ライト文芸大賞エントリー小説一覧
あらすじ
静野水樹は変化を嫌い静寂を好む高校二年生。そして、彼の部屋にはポトスの亡霊で少女の姿をしたハナシが住み着いている。
ハナシと住んで一年がたったある日、水樹の日常に変化が訪れようとしていた。様子がおかしいことをハナシ気づかれ、水樹は悩みを相談することに……
[重複投稿] 小説家になろう ノベマ! カクヨム
文字数 9,366
最終更新日 2024.04.03
登録日 2024.04.01
ある日お兄ちゃんが死んだ。僕のお兄ちゃんの話しとそれから崩れだした家族の関係と修復と。そんなお話にハムスターを癒し要員にちょい。
※大賞参加の為に考えてみました。時間経過のせいでハム達が…
文字数 11,645
最終更新日 2024.04.02
登録日 2024.04.01
誰かを励ましたくて。
隣にいる人を大切にしてほしくて綴りました。
読んで何かを感じ取って頂けると嬉しいです🍀
文字数 4,710
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.04.01
僕は咲野ポン太。
公園のベンチ下で今の御主人と出逢うことができた幸せなトイプードルだ。
これはだいーぶ昔のお話。
僕が幸せだっていうこと、御主人に伝えたく神様にお祈りして書いてもらったホントの気持ち。
どうか、どこかで見ている御主人に届きますように。
文字数 2,569
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.04.01
桜の花びらが舞い出会いと別れの季節。
この日本のどこかで名もない、まだ名前を付けることが出来ない。
甘酸っぱい青春の1ページがあった。
文字数 3,398
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.04.01
高校卒業と同時に山梨から東京へ出てきた朔良と未依は共に暮らしていたが、堅実に働く未依に比べ、朔良は日銭を稼ぐように暮らしていた。将来の目標も定まらないままの暮らしに、未依は不満を覚えている。
ある日、朔良は雑貨屋LoOpで未依への誕生日プレゼントにメビウスのデザインをした指輪を購入した。高額な品に未依は困惑したが、大切にしようとサイズ直しに店を訪れる。センスの良さに惹かれた未依が店をやりたいという朔良の夢を相談すると、オーナー波柴は起業セミナーへの参加を勧めた。
◇目次
プロローグ
一章 サトザクラ
二章 エドヒガン
三章 オオシマザクラ
四章 ソメイヨシノ
《第7回ライト文芸大賞奨励賞》
文字数 37,838
最終更新日 2024.04.01
登録日 2024.04.01
あらすじ
大学三年の悠斗(ゆうと)はある日を境に幼馴染で年下の彩夏(さいか)と距離を置いていた。そんな状態が続いたままのある日、ふと彼のスマホに彩夏から家に行くというメッセージが送られくる。成長した彼女との距離感を摑めずにいた彼は対応を悩んでしまう。インターホンが押されて彼女の姿を見て、様子に違和感を覚えた彼は話を聞くことに……
[重複投稿] 小説家になろう カクヨム ノベマ!
