家族関係小説一覧
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とある国の公爵家に生まれたヘルガ・ヘーゼロッテは前世の記憶を持っていた。
夢を掴めず就職もできなかったかつての人生。
今世は順風満帆……と思いきや、7歳になった頃に――
『婿養子の父親はじつは復讐のために身内に入り込んでおり、ヘルガが20歳になったら見せしめとして殺すつもり』
『祖父はヘルガを忌子として嫌っており、社交界デビュー前に殺すつもり』
『姉は唯一父親と同じ髪色と目の色を受け継いだヘルガに嫉妬し自分が成人したら殺しを依頼するつもり』
――という話を一気に知ってしまう。
このままじゃ圧倒的集中砲火で殺される!
そう感じたヘルガは各人の不満を取り除くため、成長する前に解決策を模索し始めるのだった。
※カクヨムにも掲載中
文字数 128,690
最終更新日 2024.12.30
登録日 2022.06.25
私は東北のど田舎に住む、姫子、高校二年生。
家の周りは田んぼ、田んぼ、田んぼのオンパレード。イケメンだけどぐうたらの兄が、トラクターから降りて両親と私に宣言した。
「明日、俺の嫁たちを連れてくるから」
やったー!! 農家の長男に嫁ぐ嫁、妹の私は超、超、ウエルカム~!!
両親も七夕音頭で踊りまくって大はしゃぎ。
そして翌日、正装した村主一家の前に現れたのは、健太兄ちゃんの大親友、礼二君とその姉の礼香ちゃん。
「「ふつつか者ですが、どうぞよろしくお願いいたします!!」」
「俺、二人と結婚するから」
「「ええええええ~!?」」
ど、どういうことー!?
文字数 1,205
最終更新日 2024.05.05
登録日 2024.04.30
いじめをきっかけに引きこもりになった今宮戒斗は、家族とも上手くいかず、通院先の主治医にも本音を話せず、孤独に耐える辛い心の内を『カイト』と名乗り、ブログで吐き出しながら生きていた。
そんなある日。カイト宛てに『ユウト』と名乗る人物から一件のコメントが届く。
一方のユウトは、自身の願いを叶える為だけに、戒斗とコンタクトを取っていた。ユウトとしてカイトと接触する悠斗だが、彼には大きな秘密があった。
また、戒斗の友人である高遠絵美は、同級生の些細な一言がきっかけで摂食障害となり、自傷行為の末に入退院を繰り返していた。家族関係に悩み、辛い現実から逃げる為に理想の自分である『幸子』という偽名を使い、存在しない日常をブログに綴ることで心のバランスを保っていた。
各々が秘密を抱えながら、現実とネットの狭間を生きる日々。しかし、些細なことから三人の秘密が暴かれていく。
そして、家族を巻き込みながらそれぞれの秘密や本心と向き合う時。人生の再生と希望への道筋が見え始めたのである。
文字数 107,820
最終更新日 2024.04.26
登録日 2024.04.22
公爵令嬢のジュリエンヌは年の離れた妹を見て、自分との扱いの差に愕然とした。家族との交流も薄く、厳しい教育を課される自分。一方妹は我が儘を許され常に母の傍にいて甘やかされている。自分は愛されていないのではないか。そう不安に思うジュリエンヌ。そして、妹が溺愛されるのはもしかしたら魅了魔法が関係しているのではと思いついたジュリエンヌは筆頭魔術師に相談する。すると──。
文字数 5,978
最終更新日 2024.01.09
登録日 2024.01.09
たくさんの小説の中から私の小説に時間を割いてくれていることに感謝しかありません。
女性ならではの友人関係、恋人関係など私にしか書けない小説を書けるよう精進致します
全ての人に共感・感動・私の小説から自分の人生を振り返って頂けるように頑張ります。
文字数 179
最終更新日 2023.08.22
登録日 2023.08.22
『結婚』
人生の新たな門出の一つ。人はその言葉へ希望を抱く。
結婚式を迎えたエレツィアも同様に、心中に不安はあれど幸せへの期待は膨らんでいた。
貴族同士の政略結婚であったが、微笑を添えてエレツィアへと手を差し出す婚約者に自身の胸が心地よく鼓動するのを感じていたから。
彼の手をとり、夫となるジェレド・フローレンスとエレツィアは誓い合う。
お互いの幸せを約束すると。
「君を幸せにすると誓う」
「私も、貴方を幸せにすると誓います」
抱き合って、口付けを交わす二人の甘く惚けるような時間。
参列した親族達の賛美と祝福の声を聞きながら、エレツィアは幸せになれると……確信を抱いた。
しかし、式の翌日。
淡い希望は、残酷な現実を突きつけられる。
「すまない……エレツィア」
嘆きながら、夫のジェレドが抱いているのは。
彼と同じ深紅の瞳を携えた。名も無き赤子だった。
文字数 127,135
最終更新日 2023.05.26
登録日 2023.04.08
『よる。』の続編。
時系列的には『水無月。』の数週間後、七月の終わりごろ。
品川駅で待ち合わせした本間奈津美と、大野将。
二人でランチしながらいろいろ話をする。
これからのことと、過去のこと。
過去にとらわれつつも、未来に進もうとする人たちの話です。
文字数 16,989
最終更新日 2021.07.28
登録日 2021.07.28
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