終末もの小説一覧
9
件
平凡な日常は突然終わる。
わずかに残された不安定な予知能力だけが、私に残された生きる術になった。
ある日突然「お前は殺される」と言われたら、私はどうすれば良いのだろう。
どうすれば良かったのだろう。
突然起こる力の暴走に多くの命が奪われていく。
私のせいで人が死んで行くなんて信じられないよ!
だってあれはただの予知で……予知だったでしょう!?
私の予知は……未来じゃないの……?
近づいてきた未来に恐怖して、泣いて、叫んで、呼んだ。
この悲しみに耐える事なんて出来っこないよ。だって私はーーーー…。
あなたはこの悲しみに耐える事が出来ますか?
※残酷描写あり。
※「小説家になろう」に重複投稿しています。
文字数 11,053
最終更新日 2024.01.11
登録日 2023.07.27
2069年9月。人類史上、初のフルダイブ型バーチャルゲーム機が日本で実現、世界中で一斉販売された。
致命的な問題や国のバックアップとの連携障害等をクリアするにあたって、ハード側の微々たる不具合もあってはならない為、かなりのハイスペックが求められ、長年の開発期間を要して、初期からしてかなり完成度の高いゲーム機が誕生したのだ。
前宣伝効果もあって、事前予約から既に想定の3倍以上もの人気を博し、発売後直ぐに売り切れたそのゲーム機は、五感の再現や視覚的リアルさから、現実と大差無いと評される程に、バーチャルを限りなくリアルに体験できるものだった。
そんなゲーム機で人気を集めたジャンルと言えば、お決まりのファンタジーRPG系と、第2の人生感覚で送るスローライフ系、アドベンチャーやアクション、バトル系、そして、忘れてはならないのが、サバイバル系である。
ハードと同時に販売された初期ソフトの中に、2000年前後にアメリカで流行ったあるサバゲをベースに、同じく別の人気ゲームの要素を取り込んだ、二大人気作の融合と唱われたゲームがあった。
世界の広さや自由度を拡張させ、逆にストレージ等を質量重視のリアルに忠実なものにするなどの改変を施されたそのゲームは、ゲームのご都合的な要素がほとんど排除された事が大きな要因として、発売前の人気とは裏腹に、発売後にユーザーからの批判が殺到。
難易度ノーマルでも、かなりのマニアしか生き残れないと言われる程に生存が難しいと、クソゲーのレッテルを貼られた。
その為、ゲームをプレイする人は減る一方で、今ではもう国内では3・4桁しか居ないのではないか、とさえ言われていた。
そんな、ユーザーの姿がほとんど消えつつある中、未だプレイし続けている高校生達が、今日もまた、ログインするのだった…
文字数 95,463
最終更新日 2023.08.15
登録日 2022.05.14
単身世帯が増えていき、少子高齢化が加速していった世界。人類は子孫の繁栄という生物としての義務を放棄した。
少しずつ、少しずつ、生殖機能を持たない人間が増えていき、西暦2995年、とうとう人類は新しく子供を作ることが不可能になった。
その中で現存する子供の最年少である十四歳から十八歳の間の年齢ある子供たちは最後の世代と呼ばれていた。
文字数 91,590
最終更新日 2023.04.17
登録日 2023.04.08
死にたい...そう思ったことは誰しも一度はあると思う。だから、死にたいと呟いただけで全てが変わるなんて思ってもみなかった。世界が死ぬなんて...思わないだろう?
文字数 228
最終更新日 2022.11.15
登録日 2022.11.15
2031年5月18日。世界中の人類のうち99%以上が灰と化した。大学受験に失敗し生きる希望を失っていた男子大学生の山城結は、こんなご時世だからこそ、いつ死ぬか分からないからこそ、高校時代の同級生である三好風佳と、パリに行く。
文字数 7,162
最終更新日 2021.03.18
登録日 2021.03.17
世界が滅びることになった。きたるべき終わりのために安楽死の薬が配られ、ある者は滅びの前に死を選び、ある者は全財産をはたいて限りある時間を遊び呆けている。犯罪に走る者もいたが、概ね秩序は保たれていた。そんな中、紙村(かみむら)は登校する。居場所がないくせに、律儀に登校してくる小筆(こふで)に会うために。そして紙村はある日小筆を学校から連れ出すことにした。
文字数 6,419
最終更新日 2021.03.12
登録日 2021.03.12
「何もかもを捨てて異世界に行きたいって望んだのは……君だよ?」
謎の存在【i(アイ)】から告げられた一言に、少年は不安と焦燥感に駆られる。何故自分がそんな望みを抱いたのか、そもそも自分は何者なのかすら分からない。
記憶を返し、そして元の世界に戻して欲しいと懇願する少年に、謎の存在はあるゲームを提案する。
「終末期の異世界で誰かとキズナを深めた分だけ記憶を返そう。そして記憶の中からヒントを探り、私の名前を当てられたら、君の勝ちだ」
文字数 26,111
最終更新日 2021.01.08
登録日 2021.01.07
ドラゴンとの戦争によって崩壊寸前に追い込まれた世界。そこでは、生き残った僅かな人々が、厳しい環境のなか細々と命をつないでいた。
戦争中、ドラゴンを操りドラゴンと戦う不老不死の超人兵士として活躍したガルサは、戦後数十年経った世界で放浪の旅を続けていた。
家族や同胞が死に絶え、復興の余地もなく先細りしていくこの世界で、ガルサは死ぬこともできず、独り惰性で日々を生きている。
そんなガルサのもとに、ある日、空を愛する年若い美少年がやって来た。彼はなぜかガルサの素性を知っていて、彼女を“ドラゴン郵便”なる職業にスカウトしに来たのだと言う。
空を飛ぶことをやめていたガルサは、少年をすげなくあしらうが、「幼気な美少年が好み(ショタコン)」という彼女の性癖のせいできっぱり断ることができず、二人は徐々に親睦を深めていく。
元軍人系お姉さんのやさぐれた心に、純真系ショタが潤いをあげるお話。だいたいそんな感じ。
文字数 10,500
最終更新日 2020.04.14
登録日 2020.04.14
『大切な人の為に、あなたは自分の命を差し出せますか?』
2033年、地球はオームと呼ばれる異星人から侵略を受けた
コンピューターを無効化する敵に対する人類の持てる武器は、己の命しかない
斯くして、人々は再び神風を願う事となる
それは守るべき人の為に、命を差し出すことを強要する行為だった
クローン技術によって生まれた少女を、生きる誘導チップとして桜花と呼ばれる特攻兵器に搭乗させて使い捨てる
そんな中、強い自我と感情を発現させた少女・美弥は、『先生』に出会って想うようになる
「死にたくない」
※本作は『小説家になろう』『カクヨム』『アルファポリス』にて公開しております
文字数 128,699
最終更新日 2020.01.04
登録日 2019.11.30
9
件