文字数 8,063
最終更新日 2024.03.29
登録日 2024.03.29
薄暗くしてある個室は、壁紙や床、リクライニングソファーまで、全てブラウンに統一してある。
スイート・マジョラムをブレンドしたアロマが燻り、ほんのりと甘い香りに 極小さい音量で流れるヒーリング音楽、滞在しているだけで寝てしまいそうな空間。
リクライニングソファーに横たわる彼に、至極丁寧にタオルが掛けられた。
一つ大きく深呼吸をしてから、タオル越しの額に両手を重ね じんわりと自分の体温を伝える。ゆったりとしたリズムにのせて、彼の感触を指先で捉える……
すると、お互いの体温は融け合いはじめ、呼吸までもが重なり──
やがてその波は徐々に緩急を失くしてゆき、穏やかで抑揚のない寝息へとかわった。
目を閉じると、初めて“みる”ストーリーが、走馬燈のように流れ始める……
*
橘(たちばな)あかりはドライヘッドスパサロン『re-move』 で、セラピストとして働いている。
頭を揉み解す事で疲労を回復させながら、お客様を究極の癒しへと誘うドライヘッドスパ。
この仕事が大好きなあかりだったが、彼女には誰にも話していない能力がある。
マッサージを施しているあいだ、彼女には『お客様の過去』が走馬灯のようにみえている。
そして、その人の後悔があまりにも強い場合には……
その『過去』へと、憑依することができた。
その日のお客様は、スタイリッシュなサラリーマン【武田慎吾様】
武田様の『過去』に憑依したあかりは、その日を彼と共にやり直そうとして……
──疲労と後悔を癒すドライヘッドスパサロン『re-move』 へようこそ。
文字数 30,596
最終更新日 2024.03.20
登録日 2022.04.30
☆2024/1/10規約変更に伴い、青春カテゴリーと思われる作品をショートショート・短編集に纏めました。すべて中高生主人公で、いろんなタイプのお話が入ってます。どれかお好みに合えば幸いです。
★甘いハナシは甘くない【恋愛】【逆ざまぁ?】【果物ナイフ】
(付き合いだして半年位の高校生カップルのお話です。いまにして思うと、ざまぁ系正ヒロインみたいな立ち位置の主人公でした。でも悪いのは彼氏の方だと思うので、とにかく顔だけは良いから強く生きて欲しい。このあとの人生、チートモードで頑張って!)
★オヤジの背中【じんわり】【家族】【少し不思議】【小人】
(いろいろと不器用な中学生の娘と父親のお話です。小さな頃はお父さんが大好きだった主人公だと思います。それはさておき、煙草を買うお金はあるのに靴履いて無いとかお金の使い方が(ry(競馬場とかに居る歯の無いおっさん達みたいだなと(ry)
★サンタクロースの弟子~ミニスカサンタがお手伝いのご褒美に貰ったものは~【ほっこり】【初恋】【クリスマス】
(急なバイトで寒さに凍えるクリスマスケーキ売りの女子高生のお話です。スカートの下に体操ジャージを履かせてやりたかった。以前、単体でお読み頂いた方、ありがとうございました。SS・短編集として、こちらで纏めさせて頂きました。ご了承ください)
★冬の日のたんぽぽ【男子高校生】【お人好し】【少し不思議】【切ない】【拙い】
(お人好しな男子高校生が通学中に遭遇した不思議な出来事です。データも残っていないくらい古い処女作で、とにかく拙いです。冗長過ぎて書き直したいのですが、そうすると跡形も無くなるので、このままアップします。ホント、ごめんなさい。m(_ _:)m)
※その昔、電撃掌編王やコバルトSSに出してかすりもしなかったショートショート達です。お読み頂き、ありがとうございます。良い供養になりました(違うかー(たんぽぽは除く)
※せっかくなので第7回ライト文芸大賞エントリーしました。
※本作品の一部は小説家になろうに掲載しています。
文字数 11,524
最終更新日 2024.03.16
登録日 2024.03.11
文字数 7,054
最終更新日 2024.03.07
登録日 2024.02.23
これは想い合う二人が再会を果たし、ピアノコンクールの舞台を目指し立ち上がっていく、この世界でただ一つの愛の物語です
(作品紹介)
ピアニスト×震災×ラブロマンス
”全てはあの日から始まったのだ。彼女の奏でるパッヘルベルのカノンの音色に引き寄せられるように出会った、あの日から”
高校生の若きピアニストである”佐藤隆之介”(さとうりゅうのすけ)と”四方晶子”(しほうあきこ)の二人を中心に描かれる切なくも繊細なラブストーリーです!
二人に巻き起こる”出会い”と”再会”と”別離”
震災の後遺症で声の出せなくなった四方晶子を支えようする佐藤隆之介
再会を経て、交流を深める二人は、ピアノコンクールの舞台へと向かっていく
一つ一つのエピソードに想いを込めた、小説として生まれ変わった”震災のピアニスト”の世界をお楽しみください!
