしました。 日本史・中国史に出てくるあの方々もチラホラと.....? 異国の風に吹かれながら、奇想天外な攻防戦をお楽しみください。 ※リメイク版です。
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文字数 174,342 最終更新日 2021.11.02 登録日 2019.03.29
白村江の戦の記憶もまだ新しい頃、唐王朝の宮廷を日本から派遣された遣唐使が訪れた。 その中に、他の日本人と違う風体の者が混じっていた。 なお、本文中の新唐書の訳文は、菊池勇夫編「蝦夷島と北方世界」のものを引用しています。
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文字数 2,037 最終更新日 2021.04.01 登録日 2021.04.01
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