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輝く樹木によってタイムスリップしていく中学生の少年の異次元体験を描いたミステリー長編小説です。陰湿ないじめが原因で登校拒否の藤村輝夫は、両親の真樹夫と萌子に連れられて、新居に移り住むことになる。真樹夫と萌子が計画していたのは、輝夫のためにフリースクールを始めることであった。真樹夫はそのために会社をリモート形態に変更した。
新居の家の庭には三本の樹があった。その三本の樹は日ごとに交代で光輝いた。日ごとにその光る色は違っていた。それぞれの樹が日ごとに光るたびに輝夫は過去の自分の中にタイムスリップしていくのであった。
文字数 98,018
最終更新日 2024.05.13
登録日 2024.05.13
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パソコン教室を通して偶然に知り合った、主要人物が、ローリングストーンズの『ギミーシェルター』の曲に触発されて、新たなる人生に踏み出していきます。
文字数 29,033
最終更新日 2024.05.13
登録日 2024.05.13
進治は、「吸い魔狂の館」と地域で呼ばれている、豪邸の廃墟に、忍び込んで金目のものを取ってくるように、不良グループに言われて中に入っていく。高価そうな鏡が眼について、近寄ってみると、その鏡に自分の姿が映っていない。その鏡に手を触れると雷にうたれるような痺れが全身をはしった。
何も持たないで出てきた進治を、不良グループのボスが近寄ってきたとき、進治の眼が光りだした。進治の身体全体が光りだすと、不良グループのボスの身体が宙に浮き上がった。進治の身体が光っているのをやめると、不良グループのボスの身体が地面に叩きつけれた。やっとのことで起き上がると、その場から去っていった。他の者もボスに続いて去っていった。
社会人になった進治は、学生の時の友人である光太郎と同じ会社に入社した。そこにおいても、進治の眼と身体が光ることによって、光太郎を窮地から救うことがあった。二人共同じ国に海外赴任することになるが、そこにおいても進治の眼と身体が光ることによって光太郎を窮地から救うことがあった。
だが、そのような不思議な出来事が起こったことを進治もその場にいた者まったく覚えていなかったのである。
護送車が事故に遭い、逃走した鮫川権吉は、務所仲間の老人から聞いていた無人島に逃げた。無人島の洞窟で見つけた鏡には映った人の姿を人に見えなくする不思議な力があった。その力を利用して権吉は、巨万の富を得て、会社を経営するほどになった。名前を三田園健吾と名乗って経済界躍り出ることになった。
香風堂が健吾の経営する投資会社に買い取られ、健吾は香風堂の社長にしばらく就任することになった。香風堂の社員であった瑞瑠は、健吾の意向によって秘書室に異動することになった。健吾は鏡の力を使って、瑞瑠の夫、米蔵が精神的に異常をきたすように画策する。
健吾の思惑通り、瑞瑠は米蔵と離婚することになったが、仕事で香風堂に来ていた進治が、瑞瑠と携帯番号とメールアドレスを交換しているのを見た健吾は、進治を米蔵と同じ目に合わせようと画策した。鏡の力を進治に対して使おうとした時、進治の眼が光り、身体が光り、鏡の威力が消えてしまった。
鏡の威力が消えてしまってからというもの健吾の会社は悪化の道を辿るのみで、やがて財産のほとんどを失うまでになってしまった。
文字数 71,598
最終更新日 2024.05.11
登録日 2024.05.11
街ピアノ、駅ピアノ、空港ピアノという条件下で、天才ピアニストの演奏が、偶然通りかかった人々に、感動を与えますが、そこにはその感動で癒される人がいます。
文字数 20,227
最終更新日 2024.05.10
登録日 2024.05.10
ソフトウェアー会社に勤務する時夫は奇妙な夢を見る。夢の中で羽が生えている生き物になって、夢から覚める瞬間に頭痛が起こる。時夫は大学病院で精密検査をするが異常なし。精神科でも診てもらうが、医師が夢と頭痛の関連を見出せず見放される。
時夫には勇というロンドンへ長期出張中の友人がいるが、彼の家の管理を任されて住んでいる。ある日帰宅すると玄関に鏡が掛けてあった。鏡は時夫の知らぬ間に留守の間に置かれていた。時夫は玄関に鏡が置かれた不気味さよりも鏡も持つ神秘さに魅かれた。その鏡に近寄ると鏡の中に吸い込まれてしまう。そこは闇であった。が、鏡が明かりを放っていた。闇の中でこれは夢ではないと確信しつつ、鏡から脱出するためもがいた。
鏡はロンドンに居る勇が骨董店で買ったものを、時夫が住んでいる日本の自宅に送ったものだった。勇の話によると鏡は二つ組らしい。あまりに高額のため片方の鏡だけしか買えなかったらしい。もう片方はそのままロンドンにあるということだ。不思議な鏡だ。奇妙だ。鏡は反対側を映すのだ。そればかりか勇はこの不思議な鏡を通って日本とロンドンを行き来した。勇は頻繁に時夫のもとにやってくるのだった。時夫はこの不思議な鏡をヒントにゲームを開発した。鏡のおかげで仕事に成功を収めた。
一方、いつも通勤中に出会う少女がいた。ある朝二人がすれ違うまさにその時、少女が突如として倒れた。時夫が助けたことで少女の名を武田晴絵と知り、やがて二人は結婚する。一年が過ぎた結婚記念日に晴絵は再び倒れた。脳に腫瘍が見つかり治療のすべがなかった。晴絵の残された時間を時夫はともに過ごしたかった。晴絵の希望でイタリアへ旅する。旅の最後で時夫はロンドンへ向かう。あの骨董店のもう片方の鏡が見たかった。晴絵に見せたかった。
晴絵は鏡を見つめた。そして触れた。晴絵は鏡に吸い込まれた。時夫が鏡の中の晴絵を追う。気がつくと二人はかつて時夫が住んでいた勇の家にいた。驚いたことにこの体験で晴絵の腫瘍は消えた。晴絵の病の完治は鏡と深く関係することを時夫と勇は悟る。二人は決めた。互いの命が危険にさらされないために、このことは二人だけの秘密にしようと。
文字数 20,113
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.09
男女の純愛の中に織りなす甘酸っぱい物語。青春の輝きは気づかない近いところにある。IT企業で働く青年はセミプロのミュージシャンでもある。偶然聞くことになったクラシックのコンサートのバイオリンの演奏に触発されて、限りなくバイオリンの演奏に近い音をエレキギターで出すことに挑戦します。
文字数 28,462
最終更新日 2024.05.09
登録日 2024.05.09
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