*本作品は魔法使いと繋がる世界にて、劇中劇として紡がれた脚本を基に小説として大幅に加筆した形で再構成した現代小説です。
表紙イラスト:mia様
文字数 129,076
最終更新日 2024.03.01
登録日 2023.04.07
夏と共に、高校内には噂がやってきた。
それは、ありきたりな学校の七不思議。
そんなこと気にしないはずだった”私”はなぜか、
遠巻きに見ているだけだった、クラス人気No.1の”倉橋”と共に噂を追いかけることになる。
どうしてこうなった。嘆きながらもついて行けば、倉橋には別の悩みがあるようだった。
誰にも言えなかった、あいまいな記憶。
それを確かめる術はあるだろうか。
短くも、記憶に残る夏がはじまった。
文字数 20,629
最終更新日 2023.10.21
登録日 2023.10.21
植物の聲を聞ける御園生秀治とその娘の莉々子。妻と三人で平和に暮らしていたものの、ある日突然妻の雪乃が部屋を出ていってしまう。子育てと仕事の両立に困った秀治は、叔父の有麻の元を頼るが……
日常ミステリ×ほんのりファンタジーです。
小説家になろう様でも連載中。
文字数 96,830
最終更新日 2023.09.21
登録日 2023.08.22
「私は、天使になりたい。性別がない、天使に」
音楽を生業にして生きていく決意を胸に秘めた少女、雨宮 千鞠(あまみや ちまり)。
彼女は、恋愛感情を他人に抱けないことで生きづらさを抱えていた。
ある日、アルバイトへ向かう途中で出会ったしっかりものの少年晴翔(はると)と穏やかな父親である鷹景(たかかげ)と交流を深めることになる。親子と過ごす中、千鞠に新たな感情が生まれてゆく。
そんな中、彼女の憧れのバンド「ペルセウス」からサポートで出演依頼を受けるが……恋愛感情を抱けないことによる「弱点」を指摘されて壁にぶち当たる千鞠。その弱点の克服の鍵は、親子と過ごした上で生まれた感情の中にあった。
あたたかくて、すこしほろ苦い「音楽」で繋ぐ絆と愛の物語。
文字数 46,000
最終更新日 2023.07.02
登録日 2023.06.22
アイドルが法律によって禁じられた世界。
朝倉きららはアイドルに憧れ、東京の高校へ進学する。そこは、彼女が最も敬愛する元トップアイドル、星屑きららの出身校でもあった。
ところがアイドルに鷹揚だった田舎での暮らしとは違い、東京ではアイドルと口にしただけで白い眼を向けられてしまう。肩身の狭い思いを強いられる中、それでも憧れのアイドルに近づく努力を続けるきらら。
だが、そんなきららの願いとは裏腹に、多くの思惑が彼女を利用しようと近づいてくる。
なぜアイドルは禁じられたのか。アイドルとは何か。
あらゆる困難、思惑を超えて、きららの憧れは加速してゆく!
第六回ライト文系大賞にて奨励賞をいただきました。
文字数 82,057
最終更新日 2023.07.01
登録日 2023.04.30
「なあ知ってるか、心臓の取り出し方」
三学期最初の朝だった。転校生の市川知佳は、通学路で拾ったりんごに導かれるようにして、学校の屋上に足を踏み入れる。
そこで待っていたのは、冷たい雨と寂しげな童謡、そして戦時中に変死体で発見された女学生の怨霊にして祟り神「りんご様」で――
そしてはじまる、少し奇妙な学園生活。徐々に暴かれる、知佳の暗い過去。「りんご様」の真実――
日常と非日常が交錯する、境界線上のガールミーツガール開幕。
毎日12,21時更新。カクヨムで公開しているものの改稿版です。
文字数 230,123
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.04.23
一話目が完結しました。
この後更新が滞りそうなので、いったん完結します。
続きができたら、また投稿していく予定です。
【ストーリー】
脱サラして、商店街の一角でカフェを営業する間中聡。
商店仲間、常連客と過ごす時間は和やかに過ぎるものの、大阪弁で話すクセが強めな母、留以子の言動が日々の生活に刺激を与えてくれる。
留以子が活躍(!?)する短編集です。
文字数 29,490
最終更新日 2023.05.31
登録日 2023.04.24
第6回ライト文芸大賞
奨励賞 受賞作品
杜の都に住むお気楽高校生、若生星夜(わこうせいや)(16歳)。
父さんの海外赴任に母さんが同行し、俺は父方の祖母&叔母と同居することになった。
始業式と引っ越しが済んで始まった生活は、勉強に部活、恋とそしてBLテイストが混ざった騒がしいものでー?
