「迎」の検索結果
全体で5,941件見つかりました。
仮説1:実験体としてこの空間に入れられた
仮説2:死刑囚としてこの空間に入れられた
仮説2が正しければ、あたしはこの無機質な部屋の中で近い将来、死を迎える。
仮説1が正しい事を証明する為には、仮説2を棄却しなければならない。
ここは、6面体の空間。色は「白」一色。存在しているのは、記憶を失った「あたし」ひとり。そして、壁に1つだけ存在する「赤いボタン」。何者かに閉じ込められた事は自明。ただし、何の目的で閉じ込められたのかは不明。生きてこの空間から抜け出す為には、可能な限り情報を収集し、状況を分析し、仮説を立て、検証し、行動にうつしていく必要がある。
まずは、このボタンを押すべきか、否か…。
文字数 20,220
最終更新日 2020.05.11
登録日 2020.05.11
文字数 2,090
最終更新日 2021.07.17
登録日 2021.07.16
中学二年生の斑鳩露花(いかるがろか)は、車椅子の少女。棒高跳びの練習中、脊椎を損傷し、半身不随となる。下半身は動かない。そして、左手は親指しか動かすことができない。
そんな露花に、クラスメイトの代田鹿太(だいだろくた)が、ドローン部の入部をすすめてくる。露花は、最初は乗り気ではなかったが、やがてドローンの魅力と、代田のやさしさにひかれていく。
保健室登校をしている、女子の制服を着た男子生徒、一学年下の蟻戸有亜(ありどありつぐ)を迎え、正式に部として発足したドローン部は、毎日練習に励む。左手のハンデキャップのため、プロポを両手でにぎることができない露花は、ふたりとの実力差が離れていくことに焦っていた。
そんなおり、代田は、休日、露花を自分の家にさそう。デートと勘違いした露花は、おしゃれをして代田の家に行くが、代田の目的は、露花が安定した体勢でドローンの操作に集中できるように、車椅子にドローン操作専用のテーブルを作成することだった。そしてそのテーブルを使うことで、露花のドローンレーサーとしての才能が開花する。
露花は、代田のことを異性としてハッキリと好意を抱くようになるが、告白はできかねていた。そんな露花の気持ちを察した親友の磐田遊梨(いわたゆうり)は、露花の恋をおせっかいに、やや強引に応援を始める。
遊梨のおせっかいのかいあって、十一月に開催されるドローンレースの大会にエントリーするための書類選考用の応募動画を作成しているなかで、露花は代田に告白され、ふたりは両思いになる。
露花は書類選考に通過して予選会も突破。そして本戦に出場し、決勝へとコマを進める。
決勝戦、露花は一瞬トップに立つも、昨年のチャンピオンに抜かされたことに動揺し、無理な操作をしてクラッシュ。リタイアしてしまう。露花は悔しくて涙をながす。しかしその涙は、露花がドローンに本気で取り組んでいる証拠だった。
文字数 63,522
最終更新日 2024.08.07
登録日 2024.07.31
小さなイベント会社の営業として毎日頑張ってる篠井 風花。
今日も企画課から上がってきた書類を手にして・・・・・。
最近自分に振られる仕事に何らかの作為を感じて睨むのは地蔵部長。
企画担当 平林 優希
堂々と名前を乗せるくらいならもっとちゃんとした書類にしてあげてこい!!
最近奥歯が鳴る日々です。
課が違うのにまるで指導係。
周りもそう期待してるらしい、それは私にはとても重たい事なのに。
なかなか素直じゃない風花とその周りの人々。
二度目の春を笑顔で迎えるために今日も頑張ります。
文字数 151,540
最終更新日 2019.04.02
登録日 2019.03.07
愛を求めて迷子に。愛は迷子のままに。
また迷子。私は子供が苦手だった。秋なのに半袖のTシャツが寒そうな迷子の男の子、男の子を迎えに来た人に、私は衝撃を受けることになる。
文字数 1,893
最終更新日 2019.11.26
登録日 2019.11.26
空木ましろはオタク趣味をひたすら隠して生きる、孤独なインドア女子高生だった。
友達が欲しいけど、友達の作り方が分からない。
スポーツ万能で頭が良くて、友達が多い……そんな憧れの美少女・梓川ほたか先輩のようになりたいけど、自分なんかになれるはずがない。
そんなましろは、ひょんなことから女子登山部を訪問することになるのだが、なんと登山部の部長は憧れのほたか先輩だった!
