毎年生徒が卒業し、その多くが高等学校へ進学していく。その時点で就職する者の中に、家庭の経済的理由から進学を断念せざるを得ない生徒がいるのは現実だ。ただもし本人が進学希望で叶わなくても、それは家庭の事情だから他人が口を挟むものではない。 和志もその1人。彼は彼の道を進もうとしていた。101の水輪、第80話。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 1,864
最終更新日 2024.01.21
登録日 2024.01.21
頂点を極めるのは難しく、それを持続するのはさらに難しい。周りの期待が大きくなっていくだけにプレッシャーは半端ない。そしていつか頂点を明け渡す日が来たときに、挫折感と困惑を抱えた人生がスタートする。
和樹は野球の世界では名声を極めてただけに、できなくなったときの失望と悔しさは想像を絶する。和樹の魂を抜かれたような姿が目に浮かぶ。101の水輪、第79話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,013
最終更新日 2024.01.14
登録日 2024.01.14
自宅待機となった石沢に思いもしない出来事が襲う。勘違いされ続けた石沢の本当の姿は。今思い出す恩師はきっとあなたのことを思ってくれている。真剣に接しててくる、大人になってみて分かるありがたざ、懐かしさ。101の水輪、第78-1話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 2,747
最終更新日 2024.01.07
登録日 2024.01.07
教師には色んなタイプがいて、生徒にも様々なタイプがいる。当然、教師と生徒との間には、そりが合う合わないが生じてくる。石沢は昔ながらの熱血教師だ。それは取りも直さず現代っ子や保護者の受けは良くない。それでも阿ることなく突き進むだけに、誤解を生じてしまう。そんな先生でも家庭に帰れば良き夫であり良き父となる。学校で見られない一面を知った拓斗の真の姿は。101の水輪、第78話。
文字数 2,117
最終更新日 2024.01.07
登録日 2024.01.07
作品に関してのミニ解説を記しています。解説やキーワード等を見ていただき、もし興味が出たなら、アルファポリス上で全文をご覧ください。なお、付記した番号は、101の水輪の第何話かを表しています。
<作品のコンセプト>
作品を作るには、以下のようなことを考えています。
・中学生が主人公で夢や希望をもつ。特に機微な心情の変化に焦点をあて書いている。
・性、暴力、死は扱わぬように意識し執筆しているので、老若男女を問わず安心して読んでもらえる。
・学校生活(いじめ、友情、修学旅行等)だけでなく、中学生という目を通して見える虐待、ヤングケアラー、薬物依存、マインドフルネス、友からの裏切り、OD等の若者問題、そしてジェンダーフリー、選択制夫婦別姓、過疎問題、LGBTQ等の社会問題、親子、兄弟等の家族関係に加え、絶滅危惧種、オリンピック、果てはウクライナ紛争、核保有等といった国際問題まで題材として取り入れている。
・文末に結論があるとは限らない。基本的に答えは読者に投げかけ、任せている。
・起承転結を意識した約3000文字前後の文章で、3~4分で読める一話完結が多い。
※今後の作品掲載に従い、本トリセツは増やしていく予定です。
文字数 17,728
最終更新日 2024.01.04
登録日 2024.01.04
瑠衣は片思いだと思っていた翔から告白された。飛び上がるほどうれしいはずが、どうしても気にかかるアノことが・・・。瑠衣が下した決断とは。101の水輪、第77-2話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 2,140
最終更新日 2024.01.01
登録日 2024.01.01
推し活という言葉がある。アイドル、アニメの主人公、スポーツ選手など、推しの対象は様々だ。何があろうと、例え手が届かなかろうと、ただただ推し続ける。瑠衣の推しは、翔也。自分とは住む世界が違うと分かっていても、推しは止められない。理由はただ一つ、好きだから。101の水輪、第77話。
文字数 2,105
最終更新日 2023.12.31
登録日 2023.12.31
あのときこうしとけば良かった、と何度思ったことか。時が過ぎて、ようやく気づくものである。そして誰もが思う、“時間よ止まれ”と。桔平の一日はチャンスとピンチの繰り返し。こっちを立てればあっちが立たず。そうなると考えることは同じで、こんな黒歴史なんて無くなってくれよと。人によって価値観は違うもの。もしあなたならどの時間に戻り、どこを記憶から消したいか?101の水輪、第76話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,184
最終更新日 2023.12.24
登録日 2023.12.24
いつも不満を口にする人がいる。端から見るとそれほどに思えなくても、いやそれがうらやむほどのことでも、文句を言い続ける。口癖になり、とにかく毒を吐かないと気が済まない。周りが聞いていても苦しくなってしまうのが本音だ。真央は辺り構わず不満を言う。家族は慣れたもので完全に聞き流していたが、家の不満に真吾がキレた。そう〝こんなところ〟で愛情たっぷりに育てられてきたのが真央自身だ。101の水輪、第75話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,031
最終更新日 2023.12.17
登録日 2023.12.17
世の中にいじめなんてない、なんてありえない。残念なことに学校社会にもいじめはある。SNSの浸透はいじめの潜在化を助長した。それは仲間内だけのツールのため、外部に表出しにくく、気づいたときには燃えさかってることがほとんどだ。久樂々も一日にして奈落の底に突き落とされてしまった。「いじめた者は一番悪い。でも止めない者も同罪だ」とそんなこと言われても。101の水輪、第74話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 2,638
