副業1年生の確定申告「うっかり大損」頻発4大ミス

間違い④適切な知識がないままクラウド会計ソフトに手を出す

確定申告をするには、決算書を作る必要がある。そのためには売上と経費を集計する必要がある。この考え方は正しいです。しかし、集計のために、いきなりクラウド会計ソフトに手をつけるのは危険です。

そもそも市販の会計ソフト(クラウドを含む)というものは、本来の簿記の仕組みを分かっている人が、帳簿をつけるために作られています。したがって、知識のない人が使っても、まったく使いこなせません

知識がない人が無理やりクラウド会計ソフトを使うとどうなるか。それはそれは恐ろしい世界が待っています。修復不能な、メチャクチャな帳簿ができあがって、たとえ税理士に相談しに行ったとしても「イチからやり直しです」といわれるのが関の山です。

難しいことにいきなり挑戦しなくても、エクセルで売上や項目ごとの経費を集計するだけでも、規模の小さいうちは問題なく申告できます

副業成功のカギは「最低限の知識」と「利益の追求」

まとめると、副業の確定申告の致命的な「4つの対応間違い」とは次の4つになります。

①売上があがる前から税金を気にしすぎる
②青色申告の申請をしていない
③いきなり簿記の勉強をはじめる
④適切な知識がないままクラウド会計ソフトに手を出す

 

確定申告は大切ではありますし、いいかげんにしてしまうとまずいこともあります。しかし、副業は本業の余暇を使って行うため、限られた時間でいろいろなことを行わなくてはいけません。

副業で成功するためにも、今回ご紹介した「4つの対応間違い」を忘れずに、必要最低限の知識をもったうえで、副業そのものの利益をあげることが重要です。