「陰ながら自分のことをしっかり見ていてくれたなんて、うれしい」
と自分に対して興味・関心を持ってくれるリーダーに対して感謝の念を抱くのです。
1on1ミーティングでメンバーと話す際には、事前にそのメンバーのことを考えてください。
「こういうことがあった」というわずかな記憶があるだけでも対話は弾みます。
5%リーダーは、事前にメンバーの勤務票や成果を見て、体調面や成長を確認しています。1on1ミーティングも社内会議も、準備で8割決まると言ってよいでしょう。
そして5%リーダーは、フィードバックの仕方も特徴的でした。
相手に改善を求めるフィードバック、つまりネガティブなフィードバックは最後に持ってきます。
はじめに1つ、2つ相手の良い点をフィードバックし、相手が聞き入れる体制を整えてからネガティブなフィードバックをします。
一般的な管理職は、いきなりダメ出しやネガティブなフィードバックをすることもあります。しかし、半数以上のメンバーは聞き流すことでそのフィードバックから逃げています。
心理学者のロイ・バウマイスターは、「1つのネガティブを打ち消すのには、4つのポジティブが必要」だと言っています。
トップ5%リーダーは、4つとは言わないまでも、ポジティブなフィードバックを多く、そして先に出すことで、ネガティブなフィードバックを相手が受け止めるように工夫しているのです。