「ウサギ」の検索結果
全体で448件見つかりました。
崩壊する世界を救って欲しいという国に、召喚されたルイとセリナ。
世界を救うためには、姿を消した『神』を呼び戻す必要がある。神を呼び出すには、音と色との繋がりを、カードを使って正確に示さなければならないのだ。一回でも間違ったら、世界は虚無になる。
人と違う鋭い感覚を持つルイと、天性の反射神経を持つセリナは、果たしてその世界を救うことが出来るのだろうか。
文字数 15,098
最終更新日 2023.05.10
登録日 2023.05.07
夏休みを利用した帰省中、臥月 聡椛は祖母の家を訪れていた。家中が寝静まった真夜中、小さな物音に目が覚めた聡椛は、ソッと襖を開けた。誰かが走る足音に、恐怖よりも好奇心が勝った彼女は、その足音を追いかけた。廊下の角を曲がると見えたのは小さな子供の姿。不思議に思い静かに後をついていくと、庭の添水(そうず)の前に来た。「急がないと…」子供が呟くとその場から消えた。聡椛は慌ててその場に駆け寄ったが、そこはいつもと変わらない庭だった。ふと、溢れた水が溜まった所を覗きこんでみた。水面には綺麗な満月が映っており、もっとよく見ようと顔をよせたとき、視界が反転した──
目覚めた世界は《黄昏時》だった。
第一章 完結しました
文字数 16,811
最終更新日 2019.08.11
登録日 2019.06.02
――月が、綺麗ですね。
―――いつかあの世で返事を聞かせてほしい。
臨終の床にある彼女の言葉に、私は何も返事をすることができなかった。
だって、私は、彼女の思いに答える資格もない器械(おもちゃ)だから。
魂なんてなくて、
死んだ後は、無になるのだから――
そして、彼女を失い、自棄になった私を救った大切な親友。
その命すらも、消えようとする時、
脳裏に浮かんだのはかつての彼の言葉。
――願いを確実に叶えてもらう。神様への願いの伝え方が存在しているんだって。
ごめんなさい。私は、あなたたちから受けた愛を、仇で返します――。
***********************
「約束しましょう、柾。私は、何があっても必ず、彼女の傍にいます」
親友と交わしたその約束は、
ロボットである私には、簡単に果たせるはずのものだったのに――。
人間の女の子とロボットのウサギ。
結ばれるはずのない、切ない恋。
そして、神主の彼との大切な友情。
みんなを奪っていこうとする残酷なこの世界に、神様なんていないのか。
文字数 106,387
最終更新日 2024.03.27
登録日 2024.03.11
「もうすぐ死ぬから」
そう言い放ったウェルトは、主人公であるリードを守ってあっさりと死んでいった。寿命で。
——ウェルト・プロッシモは『最強』だ。
10人いれば10人そう答えるだろう『最強の』異能を持つ彼女は過去を知り未来を視ることができる。
しかし、『最強』に育てられたリード・プロッシモの異能は、危険を感じると稀に知らせてくれるだけの『最弱』だった。だけど、『最強』の彼女はリードにこう囁いた。
「君の異能は、覚醒する」「君は私を越える」 と。
彼女の予言通り、リードの異能は覚醒し【世界図書館】という世界中にある全ての本が収められた図書館を手に入れた。そこにある本は、魔導書も例外ではない。
魔導書によって魔法が使えるようになったリードは、必ず英雄になると誓い街へ出た。
これは、何度挫けそうになっても立ち上がり続けるリードの、泥だらけの英雄譚。
少年は英雄への道を駆け上がる。
文字数 14,572
最終更新日 2020.06.17
登録日 2020.06.15
神々の住まう神界では深刻なエネルギー不足が起こり、エネルギー資源確保のため神々は無数の異世界と生命を創造した。神々が創造した異世界の一つで、ある研究によって人工的に生命体を生み出したが、その人工生命体の暴走でその世界は崩壊してしまった。崩壊した世界の欠片は他の異世界で世界を滅ぼす邪悪な存在『荒魂』となった。
世界崩壊から唯一生き残った黒ウサギの「レゼ」は荒魂を狩る役目を神様に半ば無理やり与えられてしまい魂を狩る者『死神』として様々な異世界を廻ることになる。はたして「レゼ」を待ち受けているものとは!?