最終更新日 2023.12.10
登録日 2023.12.10
ニュースで虐待問題が取り上げられる毎日だ。それでも把握できてるのは極一部で、全様が表に出てこないだけに恐ろしい。特に中学生くらいになるとその被害を隠したがり、母親に迷惑を掛けたくないという理由から頑なに口をつぐむことが多い。香澄はSOSを出していたが、周りの大人たちは虐待から救えなかった。普段の生活で見せる顔と、仮面の下の素顔を見分けることはかなり難しい。今も助けを求める声が聞こえてくる。
101の水輪、第73話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 4,014
最終更新日 2023.12.03
登録日 2023.12.03
人は支え合って生きている。さらに心を許せる相手がいればより幸せに暮らせるだろう。ただそれが度を超して、他人に頼らないと不安になったり、人をコントロールしたりすることでしか落ち着けない共依存に陥ってしまうのは危険だ。淳平は誠也の理不尽な要求を喜んで受け入れてきたようだが、理科のコピペレポートは、本当に偶然なのか、それとも淳平との共依存が溶けたからではないのかは、分からない。悪事はいつも白日の下にさらされる。101の水輪、第72話。
文字数 2,891
最終更新日 2023.11.26
登録日 2023.11.26
数年に一度、全国各地を回っている旅役者劇団の子役が転校してくる。たとえ子どもであっても、役者としての誇りをもって演技し観客を魅了する。一カ所での滞在が短い故に、迎える生徒の記憶に留まっていることが少ない。充はそんな旅一座の看板役者だ。転校を繰り返したり日々の講演に追われたりしてるため、学校での生活は落ち着かないが、それでも一端舞台に上がると別人に変身する。準備が本場を成功に導くだけに、日々の稽古は怠れない。 are You ready 101に水輪、第71話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,218
最終更新日 2023.11.19
登録日 2023.11.19
いじめはいけない。しかし、残念ながら存在してしまうのは事実だ。いじめる側が強ければ強いほど、周囲のいじめを止めようとする声も小さくなってしまう。駿斗と明は何とかしてくても、その手立てがなかなか見つらない。そこに環が現れた。彼女がとったのは、誰もが予想だにしなかった方法。言葉以上に、心に響くメッセージがある。101の水輪、第70話。なおこの他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,740
最終更新日 2023.11.12
登録日 2023.11.12
あんなに仲が良かった宏次、猛、優の三人組。借りたノートを返し忘れた宏次が悪いのか?直接言わず、隠れてグチグチ言ってる優が悪いのか?そもそもそんな秘密の話を猛がバラさなかったら、もめ事すら起きなかったかもしれないが、猛はそう感じていない。自分のモヤモヤ感を打ち明けた宏次に対し、「そんなことくらいで」という優の答えが返ってきた。いったい誰がKYなのか?101の水輪、第69話。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 1,695
最終更新日 2023.11.05
登録日 2023.11.05
秋は学校行事の最盛期。中でも合唱コンクールは学園祭の華である。ステージ上からの合唱披露で、観衆の胸を打つ。ただ、そこに至るまでの道のりに数々のドラマがあることは、経験者なら知っているはず。そして3年2組でも困難にぶち当たる。101の水輪、第68話。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,931
最終更新日 2023.10.29
登録日 2023.10.29
世間でイメージされる学校像がある。それはみんな同じ格好をし、同じカリキュラムで受け、集団からはみ出さないことを意識した上で個性が求められる。そこにはあくまでも全体を優先する日本独自の学校感が、色濃く根付いてる。そんな既成観念をぶち壊す学校が現れた。ハチャメチャ感が満載で、個人を優先する点では、これまでの学校と比べられないほど異質に映る。101の水輪、第67話。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,679
最終更新日 2023.10.22
登録日 2023.10.22
人が人を好きになる。男が女との関係、いつの世も、恋愛にはドラマが潜んでる。佐奈は幼なじみの賢人とはずっと一緒だが、あくまで友だちであって、それ以上でもそれ以下でもない。しかしそんな二人の関係に何かが起きる。101の水輪、第66話。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,648
最終更新日 2023.10.15
登録日 2023.10.15
美保中学校は全国から転入生を受け入れている。人口減に対応するための苦肉の策であったが、希望者が後を絶たない、希にみる特色ある学校だ。遠泳の開催を境に、仲が良かった島民と移住者の間に亀裂が入り、反目し合うようにる。そしてその後に思いもしない事態へと。101の水輪、第65話。なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。
文字数 3,416
最終更新日 2023.10.08
登録日 2023.10.08
今ほどジャーナリズムの使命が問われるときはない。真実を追求する正義のペンであってほしいが、ときにはペンの暴力となることを忘れてはならない。信念に基づいて記事を書き続けてきた悠太たち新聞部員は、立ち止まってしまうような出来事に遭遇してしまう。どうする新聞部。101の水輪、第64話なおこの作品の他に何を読むかは、101の水輪トリセツ(第77話と78話の間に掲載)でお探しください。。
文字数 3,636
最終更新日 2023.10.01
登録日 2023.10.01