エッセイ・ノンフィクション 家族の死亡後の手続きとか小説一覧
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春、子供の中学入学、通信教育費、車の保険で一気に50万円もの出費がありました。かろうじて3桁あった貯金は一気に半分に減り、さらには夫が年明けに新車でファミリーワゴンを新車で買うと宣言。
「頭金50万円で、月々のローンが二万円の車なら買っても大丈夫だと思う。」
そう言った私に夫はすかさず突っ込みを入れました。
「いやいや、それじゃ中古車すら買えねーから!っていうか、他所の家は家を建てたり新車も買いまくってるのに、なんでうちはできねーの?他所の奥さんは皆んな看護師や大企業でフルタイムで働いてるのになー。」
「‥‥。」
ぐうの音も出ずに黙る私。
自分の実家の家族の為に仕事を辞めて一年‥。自分の給料を貯めておいた通帳は、前の車が壊れて乗れなくなった為新車を買ったり、娘の歯の矯正の為に使ってしまい、いまや数百円の残金しかない状態。
「また働きたい‥。」
そう思ってはいるけど、私の自由になれる時間は週に二、三日。しかも午前中だけ。
時々夫の休みの日を利用して短期のバイトをしながらも、パート探しを続けていると、週3日で午前中だけの掃除婦のパートを発見。すぐさま応募し働き始めました。
そんな私に対して夫は一言。
「とうとうお前も落ちぶれるところまで落ちぶれたな。っていうか、なんで普通に事務員とかにならないで、そんなニッチな所を攻めるかな。頭おかしいんじゃない?」
子供達も‥
「お母さん、仕事から帰ってきたらすぐにシャワー浴びてね。」
夫の実家は‥
「‥また何でそんな所に‥。もっと良いところがあるでしょうに。っていうか、息子の給与だけで生活できないなんておかしい。絶対にやりくりのどこかで無駄があるはずよ。」
‥っていうか、そもそも掃除婦ってそんなに世間から差別されるものなの?
私は皆んなが嫌がるトイレ掃除をする事は立派な仕事だと誇りを持って言えますが!
だから家族には馬鹿にされても、自分の親に親孝行をしたいし、限られた条件の中でやっと見つけたこの仕事を辞めるつもりはありません。
それに見栄っ張りで贅沢?だけど、新築の家を建てる事を諦めて私の実家に間借りして暮らす選択をしてくれた夫の為に、大きい新車を買う頭金を少しでも多く貯めておきたい。
そんな私‥一主婦が節約をしながらお金を貯めたり、夫婦喧嘩や親子喧嘩をしたりする日々を気ままにブログ風の日記にしてみました。
文字数 682,082
最終更新日 2023.02.01
登録日 2021.05.03
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