いよいよ春本番。3月、4月は旅立ちと出会いの季節です。新しい職場や学校など、大きく生活環境が変わり、「自己紹介」や「自己PR」を求められる機会も増えることでしょう。
いままで、1000人以上の社長、エグゼクティブ、企業幹部の「家庭教師」として、話し方をコーチングしてきましたが、「あなたの会社を紹介してください」「自己紹介をしてください」と問いかけると、かなりの確率で「しどろもどろ」で、あまり印象に残らない答えが返ってきます。
エグゼクティブの中にも「自己紹介」が苦手で、「初対面で相手の心をつかむ自己紹介ができない」という日本人が多い印象を受けます。
短い時間でどうすれば「自分が何者か」を要約できるのか、悩みますよね。
今回は、就活・転職だけではなく、最近、はやりの「パーソナルブランディング」にも欠かせない「自分の強みの伝え方」「最高の自己紹介の仕方」を紹介していきましょう。
私がいままでに見聞きした「残念な自己紹介あるある」には、次の3つのタイプがあります。
【よくある残念な自己紹介1】肩書・所属を、年代順に羅列する
1つめは、名前のあと「職歴・経歴」を「年代順」にたんに羅列していくパターンです。
【よくある残念な自己紹介2】思いつくままに、趣味や特徴を並べ立てる
ほかにも、思いつくままに、「趣味・特徴」などを「並べ立てる」タイプも少なくありません。
【よくある残念な自己紹介3】「ポエム」のように一般的な抽象語が多い
もう1つよくある残念な自己紹介は、「抽象的」で一般的な言葉が多く、「印象に残りにくい」というパターンです。
それから、グループ全員で順番に自己紹介をするときに、なぜか「前の人と似たような内容になること」も多い気がします。