俺の祖母ちゃんは、ネットBL小説家だったー!!
※本作品は、フィクションです。BL小説ではありません。一人称複数視点の群像劇スタイルです。
応援、ありがとうございました!!
桐乃乱 著書一覧
いつもは商業電子、個人誌はAmazon Kindleで活動しています。著書はそちらをお読みください。
Kindle個人出版
BL小説
Kindle unlimited240万ページ突破しました!
僕と龍神と仲間たち①②③
板前見習いネコ太の恋
足の甲に野獣のキス①②
黒騎士団長の猟犬①②
青龍神の花嫁
足の甲に野獣のキス番外編
淫魔店長と愉快な常連たち
ファッションホテルルキアへ行こう!
探偵屋の恋女房①②
俺のばあちゃんがBL小説家なんだが
他
文字数 57,938
最終更新日 2023.05.29
登録日 2023.04.22
初めて会ったとき、田丸は髪の毛ぼさぼさの真面目そうな印象だった。
バスで帰れば5分でつくのに、僕は田丸と一緒に帰り道歩いた。
ただ一緒にいる時間をつくりたくて、理由をさがしていた。
僕のドロドロした気持ちが晴れる日はくるのか。
人生でしあわせになれるようなあこがれを、未来をみたくなった。
文字数 26,153
最終更新日 2023.05.24
登録日 2023.04.30
恋人のアンリエット・ファーマンへ、タイラー・ダラスはプロポーズを考えつつ、うじうじと言い出せずに過ごしていた。
仕事帰りに待ち合わせたある日、合流したアンリは急に出張に行くことになったとタイラーに謝った。
出張先で悩ませても悪いと考えたタイラーはプロポーズを先送りしてしまう。
ところが、アンリは出張先で海難事故にあい、帰らぬ人となってしまう。
プロポーズがはたせなかった後悔に苛まれ、永遠の別れに打ちひしがれるタイラーは空っぽになった気持ちと時間を埋めるため仕事へと傾倒していく。
アンリだったらどうだろうと考え、今は亡き後姿を追いかけるように、彼女と自分を重ね合わせ努力するうちにあれよあれよと仕事で結果が出るようになる。
その過程で資産家のシーザー・グレミリオンと知り合った。
ある時、シーザーからの仕事の依頼で、出向いてほしい場所があると告げられる。その地は、アンリが海難事故にあった海辺の街であった。これも何かの縁だとタイラーはシーザーの誘いに乗る。
アンリを飲み込んだ海の傍にある、彼女が一緒に行きたいと言った海辺の街で、失った恋人と決別し、新たに人生を踏み出そうとタイラーは決意した。
海辺の街で、タイラーはシーザーの別荘に滞在する。
そこには、シーザーの妹のロビンと、使用人のソニアという二十歳前後の少女が二人で暮らしていた。
髪色も年齢も違うのにソニアはどことなくアンリに似ていた。
タイラーは、そんなソニアという少女に少しずつ惹かれていく。
二人が近づくごとに、アンリの消息と海辺の街から見える小島で伝わる人魚伝説が繋がっていき、海難事故の真相が明らかになっていく。
※モチーフ、人魚姫。
※本編40話。最終話予約投稿済。
文字数 115,528
最終更新日 2023.05.24
登録日 2023.03.20
ある日突然、氷河期世代のおじさんが会社から解雇されてしまった。
雀の涙ほどの退職金と失業手当を頼りにハロワに通う毎日。
そんなある日、不思議な少女に出会って……。
この小説はAIのべりすとを補助につかっております。
※ この小説は『フィクション』です。作品中の登場人物、地名、建物、あとなんだろう?とにかくすべてフィクションなので、実在の人物とは何ら関係ありません。○○と同じだ!と思われても、それは単なる偶然。だってこの話は『フィクション』なのだから。
4/19 変換が面倒なので登場人物の名前を変更しました。 音子 → 猫。読み方は同じです。
4/23 タイトル一部変更しました。 フラワー → 花。
4/26 22:50 第10話に問題が発生したため修正しました。
5/23 完結しました。