部員減少で消滅の危機に瀕しているため、ほたか先輩からは熱烈な歓迎を受ける。
それはもう過剰なまでに!
そして登山部は、なぜか美少女ぞろい!
スーパーアスリートで聖母のようにやさしいお姉さん・ほたか先輩。
恥ずかしがり屋の目隠しボクっ娘・千景さん。
そしてワイルドで怖いのに照れ屋な金髪少女・剱さんの甘々な色香に惑わされていく。
「私には百合の趣味はないはず! 落ち着けましろ!」
……そんな風に誘惑にあらがいつつも、特殊スキル『オタク絵師』によって少女たちを魅了し、持ち前の『観察眼』によって絆を深めていく。
少女たちは次々にましろを溺愛するようになり、ましろはいつの間にか百合ハーレムの姫になっていくのだった。
イチャイチャで甘々な百合ハーレムの真ん中で、ましろのゆる~い青春の物語が幕を開けるのですっ!
※「小説家になろう」「カクヨム」「ノベルアップ+」でも公開中です。
文字数 390,004
最終更新日 2020.08.26
登録日 2020.04.26
誕生日を迎えた各年齢の三河司は優勝を目指して自分同士で争う。赤子から老人まで全ての三河司が集まった時、最強は誰なのだろうか。
文字数 2,765
最終更新日 2020.05.04
登録日 2020.05.03
ハロウィン当日。
私、エレン・シュレーダーは、夫主催のハロウィンパーティーに遅刻しそうになった所で、自宅マンションを出たトコに待ち構えていた漆黒の馬車の人が手招きしてたので、つい夫が気を利かせてくれたお迎えの馬車かと思い乗ってしまいました!
でもそれは私の勘違い! 両手を押さえられてパーティー会場のホテルを通り過ぎて連れて行かれたのは、誰も住んでいない廃城、ルースヴェン城。
しかもその門をくぐると、ゲームで見たようなモンスター達だらけだったのです!
そして馬車を下された私の目の前に、アイマスクをつけたちょっと素敵な男性が現れて、人違いで連れて来たと言われた上に、なぜか結婚を申し込まれちゃったんですけどっっ!
……ていう感じのおバカなラブコメディです。
とってもゆるい作品なんですけど、もしよかったら読んでやってくださいませっっ。
文字数 61,627
最終更新日 2024.03.17
登録日 2024.03.16
私がベルモンド公爵家に嫁いで3年の間、夫婦に子供は出来ませんでした。
そんな中、夫のファルマンは裏切り行為を働きます。
しかも相手は妹のレナ。
最初は夫を叱っていた義両親でしたが、レナに子供が出来たと知ると私を責めだしました。
夫も婚約中から私からの愛は感じていないと口にしており、あの頃に婚約破棄していればと謝罪すらしません。
最後には、二人と子供の幸せを害する権利はないと言われて離縁させられてしまいます。
それからまもなくして、隣国の王子であるレオン殿下が我が家に現れました。
「約束どおり、私の妻になってもらうぞ」
確かにそんな約束をした覚えがあるような気がしますが、殿下はまだ5歳だったような……。
言われるがままに、隣国へ向かった私。
その頃になって、子供が出来ない理由は元旦那にあることが発覚して――。
ベルモンド公爵家ではひと悶着起こりそうらしいのですが、もう私には関係ありません。
※ざまぁパートは第16話〜です
登録日 2020.10.31
田舎貴族の三男坊、十五歳のスリング・ポートマスは、一応王族の一員であるリルデバルデ家に入り婿として迎えられた。事実上、借金の片である。そのスリングが結婚するのはリルデバルデ家の一人娘のバレアナ姫、御年四十歳となる。何よりも平穏無事な生活を愛するスリングは、どうにかして波風の立たないようにと思うのだが……
文字数 178,645
最終更新日 2022.01.23
登録日 2021.11.12
女子高生がクラスメイトに対して行った売春強要事件。
その事件は、関わったすべての少女たちの人生を狂わせた。
少女たちは新たに出会う少女たちの人生をも狂わせていく。
物語は、夏から秋に、秋から冬に、そして春を向かえ、二度目の夏を迎える。
徐々に暴かれていく事件の真相と、少女たちが抱えるさまざまな心の闇。
すべてが明らかになったとき、異世界への扉を開く・・・
文字数 630,816
最終更新日 2021.01.26
登録日 2020.10.18
