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兄は知らない、俺を無能だと馬鹿にしあざ笑う兄は真実を知らない。
本当の無能は兄であることを。実は俺の能力で勇者たりえたことを。
俺の能力は、自分を守ってくれる勇者を生み出すもの。
どれだけ無能であっても、俺が勇者に選んだ者は途端に有能な勇者になるのだ。
だがそれを知らない兄は俺をお荷物と追い出した。
ならば俺も兄は不要の存在となるので、勇者の任を解いてしまおう。
かくして勇者では無くなった兄は無能へと逆戻り。
当然のようにパーティは壊滅状態。
戻ってきてほしいだって?馬鹿を言うんじゃない。
俺を追放したことを後悔しても、もう遅いんだよ!
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【第16回ファンタジー小説大賞】にて一次選考通過の[奨励賞]いただきました
文字数 127,092
最終更新日 2023.11.06
登録日 2023.08.31
私の婚約者は無類の女好き。
浮気ばかりした挙句、私が浮気したと言って婚約破棄してきました。
いいでしょう、あなたに愛はありませんので婚約破棄受け入れます。
でもなんだかムカつくので、あなたも没落させてあげましょうね。
文字数 8,972
最終更新日 2023.08.21
登録日 2023.08.17
セシカは、聖女として愛される運命の元に生まれてきた。
カシファは、美しさも有能さも皆の愛も、全て双子の姉であるセシカに奪われる運命の元に生まれてきた。
物心ついたときから幸せを感じたことのないカシファ。姉にこき使われ両親には存在を無視され、周囲には馬鹿にされ傷つけられる日々を送っていた。
もういっそ死んでしまいたい・・・
そんな絶望を抱いたカシファの前に、一人の怪しくも美しい男が降り立つ。
「お前を迎えに来た」
そう言って彼は手に持った大鎌をカシファに向けるのだった。
不幸な少女の前に現れた死神。それははたして彼女にとって救いとなるのか、それとも・・・
文字数 18,032
最終更新日 2022.06.12
登録日 2022.06.03
不治の病が発覚した途端、夫であるラシュー侯爵が離縁を告げてきました。
元々冷え切っていた夫婦関係です、異存はありません。
ですが私はあなたの不貞を知っておりますので、ちゃあんと慰謝料はきっちり支払っていただきますね?
それから・・・わたしの私物も勿論持っていきますから。
文字数 4,009
最終更新日 2022.06.02
登録日 2022.06.01
何が理由なのか分からないけれど、9回婚約破棄された公爵様からの婚約話がやってきた。
傾いてる我が伯爵家を援助してもらえるということでお話を受ける事にしましたが・・・
さて、10回目の婚約はうまくいくのでしょうか?
文字数 4,028
最終更新日 2022.06.01
登録日 2022.05.31
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