スキルが高く愛想が良くても「低...
2024.04.23
東洋経済オンライン
そこで、もしITに関心があり、AI関連の技術者を目指せるなら、早い時期にそのモデルチェンジの推進役となるのが最も近道だということ。ITエンジニアは世界的に転職先があるため、そこからキャリアを、より興味分野へと振っていけばいいのだ。
こうした主張からも推測できるとおり、この章では20~30代の“進み方”を提案している。しかし冒頭でも触れたとおり、これらは必ずしも特定の世代だけに当てはまる話ではない。
それどころか、超高齢化、グローバル化が進む状況であるからこそ、すべてのビジネスパーソンにとって有効なものだとも考えられるのではないだろうか。同じような方向性を容認できるのであれば、年齢に関係なく可能性を伸ばせる時代だからである。
つまりは、あくまで自分の考え方の問題。そういう意味においては、就職や転職を意識する人はもちろんのこと、これからの仕事の在り方を再検証し、“本当に進むべき道”を改めて確認したいという意思のある方すべてに刺さる1冊だと言える。