文字数 82,839
最終更新日 2023.05.23
登録日 2023.04.18
文字数 47,754
最終更新日 2023.05.21
登録日 2023.04.20
【第6回ライト文芸大賞 奨励賞受賞作】
食べることは生きること。食べるために生きているといっても過言ではない新人機動隊員、加藤将太巡査は寮の共用キッチンを使えないことから夕食難民となる。
コンビニ弁当やスーパーの惣菜で飢えをしのいでいたある日、空きビルの一階に弁当屋がオープンしているのを発見する。そこは若い女店主が一人で切り盛りする、こぢんまりとした温かな店だった。
将太は弁当屋へ通いつめるうちに女店主へ惹かれはじめ、女店主も将太を常連以上の存在として意識しはじめる。
しかし暑い夏の盛り、警察本部長の妻子が殺害されたことから日常は一変する。彼女にはなにか、秘密があるようで――。
※この作品はフィクションです。実在の人物・団体とは関係ありません。
文字数 101,258
最終更新日 2023.05.20
登録日 2023.04.10
とある病室。
美しい死神の目の前には、衰弱しきったある青年の姿があった。
世界の理によって、彼女は彼の命を刈り取らなければならない。
しかし死神は、初対面であるはずの彼のことをなぜか知っていた。
なぜか愛していた。
だから死神は、自身の存在を犠牲にして奇跡を起こす。
過去に行き、彼の音楽の才能を奪う。
彼の音楽の才能が、彼を孤独にした。
世界は孤独となった者から命を奪う。
天才ピアニストとして脚光を浴びていた彼は、しかしその才能に溺れて孤独となってしまった。
そうであるなら、音楽の才能を奪えば彼は普通の少年として暮らしていける。
そう確信して、死神は過去に戻り大鎌を振るう。
それが悲劇の始まりになるとも知らないで……。
文字数 101,304
最終更新日 2023.05.17
登録日 2023.04.28
第二話を更新中でしたが、なかなか更新がままならないため一旦非公開にし、こちらの物語自体を完結とすることにしました。
二話以降は書き進める予定ですので、今後更新できるタイミングで再開します。
【ストーリー】
パン屋でパートをしている40歳の森野佐奈子は、3歳年下の夫・透也(とうや)、保育園年長児の娘・初菜(はつな)と3人暮らし。会社員としてフルタイムで働いていたものの、仲間意識の強い同僚たちとの関係に疲れて、妊娠を機に退社。
今の最大の悩みは、娘の友人のママたちとの付き合い方。距離感。
イヤなら避ければよいのはわかっているが、その場の空気を悪くしないことを優先する佐奈子は、話しかけられるとノリよく返事してしまい、気づいたら会話に入ってしまっている。
当たり障りなさすぎて中身のない会話、単なる噂話に辟易する毎日を癒してくれるのは、在宅ワークの夫の手料理だ。
今日もまた人が恋しいらしいママに絡まれる。
短編集。
別の小説投稿サイトにアップしたものを修正、加筆し、タイトルを変更しました。
文字数 24,111
最終更新日 2023.05.17
登録日 2023.04.24
罹ると体が崩れていく原因不明の“崩壊病”。これが世に出現した時、世界は震撼した。しかしこの死亡率百パーセントの病には裏があった。
岬町に住む錦暮人《にしきくれと》は相棒の正人《まさと》と共に、崩壊病を発症させる化け物”星の使徒“の排除に向かっていた。
目標地点に到着し、星の使徒と対面した暮人達だったが、正人が星の使徒に狙われた一般人を庇って崩壊してしまう。
暮人はその光景を目の当たりにして、十年前のある日を思い出す。
夕暮れの小学校の教室、意識を失ってぐったりとしている少女。泣き叫ぶ自分。そこに佇む青白い人型の化け物……
あの時のあの選択が、今の状況を招いたのだ。
そうして呆然と立ち尽くす暮人の前に、十年前のあの時の少女が現れ物語が動き出す。
文字数 100,476
最終更新日 2023.05.15
登録日 2023.04.28