イカレ王子小説一覧

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恋愛 完結 短編
戦争で武勲を立て、いつしか王国の剣と呼ばれるようになったベルベット公爵家。 その三女として生まれたアイネの夢もまた、剣の道を極めることだった。 ある日、アシュレイ・ガルランド王子がアイネの剣を見学することになった。 「素晴らしい剣技だなアイネ嬢! 一度、私にもその剣を振らせてはもらえないか?」 王子が近づき、手を差し出す。 「邪魔ですわ! お怪我をなされたいのですか!」 アイネは声を張り上げ、王子を𠮟りつける。 やってしまった。 そう思ったアイネであったが、一方王子視点では…… アイネの怒声が響いたとき。 あの鋭い目つき。まるでレイピアを心臓に突き刺されたかのようだ。 何だろうこの気持ち……ゾクゾクする。 あぁ、アイネ嬢……君が好きだ……。 恐怖すら感じるほどのすれ違いが生まれていた。
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文字数 13,736 最終更新日 2024.10.31 登録日 2024.10.30
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