なぜか仕事がスムーズに回る人の「時間」の使い方

生産性が低い人の特徴は、いつも時間に追われていて、余裕がないことです。そうならないためには、余裕を持った時間割づくりが重要です。

『すぐ動けない人のための時間割仕事術』(朝日新聞出版)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

例えば、「企画会議のプレゼンの資料づくり」のうち「PCでテキストを作成する」という作業を60分使って処理する予定を立てていたとします。

ところが、急に重要なお客さんとのアポが取れて、出かけなければならなくなったとします。その場合当然時間割を修正しなければならなくなります。

しかし、キチキチに予定を詰め込んでいると、仕事を動かす先が見つかりません。そういうときのために、だいたい1~2割くらいは時間にバッファ(余裕)を持たせて時間割をつくっておくことです。

また「ものすごく頑張ったら60分で終わりそうだな」と判断した場合、ギリギリ60分でなく、90分の時間割にしておきます。

そうやって時間割にも遊水池のようにバッファを持たせておけば、洪水になって家に水が浸水しそうになっても、遊水池で吸収することができます。