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猫に優しい街で暮らす私・及川瑠璃子は、銭湯で猫を洗うというバイトをしている。
ある日、お客さんのゴンゾウさん(メス猫)が買い物に出かけた私の前に急に飛び出してきて――
文字数 10,050
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.06.03
十歳になったばかりのカミーユは、仲良しのリュカと一緒に教会で女神様の絵やステンドグラスを見るのが大好きな少年だ。
ある日、女神様の絵を描いていると、いつも怒ってばかりいる父親に絵を破られてしまい――
文字数 10,028
最終更新日 2024.06.03
登録日 2024.06.03
わたくしは最低限の機能が搭載された人造人間で、毎日ご主人様のお世話をしている。
熱暴走を起こすと、冷眠しなければならない。
ご主人様はわたくしに記憶を共有してほしいと言って、ケーブルを買ってきた。
どんな記憶も、ただ共有するだけだった。
ただ、共有するだけ、だった。
文字数 3,622
最終更新日 2024.05.16
登録日 2024.05.16
大学生の香坂樹は、十秒間キスをしてお金をもらうというバイトをしている。
人口培養の唇に交換したあと、キスをすることによって元の感覚を早く戻すことができると評判になり、依頼は多く入っていた。
客は女性ばかりだったのに、ある日、男性客からの依頼が入り……
作者基準で苦めBL。
文字数 9,935
最終更新日 2024.05.12
登録日 2024.05.12
砂抜きで塩水に浸けられている浅蜊(あさり)たちは、数珠玉の実の色に似ている。
子供の頃、数珠玉の実の中身を穿り出すのが好きだった。
出てきた中身は愛おしかったが、外殻は祖母に渡していた。
これでアクセサリーを作るかと聞かれたが、断った。
――空っぽになるのは、あっけなかった。
文字数 2,586
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.11
家庭教師をしている私の教え子は、私の体に天使の化石があると言う。
「天使の化石見せて」
「お母さん帰ってくるまでに世界史のテスト範囲終わらせないと」
「ちょっとでいいから」
私は嫌がる風を装いながら、彼女に『天使の化石』を今日も見せる――
作者基準でちょい甘駆け引きGL。
文字数 2,019
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.09
ミニシアターでアルバイトをしている永田和真は、足音だけで彼が来たことがわかる。
彼の名前は前里拓実。
ある日、雪が降り始めて和真は前里に傘を貸すことになり、二人はそこから親密になっていく。
作者基準で第一章は甘め、第二章は激甘。
文字数 16,480
最終更新日 2024.04.11
登録日 2024.04.11
ジェレミーはひどい環境で育てられていた八歳年下のリシャールを引き取り、一緒に暮らし始めた。
穏やかな生活を送っていたある日、リシャールがジェレミーの過去について尋ね、貴族の庶子であることを正直に話すことになる。
それから寝る前に食べた数粒のチョコレートが、二人の関係に変化をもたらした。
「本当だ。おいしいですね」
つらい過去を持つ医師のジェレミーと虐待されて育ったリシャールの、チョコレート味の物語。
作者基準で激甘BL、ちゅー多め。
習作として一人称で書いた初BLです。
文字数 14,975
最終更新日 2024.04.11
登録日 2024.04.11
中学二年生の私は、冬休みが終わっても学校に行かないことに決めた。
意地悪な先生、体育のバレーボールでミスをすると舌打ちするクラスメイト。
聞こえてくる恋バナの嬌声は、全然きれいな色合いじゃない。
勉強なら、家でもできるもの。
――そんな時、私は一人の女性と出会った。撫子色の、かわいくて優しい美月さんに。
※共感覚を扱っています。
文字数 10,151
最終更新日 2024.04.11
登録日 2024.04.11
文字数 10,030
最終更新日 2024.04.11
登録日 2024.04.11
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