『レキソタン事件』は、精神疾患に苦しんでいた被告人が、家庭の経済的困窮と心身の限界に直面し、自らの命を絶とうと決意した結果、悲劇的な結末を迎えた事件である。この事件は、家庭内の深刻な問題と精神疾患の影響、さらには薬物の使用による判断力の低下が重なり、被告人が妻と二人の子供を巻き込んで心中を図ったものだ。
事件の背景
被告人は長年にわたり精神分裂病(現在の統合失調症)と診断されており、精神病院に入退院を繰り返していた。事件当時、被告人は精神科でレキソタンなどの向精神薬を処方されていたが、経済的なプレッシャーや健康問題により精神的に追い詰められていたことが明らかになっている。
事件の経過
事件当日、被告人は家族と共に買い物に出かけるふりをし、車で人目につかない場所へ向かった。そこで彼は自動車の排気ガスを利用して心中を試みたが失敗し、最終的には刺身包丁で家族を殺害した後、自らの命を絶とうとした。しかし、彼は自殺に失敗し、救助された。
心中の合意に関する論点
被告人の供述によれば、妻Cは心中に同意していたという。しかし、検察側はこれを否定し、妻の同意がなかったことを強調した。この点については、被告人の供述に矛盾が多く、また客観的な証拠とも一致しないため、裁判所は妻の同意がなかったと認定した。
判決とその意味
本事件に対して裁判所は、被告人に対し懲役15年の実刑判決を言い渡した。この判決は、被告人が犯行に至った経緯と精神疾患の影響を考慮しつつも、結果として3人の命を奪った責任の重さを厳しく問うたものである。
考察
この事件は、精神疾患がもたらす深刻な影響と、それが社会や家庭にどのような悲劇をもたらすかを痛感させるものである。特に、精神科治療における薬物の影響や、その管理が適切であったかどうかが問われるべき点である。また、経済的困窮が精神的健康に与える影響についても、社会全体での理解と支援が求められる。
最終的に、裁判所は被告人の責任を認めたものの、事件の背後にある複雑な要因を理解することが、再発防止のために重要であることを示唆している。
文字数 867
最終更新日 2024.08.22
登録日 2024.08.22
沈みゆく夕日に照らされる彼女の顔持ちはだんだんと焦燥に満ちたものとなっていき……(一部抜粋)
これは彼と彼女、女神、全ての者が紡ぎ出す恋愛物語。一体どのように終わりを迎えるのか……
(カクヨムにて書いていた短編を長編としたものです。)
文字数 3,470
最終更新日 2021.01.25
登録日 2021.01.24
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まえがき
特殊詐欺のニュースを見ると、大抵こんな反応ではないだろうか?
「なんでこんなにテレビでやってるのに騙されるんだろうね」
どこか遠い世界。
自分とは関係ない世界。
だけどその世界はもし自分に起こったら。
そんな話がこれから始まる。
俺の名前は大翔(ひろと) 24歳。
親がどんな想いで付けたか知らないが、仕事は何をやっても嫌になって長続きしない。お金は一ミリも貯まらない。彼女もできない。
大きく羽ばたくどころか、地べたを這う虫けらみたいなもんだ。
こんなどうしようもない俺だが、ばあちゃんだけは可愛がってくれた。
「ひろとはかわいい!きっとイケメンになるわ」と幼かった俺に唯一褒めてくれた存在だ。
そんなばあちゃんが、うちの母親とそりが合わず同居を解消。自分から出ていくと小さな借家に一人引っ越してしまった。
両親はそれにも関わらず喧嘩ばかり。俺の存在なんて気にもしていない。
こんな家いやだ!たまらずばあちゃんの家に行くと、
「よく来てくれたね、嬉しいねえ」
としわくちゃの顔で出迎えてくれた。
「ちょっとこれを」
おばあちゃんはタンスの中から鍵のかかった木箱を取り出し
「これはねぇ、ばあちゃんの大切な宝物」
中には、俺がばあちゃんと一緒に写った赤ちゃんから小学生くらいの頃までの写真を貼ったアルバムがあった。
「ひろとにこれを」そう言って渡されたのは、その木箱を開ける鍵だった。
「ばあちゃんが死んだらね、これを形見にしておくれ」そう言うばあちゃんに
「縁起でもねえこと言うな、まだまだ長生きしてもらわな」そう言って鍵を手に足早に家に帰った。
母親からは「またあんなとこ行って!」と悪態をつかれたが、完全に無視をした。
そんなある日、俺の携帯に一本の電話がかかってきた。
文字数 4,030
最終更新日 2019.07.09
登録日 2019.07.09