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「うっ、うっ。だって働いてお金稼がないと、あなたが帰ってきたとき、何も貢げない……」
「貢ぐなっつってんだろ! 薄給のくせしやがって!」
わけありイケメンチャラ男な日米ハーフホストと、ぽんこつチョロインお嬢さんの恋物語。
それからその周囲の人々のクズっぷりだったり、恋愛だったり、家族の再生だったり。
第一章が不器用な子世代のラブストーリー。
第二章がクズな親世代の浮かれ上がったラブゲーム。
第三章以降は、みんなで大団円♡
※ 「小説家になろう」で掲載している同シリーズの章立てに手を加え、投稿しております。完結済み。
文字数 185,718
最終更新日 2024.10.21
登録日 2023.05.08
ヘンリーはその日、初めてマーマレードなるデザートを食べた。
それは兄アーサーの妃キャサリンが、彼女の生国スペインから、イングランドへと持ち込んだレシピだった。
のちに6人の妻を娶り、そのうち2人の妻を処刑し、己によく仕えた忠臣も邪魔になれば処刑しまくったイングランド王ヘンリー8世が、まだ第2王子に過ぎず、兄嫁キャサリンに憧憬を抱いていた頃のお話です。
文字数 1,954
最終更新日 2023.09.28
登録日 2023.09.28
いや、マジで。
すげぇ食うなぁ。この皇帝……。
生ガキ、塩漬けガキ、アンチョビ、鰻のパイ、山うずら、オリーブ、辛ソーセージ。
この時代の贅を競った、豪勢そのものな食事をすべてビールやワインで流し込む。
そりゃあ痛風になるに決まってるじゃん。という食事内容である。
さて。
その、目の前でモリモリ食う皇帝とは。
彼こそが、スペイン王カルロス1世そのひとなのである。
文字数 5,268
最終更新日 2023.09.28
登録日 2023.09.28
少年はみすぼらしい少女を憐れんでいた。
貧相で恋に破れ、賢げに振る舞う庶子の従妹は、平民の少女の魅力に遠く及ばない。
※ 過去他サイトで書いた作品の設定等を修正し改稿したものです。
文字数 12,956
最終更新日 2023.05.06
登録日 2023.05.06
冷たくて湿った落ち葉の下。ワラジムシが騒々しいパーティーを繰り広げるのを子守唄に、呑気にその身を横たえるエドワード。
シャロンはひたすら口汚く罵っていた。
永遠に目覚めが訪れることのないエドワードへと。
文字数 30,179
最終更新日 2023.05.06
登録日 2023.05.05
突然の異世界転移。
転移先で卓也は勇者だと崇め奉られ、魔王城だとかいうわけのわからない恐ろしい場所へ冒険に行かなくてはならなくなり。パーティーを組み。
あたしも美香もそのパーティーの一員。
パーティーのメンバーは気が付けば女だらけ。卓也のハーレム状態。
美香は呆れながら「あ~あ。卓ちゃん、よくあるハーレム勇者になっちゃった」なんて溜息をついた。
「だけど、こうなる前から、私は卓ちゃんが好きだった。だから早紀ちゃんにも負けないよ?」
卓也を巡る三角関係は変化していく。
※ 過去他サイトで書いた作品の設定等を修正し改稿したものです。
文字数 35,383
最終更新日 2023.05.04
登録日 2023.05.02
フランクベルト王国第二王子ユーフラテスはツンデレだった。
婚約者であるキャンベル辺境伯令嬢ネモフィラのことが出会った頃、つまりユーフラテス六歳、ネモフィラ五歳のとき婚約締結のため、顔合わせしたときから大好き。
大・大・大好きである。
一目で心奪われた。
しかしツンデレ故に、ユーフラテスの愛情は全く伝わらず、ネモフィラは早々に出奔してしまった。
行き先はなぜか孤児院。
乙女ゲームの舞台を堪能したいと飛び出したネモフィラは、そこで運命の出会い(生い先短い孤児院の院長のジジイ)をしてしまう。
はあ? ふざけんな!
いくつ違うと思ってんだ、このバカ!
文字数 18,266
最終更新日 2023.05.04
登録日 2023.05.03
皆様ごきげんよう。
わたくし、水の精ウンディーネと申します。
遡ること一時間前。
わたくしとフルトブラントは、何故か『にじゅういっせいきのちきゅう。にほんという国』に降り立ってしまいましたの。
※ フーケー著(1811年)『ウンディーネ』、スラヴ神話のオマージュです。
文字数 23,621
最終更新日 2023.05.03
登録日 2023.05.02
第二王子コーエンは物心がついた頃から、なんとなく『望まれるもの』と『望まれないもの』が見えた。
兄姉弟だけのこどもの世界はいつしか広がっていき、コーエンは好色王子と呼ばれ、魔女と名付けられた公爵令嬢ヘクセと婚約を結ぶ。
「そりゃまたヒデェ名をつけられたもんだ」
「あら。第二王子殿下は魔女がお嫌いでして?」
目のいいコーエンと鼻の利くヘクセ。
慕う人はそれぞれ別にいた。
ヘクセは連れ立つ侍従を、「最愛の者ですわ」と婚約者コーエンに紹介する。
公爵家唯一の嫡出子であるヘクセは、継母と異母姉、使用人達から虐げられていた。
実父は無関心。
亡き実母の生家はクーデターを企てた咎により、すでにない。
ある日父公爵が手を染める奴隷売買で、継母が一人の奴隷を情夫として屋敷に残した。
それがヘクセとその侍従、ニヒトとの出会いだった。
※ ヒーロー、ヒロインは倫理観、道徳観念めちゃくちゃの共依存関係です。ヒロインがヒーロー以外と関係を持ちます。そのほかタグにご注意ください。
※ 異世界にはありえない固有名詞などは、異世界で同等の存在とご理解いただけますと幸いです。内政等含めて設定ゆるゆる。
文字数 127,379
最終更新日 2023.05.01
登録日 2023.04.18
婚約者二人は仲良しこよし。
そこに現れたのは、メイベルの異母妹。
「お姉様ばっかりズルいわ。私だって王子様と結婚したい!」
聖女を称するずるい妹が二人を引き裂き、婚約破棄。ついにはメイベルは断罪されてしまう。
事なかれ主義の臆病者だった王子は、ヤンデレに大変身!
