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【サクッと読める約2.5万文字中編完結済み】
17歳のある日、私は唐突に前世の記憶を取り戻した。
私が転生したのは『ネル・クラム伯爵令嬢』、前世で忙しい仕事の合間に熱中していた乙女ゲームの『悪役令嬢』だ。
ネルは王子様の婚約者だが、学院の卒業パーティーで『ヒロインへのいじめを断罪されて婚約破棄を言い渡される』という不遇の運命が待っている。しかもヒロインは『聖女』として崇められることになり、ネルは国外に追放されてしまう……。
「違う!そうじゃない!問題は今私の前にいる、この老夫婦ですわ!」
寝たきりになった妻の介護をするのは同じく年老いた夫。絵に書いたような老々介護で互いに疲弊している……。この世界に介護保険制度はなく、ヘルパーもデイサービスも、ない。もちろん、便利な介護グッズも介護用のベッドも、なんなら紙おむつも、ない!
私にできることは……と、周囲を見渡せば見えてくる街の現状。
「この街、ヤバいですわ!」
少子高齢化に、寝たきり高齢者、認知症高齢者の数は右肩上がり、しかも高齢者は軒並み運動不足で足腰ガタガタ!
「なんとかしなければ!だって、私は……【ケアマネ】ですから!」
「悪役令嬢なんかやっている場合ではございませんわ!」
と、決意した私に、なぜか急接近してくる王子様。
「王子様、あなたに構っている暇はございませんのよ!」
冷たくあしらっても諦めない王子様に、日に日に増える高齢者、毎日のように駆け込んでくる相談者……。
どうなる、私の異世界ケアマネ稼業!?
※10話完結短期集中連載、完結済み
※この物語はフィクションであり、実在の人物及び団体とは 一切関係ありません。
※作中に登場するTips(専門用語の解説)は、簡潔かつ簡単な(馴染みのある)言葉に言い換えて記載しています。悪しからずご了承ください。
※小説家になろう・カクヨムにも掲載しています
文字数 25,108
最終更新日 2023.04.18
登録日 2023.04.15
貧乏男爵の妾の子である8歳のジリアンは、使用人ゼロの家で勤労の日々を送っていた。
誰よりも早く起きて畑を耕し、家族の食事を準備し、屋敷を隅々まで掃除し……。
幸いジリアンは【魔法】が使えたので、一人でも仕事をこなすことができていた。
ある夏の日、彼女の運命を大きく変える出来事が起こる。
一人の客人をもてなしたのだ。
その客人は戦争の英雄クリフォード・マクリーン侯爵の使いであり、ジリアンが【魔法の天才】であることに気づくのだった。
【魔法】が『武器』ではなく『生活』のために使われるようになる時代の転換期に、ジリアンは戦争の英雄の養女として迎えられることになる。
彼女は「働かせてください」と訴え続けた。そうしなければ、追い出されると思ったから。
そんな彼女に、周囲の大人たちは目一杯の愛情を注ぎ続けた。
そして、ジリアンは少しずつ子供らしさを取り戻していく。
やがてジリアンは17歳に成長し、新しく設立された王立魔法学院に入学することに。
ところが、マクリーン侯爵は渋い顔で、
「男子生徒と目を合わせるな。微笑みかけるな」と言うのだった。
学院には幼馴染の謎の少年アレンや、かつてジリアンをこき使っていた腹違いの姉もいて──。
☆第2部完結しました☆
文字数 340,720
最終更新日 2023.04.02
登録日 2022.11.10
「高嶺の花として誇り高く生きていく……!」
それが、私の目標だ。
しょうもない生き方をして、あっさり死んだ前世の私は、もういない。異世界転生を経て、文字通り生まれ変わったのだから!
ところが、高嶺の花であるが故に私は売れ残った。処女のまま。でも気にしない。
「別に、一人でも生きていけるわ! 私は高嶺の花だから!」
そんな私の最高の人生に割り込んできたのが、彼だ。
私よりも10歳も年下の新米冒険者くん。
飲み会の帰り道、少し酔っていた私は泥酔状態の男に絡まれていたところを、彼に助けられた。そのまま、お礼にとバーで飲み直して、私は酔いつぶれて……。【あんなこと】になってしまうだなんて!
彼は新米とは言え、A級パーティーに所属する話題のイケメン冒険者くん。こんな年上の女との関係など一夜限りかと思えば、そんなことはなく。……彼のすさまじい溺愛が私に襲いかかる。
しかも、年下のくせに、あんなに……上手だなんて……!!
高嶺の花として生きていきたいのに、夜には年下男子にひんひん泣かされているだなんて……。そんなの絶対、誰にも知られたくない!
※=R指定描写を含むエピソード
※この作品はフィクションです。避妊は正しく行いましょう。
☆約10万文字完結予定☆
文字数 106,745
最終更新日 2022.11.27
登録日 2022.11.16
強く賢く、美しい。絵に描いたように完璧な公爵令嬢は、婚約者の王太子によって追放されてしまいます。
しかし……
「誰にも踏み躙られない。誰にも蔑ろにされない。私は、私として尊重されて生きたい」
追放されたが故に、彼女は最強の令嬢に成長していくのです。
さて。この最強の公爵令嬢には一つだけ欠点がありました。
それが『恋愛には鈍感である』ということ。
彼女に思いを寄せる男たちのアプローチを、ことごとくスルーして……。
一癖も二癖もある七人の騎士たちの、必死のアプローチの行方は……?
追放された『哀れな公爵令嬢』は、いかにして『帝国の英雄』にまで上り詰めるのか……?
どんなアプローチも全く効果なし!鈍感だけど最強の令嬢と騎士たちの英雄譚!
どうぞ、お楽しみください!
文字数 111,605
最終更新日 2022.09.24
登録日 2022.09.20
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