ITエンジニア、年収400万円の人...
2024.04.09
ビジネスジャーナル
「今からでも知りたい。知らなければいけない」。その思いから、ジェンダーやフェミニズム関連の書籍を仕入れることが増えた。
たくさんの人との出会いがあって、偶然に偶然が重なって。理想とする「本屋のかたち」はないが、お客さんの声を聞いて変化し続けたいと願う。「空振りや失敗をしても、次の一手を出したり、誰かに声をかけたりすれば、また何か新しいものが生まれる。でも行動しないと何も始まらないから」。
あるとき、前職の同僚から「なんか、いきいきしていますね」と言われた。自分では普通のつもりだが、そういってもらえたのは素直にうれしかった。
今年5月、まったく何も売れなかった日がオープン以来、初めてあった。鼻をへし折られた感じがしたが、時間が経つにつれ、肩の荷を下ろしたような気分にもなった。「店をやっていれば、こんな日もある。また明日、シャッターを開ければいい」。
本屋としての毎日は続いていく。