夏休み明け、歌が禁じられた地域で育った内気な美歌(みか)は、打ち上げのカラオケで転校生の球児(きゅうじ)とデュエットし、歌の才能を開花させる。球児は元バスケのエースで、学校では注目の的。文化祭のミュージカルで、二人は再び共演することになるが、歌見兄妹(うたみきょうだい)の陰謀により、オーディションとバスケの試合が重なってしまう。美歌の才能に嫉妬した歌見兄妹は、審査員の響矢(おとや)を誘惑し、オーディションの日程を変更。さらに、科学部の協力を得た琴夢(ことむ)が得点ジャックを仕掛け、試合は一時中断。球児は試合とオーディションの両立を迫られるが、仲間たちの応援を背に、それぞれの舞台で輝きを放つ。歌見兄妹の陰謀は失敗に終わり、二人はSNSで新たな目標を見つける。美歌と球児は互いの才能を認め合い、恋心を抱き始める。響き合う歌声と熱いシュート、二つの才能が交錯する青春ミュージカル! 「響き合う声とシュート」初のオマージュ作品!
文字数 8,386
最終更新日 2025.03.02
登録日 2025.03.02
小駒は輝夢エンタテインメントのアイドルオーディションに参加し、アイドルとしての資質を審査する一次試験と、女流棋士としての能力を問う二次試験の両方に合格する。こうして、彼女は「アイドル棋士」としてデビューすることになる。一方、希士は将棋ができないことで中高時代にいじめられ続けていたが、祖父から将棋を教わり始めることで、新たな興味を見出す。彼は将棋部に入部し、そこで特別講師として訪れた小駒と出会う。希士は小駒から将棋の基本やルールを教わり、二人は次第に親しい関係となる。
しかし、小駒は将棋部顧問の鬼塚によって危険な目に遭い、その様子が写真に撮られてしまう。翌日、その写真が週刊誌に掲載され、スキャンダルとして世間に広まった結果、小駒はアイドル活動を強制的に辞めさせられることとなる。彼女には女流棋士としての道しか残されなくなり、天敵の将基面からの非公式戦の挑戦を受けるが、将基面は反則を使って小駒に勝利する。このため、小駒は女流棋士としての道も断たれ、全てを失うことになる。
これを知った希士は、小駒の名誉を回復するために行動を開始する。まず、ココマのマネージャー兼プロデューサーと協力し写真を撮った金棒引猛を追い詰め、その後、将基面に挑戦状を送り、彼との非公式対局に臨む。対局中、希士は将基面の不正行為を暴露し、その証拠を視聴者に見せることで、将基面を将棋界から追放することに成功する。
その後、希士は小駒に「俺が将棋に熱中できたのは、ココマのおかげだ」と感謝を述べた後、「君が好きだ」と告白する。一方、小駒は過去のスキャンダルの原因となった鬼塚が警察に逮捕されたことを知る。そして、彼女はアイドル復帰を打診されるも、過去の経験からその誘いを断り、将棋部の顧問として新たな人生を歩む決意を固める。こうして、小駒はアイドルでも女流棋士でもない、新しい道を見つけ出すことになる。
文字数 12,057
最終更新日 2024.12.05
登録日 2024.12.05
烈(いさお)はオンラインゲームで日常の息抜きを楽しんでいた。ある日、ゲーム内でカリスマ的存在の魔法少女『イチゴ』と出会い、二人は仲良くなり現実で会う約束をする。初対面の日、烈は一心(いちご)の家を訪れ、緊張と期待が入り混じる。現実の一心は自信がなく、コンプレックスを抱えていたが、烈は一心を可愛くする計画を提案し、一心も同意する。
一心の過去の回想では、いじめや自信喪失の経験が描かれ、ゲームが彼の救いとなった背景が明かされる。烈との出会いは一心にとって大きな意味を持つものだった。烈は一心の健康管理をサポートし、ダイエットや運動を通じて一心は少しずつ変わっていく。初めて努力の成果を感じた一心は自信を持ち始める。
加子(かこ)の助けを借りて美容ケアを始めた一心は、さらに自信を深め、烈との絆も強まる。礼男(れお)のファッションアドバイスでおしゃれな服を試し、新しい自分に驚きと喜びを感じる一心。周囲の反応も変わり、自信を深めていく。
初めての二人きりの外出で、一心はデートを通じてさらに自信をつけ、二人の関係は一層深まる。しかし、雪崩子(なでこ)が嫉妬し妨害を試みる場面も描かれる。最終的に、烈は一心に自分の気持ちを伝え、一心もそれに応え、二人は正式に付き合い始める。未来への希望と幸せが描かれるエンディングとなる。
文字数 6,554
最終更新日 2024.10.20
登録日 2024.10.20
痩せ細った圭吾は、太るために週四日ジャンクフード店に通い、店員の芋淵小乃果に覚えてもらうことを目指す。1ヶ月後、圭吾は番号札に自己紹介を書き、小乃果とメッセージを交換し始める。二人は番号札を通じて仲を深め、圭吾はLINEのQRコードを渡すことに成功する。
夏休み、小乃果はエリアマネージャーの甘粕翔羅からセクハラを受け、シフトを強制される。最終的に店を辞めることになるが、圭吾は真相を知り、被害女性たちの証言を集めて甘粕を逮捕させる。小乃果は圭吾に感謝し、二人の絆はさらに深まる。
クリスマスにデートをし、圭吾は小乃果に告白してOKをもらい、正式に付き合い始める。困難を乗り越えた二人の物語は、幸せな結末を迎える
文字数 3,931
最終更新日 2024.10.15
登録日 2024.10.15
舞は両親の離婚後、父親に引き取られ孤独を感じる中、少女コミックのキャラクター翔太をイマジナリーフレンドとして作り出す。翔太と共に成長する舞は、新たな友達浜宮こころと出会い、友情を育む。中学・高校では腐れ縁の3人組にパシリにされるが、翔太が再び現れ舞を問い詰める。舞がナンパ男に絡まれると宗介が助けるが、翔太は嫉妬し怒りを爆発させる。舞が「翔太なんて友達じゃない!」と叫ぶと翔太は消えるが、その後不可解な出来事が続く。宗介の本性が明らかになり、舞は翔太の助けを借りて宗介を撃退。母親が過去の真実を語り、舞は翔太と初めて出会った公園で彼と別れを告げる。翔太の学ランの第二ボタンを手に、舞は腐れ縁に立ち向かい、こころを救い、新たな未来へと歩み出す。
文字数 7,115
最終更新日 2024.10.12
登録日 2024.10.12
文字数 6,834
最終更新日 2024.09.22
登録日 2024.09.22
文字数 8,399
最終更新日 2024.09.01
登録日 2024.09.01