話を聞くのがどうもヘタな人に伝えたいコツ4選

カラオケに似てますね。人が歌っているときに、この曲終わったらどう感想を言おうかとか、次の曲は何を入れようかと考えていると、全然歌とか聞いていられないじゃないですか。

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聞くために必要なのは沈黙です。

こちらから話題をふって、それに反応してもらうのではなく、相手の中から話題を持ち出してもらう必要がある。大事な話をする前は気まずいものなのですから、多少気まずい沈黙に耐えられる必要があります。

とりあえず黙ってみて、間を作りましょう。野球みたいなものです。テニスだと、ボールがぽんぽん行き交っているわけですが、野球は1球1球ピッチャーも考えてから投げますよね。ペースがゆっくりしています。

情報交換のための話は、ペースが速いほうが効率はいいかもしれないけれど、心の苦しいところを聞こうとするのであればペースは遅いほうがいい。沈黙がたくさんある会話には、心が滲み出してくるものです。