「自由にやってきた40~50代」に何も残らない理由

人と人がつながれば、そこにコミュニティが生まれます。同じ業種同士でつながれば、おのずとさまざまな情報に触れることができます。

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よく知られているのが、アメリカの社会学者であるマーク・グラノベッターが提唱した「弱いつながり」です。たとえば転職するにしても、家族や親しい友人ではなく、何かの勉強会で一緒になったとか、たまにしか会わないといった人たちから有用な情報がもたらされる。情報が共有されすぎていないからこそ、新しい発見があるのです。

こうしたコミュニティに属するには、何より軸を持ち、専門性を磨くことが大事です。そうしているうちに、自分が持っているスキルや専門性を頼ってさらに人が集まってきます。

繰り返しになりますが、専門性を磨くには、逃げ場は用意しつつ、ある程度プレッシャーがかかる仕事も経験しておいたほうがいい。結果的にコミュニティはついてきます。良き人々と関わり続けること。それが100年人生を生きるために最も大切な無形資産ではないかと思います。