逆行してやり直すぞー!
護衛騎士と侍従と、そしてメイベルの変態侍女をお供に、王子はメイベルを取り戻そうと奮闘する。
強メンタルお嬢様メイベルとヤンデレ溺愛王子、それからお嬢様ハァハァな変態侍女サラと。
最後はみんなハッピーエンド!
ただし悪役を除く。そんなお話。
※『カミツレの首飾り(https://www.alphapolis.co.jp/novel/811879277/537739541)』と同一世界です。
それぞれ単独で読めます。
文字数 15,767
最終更新日 2023.04.29
登録日 2023.04.26
王太子リヒャードへの贈り物。そこへ毒を盛った幼馴染の令嬢。
彼女は国内でリヒャードの婚約者筆頭候補と目されていた。
令嬢を凶行に駆り立てたのは、果たして。
一方、守りたかった友人の命を、己の判断として奪わなければならなかったリヒャード。
友人の不名誉を挽回することすら叶わず、心に深い傷を負った。
そんなリヒャードの元へ、宗主国の皇女バチルダが婚約者として訪れる。
バチルダは言った。
「そなたがいかにわらわに無礼を働こうと、この身を斬って捨てるような隠匿のかなわぬ著しい狼藉でもない限り、なんの咎もないということよ。
わらわは貴国への親愛を示す献上品である」
※ ざまぁはありません。
文字数 72,609
最終更新日 2023.04.17
登録日 2023.04.10
「メアリー、俺はこの婚約を破棄したい」
婚約が決まって、三年が経とうかという頃に切り出された婚約破棄。
婚約の理由は、アラン様のお父様とわたしのお母様が、昔恋人同士だったから。
――なんだそれ。ふざけてんのか。
わたし達は婚約解消を前提とした婚約を、互いに了承し合った。
第1部が恋物語。
第2部は裏事情の暴露大会。親世代の愛憎確執バトル、スタートッ!
※ 一話のみ挿絵があります。サブタイトルに(※挿絵あり)と表記しております。
苦手な方、ごめんなさい。挿絵の箇所は、するーっと流してくださると幸いです。
文字数 220,820
最終更新日 2023.04.13
登録日 2023.04.07
「僕は一体いつになったら、アーニャとの再会が叶うんだ……?」
第三王子バルドゥールの恋のお相手は、他国の亡命王女アンナ。
二年前まで亡命滞在していたアンナは、自国の内乱が落ち着き、呼び戻されてしまう。
と同時に、アンナは女王即位のため、建国の逸話をなぞって旅に出ることに。
それは初代女王を描いた絵本、『海を渡ったアーニャ』が関わっているようで……。
※ 北欧神話とスラヴ神話の神々の名称が出てきますが、実際の神話とは異なります。
文字数 48,198
最終更新日 2023.04.09
登録日 2023.04.09
辺境伯令嬢は、家の意向で七歳の時にこの国の第三王子さまと婚約を交わしてからというもの、誕生日の度に贈り物をしていた。
しかし彼は気難しく、喜んでくれない。
今年こそ!
令嬢は自分を慕う侍女とともに、決意を胸にする。
そんな令嬢の熱い気持ちを、はたして王子さまは受け入れてくれるのだろうか……。
辺境伯家の使用人たちは、とてもとても変わっています。
一話あたり約1,000文字で、一話完結のショートショート集です。
文字数 5,668
最終更新日 2023.04.08
登録日 2023.04.08
大公令息ヨハンは、従妹である帝国皇女シャルロッテとの未来を確信していた。
しかしこれまで小国と侮っていたアステア王国に富が生まれ、その富に目を付けた帝国は、シャルロッテを小国の王太子フレデリックに嫁がせることにした。
シャルロッテを諦めきれないヨハン。
対するフレデリックはヨハンとの友情を歓迎する。
しかしそれは悲劇の幕開けだった。
文字数 21,576
最終更新日 2023.04.08
登録日 2023.04.08
呪われた王女ハルモニアは今日も今日とて、傭兵上がりの強面護衛騎士カドモスに願う。
「カドモス様! どうかわたくしをさらってくださいませ」
「お断りしますってんだ」
しかしハルモニアはへこたれない。
いつかはカドモスの下穿きになりたいのだ。
……ちょい、待ち。
下穿きって……パンツのことよね?
それって、一体全体、どういうこと?
猪突猛進系美女と、巻き込まれ苦労性野獣のコンビ。
果たしてこの二人、無事ハッピーエンドに辿り着けるのだろうか?
文字数 15,865
最終更新日 2023.04.07
登録日 2023.04.07
気弱な王子様クリスは自信家なご令嬢メイベルと婚約を交わす。
「まあ! なんてか弱くていらっしゃるの! わたくしが守って差し上げなくてはね!」
王子はメイベルに心奪われた。
二人は幼い恋を大切に育てていく。
しかしメイベルが身を置くプレナ家は、王家にも勝る権威を持つ、聖職者一族で……。
弱虫王子と強気お嬢様の、小さな恋の物語です。
文字数 7,255
最終更新日 2023.04.07
登録日 2023.04.07
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