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これは自分の在り方を探す画家のおはなし
雪に覆われる冬の森
銀色のサナギがひしめき合う洞窟の奥で見つけた青色の果実を食べた少女は、まるで孵化をするように死んだ自分の体から生まれ直しを繰り返す様になってしまった。
やがて少女は生きていく手段として絵を学び、画家になって世界を旅するようになる。
絵の依頼をする人々は様々な事情を抱えており、その救いとして絵を求めた。
誰かの為に絵を描き、誰かの記憶の中に留まることを戸惑っていた画家は何度目かの人生を歩み始めた頃、ある一人の少年と出会ったのをきっかけに希望を抱いた。
乙女の頭部、それが世界の形である。
世界は森や海、空から形を模った精霊が統べていた。
人族馬型・魚型。郵便屋で働く風の妖精。様々な者と関り、画家は絵描きの旅をしながら自分の生き方を探し始める。
文字数 413,164
最終更新日 2022.12.12
登録日 2022.03.24
真夜中のコンビニで煙草を吸っていると「草原春子という女性を知りませんか」と尋ねて来た男がいた。
その男は知らないと言っても「知っている筈だ」と食い下がる。しつこい男の態度に折れた主人公は謎の男とその”草原春子”という女を探す事になった。
日々、多忙に過ごす人々はどうやってストレスを発散しているのだろうか。
誰も気にしないことを余計に考えて、人に嫌われることに怯え、顔色をうかがって過ごして。すり減り続ける心はいずれ跡形も消えてしまうのだろうか。
それとも、知らず知らずの内に心はおもむくままに過ごしているのだろうか。
文字数 30,990
最終更新日 2022.07.06
登録日 2022.07.06
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このシリーズは、わたくし遥々岬が日々小説とは何かと考えている事をまとめたものになります。
あくまでも”私”の主観ですので、それは違う、という内容があったとしても考え方は人それぞれだなーと思ってください。
文字数 2,443
最終更新日 2022.06.09
登録日 2022.06.09
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