では、40代半ばからのスタート、しかも口下手の内向的人間だった私が、どうやって人に「うらやましい」と言ってもらえるような人脈を築いたのか。
それこそが「食の力」を借りることでした。
「人脈を広げる」というと、ハードルが高いように感じるかもしれないけれど、「食事を介在させる」ことで、誰もが笑顔になり、楽しく関係を深めることができるのです。
私の提案は「親しい人を数人集めて食事をする」ことから始めてみるというものです。これは友人のメンタリストDaiGoさんに言われて気づいたことです。
私の人脈づくりの話をしていたとき、DaiGoさんは、こう分析してくれたのです。
「古河さんは自分の知り合い中心に集めているでしょう。誰でもいいから誘っているわけではないですよね。自分の知っている人が参加しているので心理的安定性を確保しているから、たとえ参加者が100名になっても開催できているんですよ」
たしかに私は初対面の人を誘うことはあまりなくて、知っている人に声をかけて、本人とその知り合いに参加してもらうことがほとんどです。
社交上手の「外向型人間」は、どんどん新しい人を開拓して、ワイワイと楽しく人の輪を広げていくことができるのでしょうが、私のような「内向型人間」はそういうことが苦手です。
でも、「内向型人間」には、内向型ならではの人脈の広げ方があります。
私の場合は、「親しい人から知り合いを紹介してもらい、『食事』を通して人脈を徐々に広げていく」ことだったのです。
人を集めるには「自分の好きなこと・得意なこと」をフックにするのが一番です。たとえば「ワイン好きの人でワインを飲む会をやろう」「クラシック音楽について語ろう」「広島出身者で集まろう」など。
こういうものは、たとえば「貸し会議室で集まろう」
食の力は絶大です。
店選びもコツがありますが、
その際、「行きつけの店」
最初は知り合いに声をかけて集まるだけでいいのですが、
こういった店選び、人の集め方のコツが、私の言う「食事の戦略」
まずは親しい人を誘って数人から。