小説家になろう様でも投稿してます。
いつになるか分からないけど続きを書けたらいいなぁ
文字数 146,229
最終更新日 2023.12.03
登録日 2022.11.03
山間の分校が廃校になり、山の村に住む六人のこども達は、山裾の本校に通っていた。
冬になり、大雪や雪崩の心配が予測されると、学校では早く授業を切り上げ、山間の雪道を通って帰るこども達を早退させる決まりになっていた。
初めて早退の決まった日のことだった。連絡もなく、真っ白な雪景色の中に真っ黒な青毛の馬に繋がれた馬橇(そり)が、校門の前に待機していた。
馬橇に腰かけて手綱を手にしていたのは、こども達の村の長老、源爺だった。
源爺と愛馬のクロ、雪の川原で助けたノウサギと六人のこども達との交流・・・。
源爺が病に倒れると、入れ代わるように、峠の向こうに住むという優しいおんなのひとが現れ、こども達を村に送り届ける役を引き受けた。
町の病院に源爺を見舞いに行ったこども達は、源爺がベッドの上で呟いた話を素直に聴いていた。村に戻ったこども達は、まっすぐ源爺の家の草っ原に向かった・・・。
1950年代、雪の多い山間を舞台に、老人と愛馬とこども達の心優しい交流の物語・・・。
文字数 6,729
最終更新日 2024.02.03
登録日 2024.02.03
いつだって僕は蚊帳の外。そう、今回も。結局、僕はミズキのお守りなんだ。
夏の事件から2ヶ月が経った。世の中は平常に戻っても、僕の周りは常に異常だった。天才作家はスランプに陥り、国民的アイドルはずっと引きこもり、ギャル探偵は仕事を探している。そんな周囲に状況に流されずに生きていく僕のメンタルをだれか褒めてください。
文字数 34,421
最終更新日 2018.07.14
登録日 2018.05.15
「ボディビルダーというのはウサギの肉に実に似ている」
その言葉をボディビルダーとしては古株に当たる、とある人物の取材で聞いた。
文字数 1,607
最終更新日 2023.05.28
登録日 2023.05.28
レオーネは、割とぼんやりしている令嬢である。領民などからは親しみを込めて、「眠り猫姫」と呼ばれているが、それは笑った時の瞳が、寝ている猫に似ているからだ。
そんなぼんやりしたレオーネは、表情は薄く、色素も薄く、顔貌も薄い。女性の体つきとしても、これまた薄いのだ。
ところでレオーネもお年頃になり、一応婚約者が出来た。子爵同士の政略結婚。婚約者のマリオスは、見た目だけなら良い男。しかしマリオス、自分の外見に釣り合うような、美形の女性を求めており、レオーネのことは気に入っていない。よってある日いきなりマリオスは宣言する。
「レオーネ! 君との婚約を破棄する」
ぼんやりとした眠り猫令嬢は、あっという間に訳ありで傷モノの令嬢にランクダウンするのだった……。
これは、ぼんやりとしながらも、根底に人間としての優しさを持つ一人の女性が、傷を乗り越えて幸せを見つけていくというお話である。R15は保険です。
前編後編で完結します。
安心して読めるハッピーエンド!
文字数 11,343
最終更新日 2023.01.28
登録日 2023.01.28
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昔飼っていたウサギがいた。
小さい頃飼っていたうさぎはシロ。
白いからだに耳と尻尾が黒い子だった。
お世話はお母さんにお任せだった、私は遊ぶだけ。
でも、シロは私が好きだっかのかいつも声をかけると近くに来てくれるし、なめてくれたり。
なにもしてなくても近くに来てくれて撫でさせてくれた。
いつも一緒だった・・・。
いつまでも一緒だと思ったのに、急に死んでしまった。
昨日まで一緒だったのに・・・。
明日も一緒だと思ったのに・・・。
今まで楽しかったのに、急に空っぽになった・・・。
文字数 932
最終更新日 2024.04.02
登録日 2024.04.02
主人公源治は42歳で最愛の妻香穂子を事故で喪う。源治は残された3人の娘を育てながら、香穂子を想い続けて生きていく。再び香穂子に会えることはないのか。さまざまな霊能者や宗教を探し、香穂子と会う方法を探る源治であるが、見つけることができない。娘たちは源治のもと、母を失った寂しさを抱えながら源治の保護のもとそれぞれ成人し、やがて伴侶と出会い嫁いて源治のもとを巣立っていく。
源治62歳、嫁いだ娘たちには孫ができ、おじいちゃんとなったが、源治は香穂子をあきらめない。定年退職した源治は、田舎に引きこもり香穂子と会える道を思索する。
ある日、ケガをしたウサギを助けた源治は治療を続けていると、ウサギの思考が頭に流れ込んでくる。なんとウサギは転生した人間だった。香穂子ももしやとウサギを確かめる源治。ウサギは知り得たものは教えるが、「命の秘密」はある程度までしかわからない、知っているかもしれないのは山の神だと言う。やがて傷の癒えたウサギとともに源治は山の神に会いに行く。
文字数 171
最終更新日 2023.09.14
登録日 2023.09.14
王族に連なる貴族令嬢として生まれながらも、又従兄弟の王子と側近候補から嫌われ、とあるアクシデントに巻き込まれ亡くなった前世をもつ魔獣の黒ウサギ。
ある日、彼女の暮らす魔の森に王子達がやって来て……
文字数 2,280
最終更新日 2023.01.07
登録日 2023.01.07